「2匹目の猫」をお迎えした飼い主さんの体験談

 

この度、ねこちゃんホンポの読者さんから「2匹目の猫をお迎えした時の体験談」を投稿して頂きました!

ご自宅に2匹目を迎え入れた当時の苦労話や決断された理由、猫ちゃんの現在の様子について伺いました。

新入り猫と先住猫がどうやって仲良くなったのか?2匹目の猫ちゃんを迎え入れて何か変わったことがあったか?など、多頭飼いを検討されている方や新しく猫を家族として迎え入れたいと考えられている方にとって参考となる体験談ばかりです。

中には読むだけで思わず「ニッコリ笑顔」になってしまう微笑ましいストーリーやツラい過去を乗り越えて「幸せそうな日々」を手に入れた感動エピソードもございます。ぜひ最後までご覧ください♪

1人目の投稿者:たまみんさん(30代・女性)

アメショーを家族に迎えた約3ヶ月後、TVやSNSで多頭飼いオーナーさんとその猫ちゃんたちをよく目にし、自然と意識するようになりました。

かつて実家でずっと犬の多頭飼いをしており、同じように「この子に遊び相手がいれば」などと考えるようになったのが始まりです。

ネットや本で調べると「猫は単独行動の生き物」とあり、先住猫がストレスのない快適な生活を送る環境を整えるべきかと、悩むことも増えました。

先住猫が生後半年を迎えた頃、動物病院で多頭飼いについて相談し「多頭飼いをしているオーナーさんは多い。対策は必要だが、仲良くなれるかもしれない。」と言っていただきました。先住猫は元気で人見知りもなく好奇心旺盛な性格です。

また、ネットで「アメショーは他のペットと一緒に飼うことも可能。多頭飼いに適している。」と読み、「新入り猫ちゃん」のお迎えを決意しました。

「新入り猫ちゃん」は、保護された生後2ヶ月ほどの茶トラの男の子でした。保護した方によると「とても人懐っこく甘えん坊で、ずっとゴロゴロ言っている」とのこと。お見合いをし、いろいろありましたがその場でお迎えを決意しました。

始めは隔離での生活でしたが、先住猫も特に警戒なく普段どおりの生活を送っていました。
新入り猫ちゃんが我が家に慣れてきた頃、ケージ越しに対面させましたが、お互い興味を示していました。

まずはケージ越しの近い距離でご飯を与えたり、姿が見える時間を増やしました。

それらの段階を踏んだ後、短時間から対面を果たしましたが、始めは先住猫が威嚇してしまいました。
新入り猫ちゃんはマイペースで全く気にしていない様子でした。

その様子に先住猫も自ら新入り猫ちゃんのストーカーとなり、3日目くらいには一緒に遊ぶようになりました。

そんな2匹の関係も今年で7年目ですが、とても仲良く毎日のように一緒に寝ています。
行動もシンクロしたり、まるで双子のようです。

悩むことが多かったですが私の場合は「案ずるより産むが易し」で、結果オーライだったと思っています。

もちろん猫にも相性がありますが、今となっては4匹に増えた猫たちもケンカすることなく上手くコミュニケーションを取りながら生活できているのではないかな…と思います。

 

2人目の投稿者:たけのこ@猫主夫さん(30代・男性)

我が家には保護猫として迎え入れた猫ちゃんがいます。

名前は“トモ”くん。元気いっぱいだけど、甘えん坊な一面もある男の子です。

実はトモくんは我が家で2代目にあたる猫ちゃん。先代猫モモは慢性腎臓病によって20歳で虹の端へ旅立ちました。当時の私は、ペットロスになり意気消沈していました。

かかりつけ動物病院に挨拶に行ったとき、猫との暮らしを忘れられない私は「また猫を飼いたい」と獣医師の先生に呟くほど落ち込んでいました。

その数日後、動物病院から「紹介したい保護猫ちゃんがいる。」と連絡が来ました。

モモが亡くなってまだ日が浅いということもあり、内心複雑な気持ちでしたが、気を遣っていただいたこともあり、とりあえず会いに向かいました。

そこにいたのが“トモ”くんです。

生まれて2ヶ月の子猫だった“トモ”くんは、出会ったばかりの私に興味を持ち、とことこ近づいてきました。

あまりの可愛らしい姿に先代猫モモの子猫時代を思い出した私は、これも縁だと感じて“トモ”くんを迎え入れることを決意しました。

”トモ”くんは元気いっぱいでイタズラも大好き。毎日がドタバタ過ぎて、ペットロスで落ち込んでいる暇がありません。

そんな日々を過ごしているうちに、いつしかモモが旅立った事実にも正面から向き合い、立ち直れるようになりました。

そんな“トモ”くんも、もうじき1歳を迎えます。
これからも大事な家族として、“トモ”くんと暮らしていきます。

3人目の投稿者:M.Sさん(40代・男性)

今から2年前先代の愛犬が亡くなり、一人ぼっちになった猫(ちゃめ)。
遊び相手がいなくなって寂しそうにしていました。

新しい猫を迎え入れた理由は、この「ちゃめ」を元気づけたいという気持ちからでした。そこで、たまたま街で見かけたのが「猫の譲渡会」。

恐る恐る子供と一緒に会場に入ってみると、入口にいたのがこの子「てん」でした。おてんばで、元気で、とっても甘えん坊な女の子でした。我が家では次に猫を迎え入れるならば、こうした身寄りのない猫を飼おうと決めていました。

譲渡会を見つけたら参加するというのは、常日頃心に決めていたことだったと言えます。それに寂しがっている「ちゃめ」とも仲良くしてくれるだろうと思って、迎え入れることにしました。

また、我が家では「犬」「猫」のペアで15年近くペットと一緒に暮らしてきましたが、実は「猫」「猫」という2キャッツパターンは初めてでした。

どんな風に仲良くなってくれるのか、ワクワクしながら迎え入れました。2週間の期間限定のお試しで我が家に来たときは、先代の「ちゃめ」とは一触即発の雰囲気でした。

でもそこから時間をかけて二匹の距離が少しずつ縮まり、本当の姉妹のような仲良しペアになっていきました。猫独特の一人になりたいモードをお互いに尊重しつつ、でもどちらかがいなくなると探してしまう不思議な関係です。

あれからもう2年。小競り合いのような喧嘩をしているかと思えば、突然毛づくろいをし合って仲良く遊んだりといつも楽しそうにしています。

「ちゃめ」と「てん」は私たちにとって大切な家族です。彼女たちと一緒にこれからも楽しく暮らしていければ、とても幸せだと思っています。

 

4人目の投稿者:HARUさん(50代・女性)

我が家の白猫ハクが10歳を迎えるにあたり、シニアの私とシニアの猫という暮らしで刺激がなくなってきたなと感じはじめ「そうだ!黒猫を迎え入れよう」と思い立ちました。

ハクはブリーダーさんから譲り受けた猫でしたので、今回は保護猫を探してみると、これが想像以上に高いハードルがありました。

まず、私の年齢的にダメ、働いていて長い時間不在になることがダメと、最初から門前払いをされてしまいました。二度三度と応募して断られると、やはりブリーダーさんを頼るしかないのかと考えるようになりました。

しかし、何気なくネットを検索して、とてもかわいい黒猫を見つけ、これが最後のつもりと、こちらの細かい状況なども書き込んで応募してみると、「どうぞ、見学にいらしてください」の返事が来て、私はすぐに半日かけて、黒子猫に合いに行きました。たくさんの保護猫の中に、ちんまりといるその子は、可愛らしくて一目で気に入りました。

小さなゲージも用意して、週末にはやってきたその子と穏やかな日を夢見ていたのですが、現実はもう、嵐のような毎日になりました。

まず、先住猫がまったく黒子猫を受け入れられませんでした。この10年、猫というより私の一人息子のような扱いになっていた彼は、新しくやってきた子猫を弟として認めることはできませんでした。先住猫は体調を崩し、嘔吐、下痢、食欲不振が続き、さらに子猫がもっていた猫風邪までもらってしまい、病院に駆け込むことになりました。

先生からは「猫は縄張り意識の強い生き物です。自分のテリトリーを荒らすものはなかなか許すことができないでしょう。

まずは、先住猫ちゃんを優先して、彼の居住部分に子猫ちゃんを入れないようにしてください。もちろん、餌を食べる場所もトイレも別にしてください」とアドバイスをもらい、ゲージも徹底的に掃除をして、子猫が入らないように注意しました。

子猫の方は、すぐに我が家に慣れて、暴れまわっております。

二匹目を迎える場合、先住猫ちゃんがストレスを感じることは、よくあることだそうです。それに慌てて、せっかく引き取った二匹目ちゃんを返すご家族も多いらしいです。

だけど、それは家族として迎えたなら、ちょっとした工夫で、乗り越えられます。我が家のニャンズも相変わらず、仲良く喧嘩しておりますが、先住猫の体調は安定してきているので、これからも見守っていこうと思っています。