猫がトイレをしないときに砂をかく4つの理由
自分の排泄物が片付けられていない
猫がトイレをしていないのに、猫砂をかく時に考えられる理由の一つ目は、用を足してそのままになっている自分の排泄物が気になるということが考えられます。
猫はとってもきれい好きなので、排泄物がそのままになっているような汚いトイレでは落ち着かないのです。トイレの前を通りかかった時に自分の排泄物が砂に隠れていない、そんな現実が気に入らずに、わざわざトイレをしないのに猫砂をかくという行動につながるということですね。
トイレが汚くてトイレをしたくない
トイレをしないにもかかわらず猫砂をかいているというよりは、トイレをしようと思って砂をかいたが、トイレが汚かったのでトイレをしなかったということも考えられます。
前述したように、猫はとってもきれい好きな動物なので自分が排せつをするトイレが汚れているとトイレがしたくても我慢をしてしまいます。たとえ排泄物をすぐに片づけてもらっていたとしても、トイレの側面が汚れている、猫砂に汚れがついている、トイレの周りが汚れているなどの理由でもトイレを我慢してしまう神経質な猫ちゃんも存在しています。
猫のトイレは排泄物だけではなく、トイレの周りやトイレ本体もきれいにしておくようにしましょう。
猫砂が気に入らない
猫砂を変えた時にも、トイレをしないのに猫砂をかく行動がみられることもあります。
猫が猫砂をかくということは、トイレをしたいと思っている可能性が高いです。しかし猫は大変こだわりが強い動物でもありますので、今まで使っていた猫砂から急に変わったり、猫砂の量が少なかったりすると、トイレをせずに出てきてしまうことも珍しくはありません。
もしトイレの砂を変えるときは、急に変えるのではなくトイレを複数用意して、元々使っていた猫砂と新しい猫砂のトイレと選べるようにしてあげましょう。
最初は新しい猫砂を使わなかったとしても、そのうち気が向いたら使ってくれるようになるかもしれません。ぜひ、猫の気持ちによりそって急な環境変化を与えないように少しずつ猫砂を変えてあげるようにしましょう。
大切な物を隠すため
実際に砂をかけるのではなく、砂をかけるようなそぶりを見せるエアー砂かけをする場合は、自分の大切なものを隠そうとしていることが考えられます。特にみられるのが、ご飯が残っている状態のお皿や、お気に入りのおもちゃです。
これは猫の野性時代の名残だと考えられていて、実際に野良猫は自分の食べ残しを後で食べるために隠す行動がみられるようです。しかし猫は大変忘れっぽい動物のため、食べ残しをもしもの時のために砂かけをして隠しても、その事実を忘れてしまい結局、再度食べることはないんだとか。
猫がトイレをしないときに砂をかくときの対策
愛猫がトイレをしないのにもかかわらず猫砂をかいている時の多くの理由は、猫砂やトイレが気に入らないためトイレができないということが考えられます。
トイレが汚いからといっても、限界を迎えたらさすがにトイレをするんじゃないの?、と思うかもしれませんが、猫はトイレが気に入らなかったら意地でもトイレをしません。
そうなってしまったら、膀胱炎や尿路結石などの病気になるリスクが高まってしまうだけではなく、腎臓病のきっかけとなる可能性もあります。大切な愛猫にはいつまでも健康でいてほしいと思うならば、トイレは常にストレスのないものにしておきましょう。
- トイレを清潔に保つ
- 排泄物はすぐに処理をする
- トイレを変えるときは慎重に
- 猫砂にも気を使う
猫にストレスのない快適な生活を送ってもらうためにも、トイレをしないときに猫砂をかく仕草を見せたならトイレや猫砂をチェックするようにしましょう。
猫が砂かけをする理由は実はわかっていない
猫が自分の排泄物に砂かけをするのは、自分の居場所や行動を排泄物によって、天敵や他の猫達に知られないためと考えられています。しかし実際は、猫がなぜ排泄のあとに猫砂をかくのか?食べ残しに砂をかけて隠すようなしぐさをするのか?、詳しくはわかっていないのです。
もしかしたら猫にとって猫砂をかける行動は、私たちのしらない真実が隠れているのかもしれませんね。
とはいえ、猫が猫砂をかける行動はとても重要だということはわかっています。もし、愛猫が猫砂を意味もなくかいている場合は、「何か不満に思うようなことはないか?」辺りを見渡してみるようにしましょう。
まとめ
猫にとって砂かけ行動はトイレをする合図でもあり、排泄物を隠すためにも重要なことなのです。そんな砂かけ行動をしているにもかかわらず、猫がトイレをしていないときは何かしら不満があるサインです。
その小さなサインを見逃さず、愛猫のために何か思い当たることはないか考えるようにしましょう。