きょうも、お猫さまはいとをかし。【第6話】「猫愛の深さ」

きょうも、お猫さまはいとをかし。【第6話】「猫愛の深さ」

元保護猫、茶トラのお嬢「ひなた」。その悠々自適で不思議な暮らしを、彼女を取り巻く下僕目線でお届けします。今回は、お嬢が何故か辛く当たってしまう方々とのお話。その理由とは…?

きょうも、お猫様はいとをかし。第6話

お嬢は非常に我儘であらせられる反面、あくまでも「怪我をさせない」よう爪を立てず、甘噛みのみで制裁を加えられます。

しかし、何故かある「特定の人達」に対しては、特に何をされたわけでもなく、名前を呼ばれたり近づかれたりするだけで血をみるほどの制裁を加えられることがあるのです。

「相性かなぁ」「苦手なのかなぁ」くらいに思っていたのですが…以前、専属下僕が謝り倒すほどの暴力をお嬢から受けた知人A氏はこう言いました。

「大丈夫…フフッ…痛くないよ…。これもお嬢の愛だ。だって下僕(私)はしてもらえないでしょう…?」

こちらの血の気が引くほどのこの反応を見せられた時、気づいたのです。

「あぁ…。愛が重すぎるのだ…。」と…。

きょうも、お猫さまはいとおかし。の他の話を見る

作者:のの

■Instagram:https://www.instagram.com/onekosama_itowokashi/
■Twitter:https://twitter.com/nono_itowokashi

スポンサーリンク