オス猫が男性にだけ攻撃する理由
「なぜか主人にだけ猫が当たり強い」とか、「彼氏に対して愛猫が攻撃をするので困っている」等のお悩みは意外と多く、そう言われてみると我が家の末っ子猫も懐いているのは私と子供たちだけで、主人には一切近寄りません。
理由を調べてみた所、このようなケースの場合、”オス猫は男性が苦手だ”というよりも、自分をよく世話してくれている飼い主さんとは、違う性別の人に対し苦手意識を持っていることが原因だとされています。
また、男性の低い声が苦手な猫ちゃんもいるそうなので、そのようなことから男性に対し恐怖心を持つ子も多くいるのかもしれません。
保護猫等で小さい頃から人と生活してきた猫が、人に攻撃する場合、嫌い・苦手等が理由ではなく、社会経験が不十分、欲求不満等の理由からくる行動だと言われています。
そのほか恐怖によるものや、テリトリーを守る為等の理由から来る攻撃行動も見られることがありますが、恐怖を感じている時は耳を後ろに大きく倒すのが一般的です。
また、テリトリーを守る為の場合は唸りながらしっぽをたたきつける等、威嚇行動が一緒に見られる場合もありますので、猫の様子を伺いながら、攻撃の理由を確かめることが大切だと言えます。
オス猫が男性に攻撃をする場合の対策
オス猫が男性に攻撃をしてしまう場合、すぐに改善させようとするのはとても難しいと言われていますが、まずは猫が攻撃を出来ない環境づくりをすることが必要です。
別部屋に閉じ込めてしまうのは、猫が「この人(苦手な人)が居るとひとりにされる」等嫌な感情を抱いてしまう場合が多く、逆効果です。この場合最も効果的だと言われているのは、ケージ越しに慣れさせること。
猫が唸る相手に、ケージ越しで猫におやつをあたえてもらう、猫じゃらし等のオモチャで遊んでもらう等、”猫に安心できる人だと言うことを知ってもらう”為に工夫をすることが必要です。
苦手な人と同じ空間で過ごしながら、時間をかけ徐々に鳴らしていくことが大切です。繰り返し行い、ケージ越しの対面に慣れてきたら、猫のケージを開けっぱなしにして過ごすようにします。
その時、猫を無理やりケージから出してしまうと、また猫に恐怖心を与えてしまう原因になってしまいますので、猫が自らケージを行き来し、ケージ内に居れば安全だと覚えさせます。
そうすることで、猫がケージ外に出てきて「やっぱり怖い!」と感じた時には、すぐに自分でケージに戻り落ち着きを取り戻すことが出来ますので、パニックに陥り、更には暴れて攻撃をする、という最悪なケースを防ぐことも出来ます。
まとめ
今回は意外と多い”オス猫は男性が苦手なのか”という点について調べてみました。
結果的にはオス猫=男性が苦手というよりも、”飼い主さんとは違う性別だから”という理由が多いそうですが、男性の低い声が怖いという猫ちゃんも少なくは無いそうです。
いきなり慣れさせるのでは無く、徐々に安全な人だと知ってもらうことで猫に懐いてもらうことが可能なので、時間をかけてゆっくりと信頼関係を築くことが大切だと言えます。