美術館のイメージキャラクターは夢二の描いた黒猫そっくりのお庭番猫
岡山県岡山市にある夢二郷土美術館で「お庭番」として勤務する黒猫の黒の助が、今月21日付で課長職に当たる「お庭番頭」に昇進しました。
黒の助は2016年12月24日にお庭番に任命されて以来、同美術館に来館する人々のおもてなしに努めてきましたが、「これからはもっと多くの人々に愛されて欲しい」とスタッフの期待を集めています。
昇進式では、小嶋光信館長より辞令と役職名の書かれたメダルが黒の助に渡されました。
黒の助がこの美術館に就職することになったのは5年前。
竹久夢二の命日の数日前に、車道近くで車に轢かれそうになっているところを美術館スタッフに拾われたのがきっかけでした。
竹久夢二の描いた黒猫にそっくりな黒の助は、夢二の息子「虹之助(こうのすけ)」の名前にちなんで名づけられたそうです。
今や美術館のマスコットキャラクターとしてすっかり定着
2017年には岡山出身のデザイナー水戸岡鋭治氏のデザインにより夢二の描いた黒猫と黒の助をイメージしたマスコットキャラクターが生まれました。
また、2018年には水戸岡氏が手掛けた「黒の助バス」の運行も開始されます。
ちなみに、今回の昇進後最初のお仕事はクリスマスデコレーションが施された黒の助バスの地元園児へのお披露目だったそうです。
まさに黒の助の天職ともいえる「お庭番頭」のお仕事。今後も末永く頑張ってほしいですね。