猫が遠吠えのような鳴き方をする4つの理由と対策

猫が遠吠えのような鳴き方をする4つの理由と対策

猫が遠吠えをする不思議な姿を見ることがあります。猫が遠吠えをするときはどのような気持ちなのでしょうか?また、あまりにもひどい遠吠えをやめさせる方法はあるのでしょうか?今回は、猫と暮らしていればきっと見かけたことのある猫の遠吠えについて考えてみましょう!

猫が遠吠えをする時の気持ち

鳴いている猫
  • 発情期で猫が遠吠えする
  • 他の猫と遠吠えで会話をしている
  • 構って欲しいので遠吠えをする
  • 病気の為遠吠えをする

恋人を求めている

猫が「アオ~ン」と遠吠えをする時は、恋人を読んでいる気持ちや、自分の居場所を相手に示している時に見せる鳴き声だということができます。つまり遠吠えは発情期の鳴き声ということです。

野良猫でも、近所中に響くような遠吠えをあげている猫の鳴き声を耳にするかと思いますが、あれはメスがオスを呼ぶために鳴いている。またはオスがメスに返事をするためにあのような遠吠えをするのです。

猫の遠吠えはお互いに発情期だからこそ、聞くことができる鳴き声だということもできますね。

隣の仲間に返事をしている

猫が遠吠えをしている時、集合住宅などで飼われている猫によくみられるのが、何もない天井や壁に向かって遠吠えをする姿です。

何もない天井や壁に向かって一生懸命愛猫が遠吠えをする姿に「まさか幽霊に威嚇をしているの?」と思ってしまうかもしれませんが、実は幽霊に向かって遠吠えをしているのではなく、人間には聞こえないような隣の部屋や上階の部屋にいる猫の鳴き声に返事をするために遠吠えをしているという場合もあります。

猫は人間の10倍近くの聴力を持っていると言われていますので、人間には決して聞こえないような猫の鳴き声でも聞くことができます。

場合によっては、数キロ先の猫の鳴き声や遠吠えにも反応するといいますので、何もない天井や壁に向かって一生懸命遠吠えをしている場合は、もしかしたら遠吠えをしながら一生懸命会話をしているのかもしれませんね。

寂しい

猫は飼い主様にかまってほしい場合や、どうしても寂しい気持ちになった時、遠吠えをする傾向にあります。遠吠えをすることで飼い主様に以前かまってもらった記憶があるため、かまってほしい、こっちを見てほしいという一心で遠吠えをするのかもしれません。

特に飼い主様が寝静まった後の夜中に遠吠えをする場合は、「みんな寝てしまって寂しい」と思っているのかもしれませんね。ぜひ、愛猫に寂しい思いをさせないためにも、遠吠えをあまりにも愛猫が頻繁に行うようならば注意をしてあげるようにしましょう。

病気

猫は病気になると遠吠えをする傾向にあります。通常猫は13歳前後でシニア猫と言われるようになります。シニア猫と呼ばれる高齢猫となると、どうしても病気をしてしまいがちで、遠吠えを伴う病気もしてしまうことになります。主に遠吠えを伴う病気としては次のようなものがあげられます。

  • 甲状腺機能亢進症
  • 脳腫瘍
  • 高血圧
  • 認知症

特に認知症はシニア猫に多く、部屋の中を徘徊しながら昼夜関係なく遠吠えをしてしまいます。遠吠えをする愛猫の様子がおかしいと感じるようならば、病気を疑って一度獣医師に相談するようにしましょう。

猫と犬の遠吠えの違い

鳴いている2匹の猫

猫が遠吠えをする理由

猫は、何かの不満があるときなどに飼い主にそのことを伝えるために遠吠えをしたり、発情期に恋人を見つけるために遠吠えをします。犬とは遠吠えの意味が違いますが、猫は遠吠えをするということができますね。

犬が遠吠えをする理由

猫の遠吠えと犬の遠吠えは少々意味合いが違ってきます。犬の遠吠えは「ほかの犬とのコミュニケーションツール」として使われることが多いです。

というのも、犬の祖先であるオオカミは何かの危険が迫っている時やトラブルが発生したときに、遠くの仲間にそのことを知らせるために遠吠えをしていました。

その名残で、現在を生きる犬も周囲の犬が遠吠えをするとつられて一緒に遠吠えをするのです。いわゆる本能とも言えますね。

猫が遠吠えをするのを止めさせる対策

縄の上で鳴いている猫

猫があまりにも頻繁に遠吠えをする、夜中の寝ている時に遠吠えをして眠れない、そのような場合遠吠えを止めさせる対策がいくつかあります。効果があるかは、その猫によって違いますが遠吠えにお困りの方は一度試してみてはいかがでしょうか?

避妊、去勢手術を行う

発情期によって鳴いている場合は、避妊、去勢手術を行うことで遠吠えを止めさせることができます。猫の遠吠えの原因の多くは、発情期による遠吠えです。

そのため避妊手術を行うことで遠吠えをやめさせることができますので、まだ行っていないという方で、繁殖をさせる予定がないという方は、一度検討してみましょう。

不満を改善する

猫が遠吠えをするのは寂しい、かまってほしいという気持ちからそのような行動をとるのです。そのため、愛猫が寂しい思いをしないように起きている時はたくさんかまってあげたり、一緒に遊んであげることで、不満を改善し遠吠えを止めさせることができるかもしれません。

さらに遠吠えをする理由として、トイレや餌場、水飲み場が汚い、お腹が空いた、新鮮な水が欲しい、などといった理由で遠吠えをする場合もありますので、愛猫が遠吠えをしだしたら何か不満になるようなことがないか?しっかりと確認をするようにしましょう。

遠吠えしても無視をする

猫の中には遠吠えをすれば飼い主がかまってくれると思って遠吠えをしている猫もいます。そのような猫に対しての対策は、遠吠えをしていても無視をするというのが有効です。

猫からすればいつもは遠吠えをすればかまってくれていた飼い主が、まったくかまってくれないことに困惑しますし、遠吠えをしてもかまってくれないと分かれば止めてくれるかもしれません。

ほかの対策を行っても遠吠えが治らないときは、無視をしてみてもいいでしょう。

まとめ

大きく口を開けている猫

猫の遠吠えは意外とうるさいため、飼い主も困ってしまいますよね。

しかし遠吠えには病気のサインや不満からくるストレスサインが隠れていることもあります。

たかが、遠吠えと甘くみることなく、遠吠えをしていたら、何か異変がないか少し気にかけてあげるようにしましょう。

投稿者

30代 女性 かな

猫ちゃんの遠吠えは、すごく声が大きいので気になりますね。
私が飼っている猫ちゃんは、去勢手術をする前には、ギャオギャオとすごく激しい遠吠えといいますか、叫び声のような声を出していました。しかし、去勢手術をしてからは遠吠えをしなくなりまして、助かりました。
よく、知らない猫ちゃんたちが集まってきて困りました。猫ちゃん同士は、引き合うものがあるのでしょうね。
ワンちゃんと違って、猫ちゃんの場合は力試しやテリトリーの奪い合いなど意味があるのでしょう。
投稿者

30代 女性 はなこ

うちの猫ちゃんが、昔発情期に遠吠えをしていました。
まだ、お嫁さんを迎える前だったので、大声で変な声で鳴いていました。
遠吠えは、わんちゃんがするもんだと思っていたので、猫ちゃんが遠吠えをしたときには、驚きました。外猫ちゃんの遠吠えが聞こえるとうちの猫ちゃんも、答えるように鳴いていました。お嫁さんを迎えてからも何度か発情期に鳴いていましたが、声が小さくなり、私たちも楽になりました。高齢になったいまは、発情期に遠吠えをすることはなくなりました。

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