保護猫と一緒でないと暮らせないアパート「Necotto」

保護猫共生賃貸アパート「Necotto」のオーナーである三原さん夫婦はともに猫好きで、結婚した縁も猫がとりもった。もちろん、それぞれが猫の飼育経験もあり、現在も「Necotto」の1室で猫8匹と暮らしている。

平成27年の春、住んでいた住宅の老朽化とローン審査に通る年齢を考慮した三原さんは、建て替えを機にアパート経営に乗り出すことにした。そして、家賃収入によるセミリタイアを目指すと同時に、保護猫活動にもっと積極的に関わっていくことを決意したのである。そこで考えついたのが、保護猫と一緒に暮らすことを条件に課した賃貸住宅の経営である。保護猫と一緒に暮らすことで、殺処分から猫を救うことができるのである。

とはいえ、アパートの建設は難航し、業者が決定したのは半年後の平成28年1月であった。この年の4月には熊本地震が起き、その影響もあって完成は平成30年7月と大幅に遅れた。この間、融資面で業者と銀行とのやりとりなど苦労もあったが、「猫と人とが快適に暮らせる賃貸住宅を」という信念を胸に夢を実現させたのである。

そうした苦労の末完成したアパートには、猫と一緒に暮らす工夫が随所に施されている。ドアは二重扉のうえ、窓には脱走防止の柵も設置されている。部屋にはキャットタワーやキャットウォークが据え付けられ、洗面所には猫用トイレのスペースも確保されている。さらに消臭対策やひっかき傷に強い壁紙を使うなどの工夫も施されている。「Necotto」の設計を担当した建築士は猫好きだったこともあり、オーナーのこだわりが叶ったのだ。

現在は、6部屋が満室という「Necotto」。猫と人とが快適に暮らせる空間で、人間も猫も仲良く楽しくそして幸せな時間を過ごしていることだろう。

■Necotto公式サイト
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