猫飼いあるある?飼い主が食事を始めると必ず猫がうんちをする件

猫飼いあるある?飼い主が食事を始めると必ず猫がうんちをする件

「ウチの猫、私がごはんを食べ始めると、必ずうんちしてるような気がする…」そう語る飼い主さんは多いものです。偶然にしてはあまりにも絶妙すぎるタイミング、そこにはどんな猫サイドの事情が秘められているのでしょうか。飼い主の食事時をあえてトイレタイムに選ぶ猫の気持ちに迫ります。

飼い主の食事時に猫がうんちする理由

排泄する猫

家族で団欒の食事時、ふと視界の横を横切っていく猫。しばらくの沈黙の後、ざくざくと砂を掻く音、ほどなくテンション高めに飛び出していく猫。そして漂ってくるアノ臭い…。猫と暮らす毎日の中で、そんな経験はありませんか?

猫の空間とダイニングが完全に隔絶されている宅環境の場合は、さほど大きな問題でもないかもしれません。しかし、限られた空間を猫と共有しているケースでは、猫のトイレだって人間の居住空間の一角、臭いの共有もやむなし、という状況が起こります。

いったん箸を置き、猫様の後始末をつとめながら「どうして食事時に限って…」と、そんな経験のある飼い主さんは意外と少なくないようです。となればやはり、この行動は猫なりに理由があって起こしているわけです。猫が人間の食事時に合わせてうんちする理由を解説します。

猫のタイミング的にちょうどイイ♪

トイレで寛ぐ猫

猫のごはんを人間の食事の少し前にあげていませんか?起床(あるいは帰宅)して、まず猫にごはんをあげてから夕食の支度にとりかかって食事に至る場合、人間の食事はちょうど猫が便意をもよおすタイミングと重なりがちです。

飼い主の起床や帰宅でテンションが高まり、遊んだり走り回ったりと活動した直後なら、なおさら、腸も活発化していることでしょう。

ごはんじゃなくて私を見て!

寝転がる猫

猫にとって人間の食事時は、自分以外の家族がみんな、確実に自分以外のもの(食卓)に集中している時間です。相手がパソコンや新聞なら前に割り込んでゴロンとアピールもできますが、相手が食卓ではなかなかそうもいきません。

「今、どうしても構って欲しいのに!」「こんなにかわいい私を見てなくていいの!?」そんな気持ちが高まってしまった時、抗議行動の一つとしてうんちする猫もいるようです。

猫の排泄の直後、こまめに片づけるのはとても衛生的なことです。しかしこの場合、猫はそれを都合よく、「うんちすれば飼い主はこっち来てくれる!」と解釈しているのかもしれません。

誰にも絶対に邪魔されずにうんちしたい!

トイレに入っていく猫

日頃どんなに家族が大好きでも、トイレの時ばかりは独りでいたいと思う猫は多いものです。本来、動物にとって排泄中は睡眠中と並んで無防備になってしまうタイミング。本能的に「見られたくない」という意識が働き、見られすぎると便秘になってしまう猫もいるほど。

家族がみんな1ヶ所に集まって留まり、しばらく動かない。そんな食事時は独りで踏ん張りたい猫にとっては絶好のリラックスタイムです。ここぞとばかりにトイレに向かってしまうのも、自然の節理と言えるでしょう。

対処法

猫を見つめる女性

愛猫はもちろん可愛いですし。愛猫のうんちだって健康状態を知るためにはまじまじと見つめたい。飼い主としてそうは思っていても、さすがに毎回食事の途中にうんちとご対面するのを有難いとは言いがたいものがありますよね。

どうしてもこのルーティンを覆したい、そんな場合は試しに、猫のごはんタイムを少しずらしてみるのはいかがでしょうか。また、トイレの位置をうんちされても気にならないような場所にしたり、消臭効果の高い猫砂やシステムトイレを採択するのも良いかもしれません。

臭い対策をとった上で、食事中に猫がうんちしてもすぐには対処しない姿勢を貫きます。これで、飼い主さんの気を引きたい甘えん坊な猫に「うんちで解決しない場面もある」というのを伝えたいところですが、こればかりは猫の性格にもよります。成功をお祈りします。

まとめ

トイレットペーパーに包まった猫

猫が飼い主の食事時に限ってうんちするのは、決して嫌がらせというわけではありません。ごく自然な流れでそうなってしまうだけなのです。猫が自分のペースで、のびのびとうんちするのは大切な事ですから、物理的に妨げたり、叱ったりはしないであげてくださいね。

猫も人間も、快食快便は元気の源です。猫と飼い主、お互いのために上手に折り合いをつけていきましょう!

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