ドイツ語で猫は?
ドイツ語で猫はKatze(カッツェ)と呼ばれており、これはオス猫とメス猫の両方に使われます。
- オス猫:Kater(カーター)
- メス猫:Katze(カッツェ)
- 子猫:Katchen(ケッツヒェン)
- 白猫:Weiße Katze(ヴァイスカッツェ)
- 黒猫:Schwarze Katze(シュヴァルツカッツェ)
- 猫ちゃん:miez(ミーツ)
ですが、ドイツ語で言葉の違いをはっきりと表す場合は、オス猫をKater(カーター)、メス猫をKatze(カッツェ)と言います。このほか、子猫はKatchen(ケッツヒェン)と言われており、白猫はWeiße Katze(ヴァイスカッツェ)、黒猫はSchwarze Katze(シュヴァルツカッツェ)と呼ばれます。ドイツ語ならではの上品さがありますね。
また、ドイツ語で猫の複数形となるmiez(ミーツ)は「猫ちゃん」を意味しており、猫に呼びかけるときに「miez…miez」と繰り返し使用されているようです。
猫に関するドイツ語
ここで猫に関するドイツ語を含めた、猫をあらわす各国の単語や猫の鳴き声などの雑学をご紹介していきます。是非ご参考にしてみてくださいね。
猫の鳴き声
日本語で猫の鳴き声は「にゃー」と言うのが一般的ですが、ドイツ語の場合は「miau(ミアォ)」と言うのが、猫の鳴き声の代表的なものとされています。ここで、更に詳しいドイツ語を含めた猫の鳴き声をあらわす単語を見ていきましょう。
- ドイツ語:miau(ミアォ)
- 英語:meow(ミャウ)
- フランス語:miaou(ミャウ)
- スペイン語:miau(ミャウ)
- イタリア語:miao(ミャーオ)
- 中国語:miao(ミャオ)
日本語と同じように、世界でも猫の鳴き声は「mの音」から始まっているのが共通点と言えるほか、猫の鳴き声は「miau(ミアォ)、miau(ミアォ)」と繰り返し表現されることの方が多いようです。これは、猫の特徴を世界でも同じように捉えていると言えますね。
猫をあらわす各国の単語
- ポルトガル語:gatao(ガト)
- 英語:cat(キャット)
- フランス語:chat(シャ)
- ドイツ語:Katze (カッツェ)
- スウェーデン語:katt(カット)
- オランダ語:kat(カットゥ)
- フィンランド語:kissa(キッサ)
- マレーシア語kucing(クチン)
- ラテン語:feles(フェーレース)
- イタリア語:gatto(ガット)
- スペイン語:gato(ガート)
- タイ語:maew(メーァウ)
- 中国語:mao(マオ)
- サンスクリット語:marjara(マルジャーラハ/オス猫/マルジャーリ/メス)
猫に関するドイツ語のことわざ
世界でも猫に関することわざがあるんですね。ここでは、猫に関するドイツ語のことわざについてご紹介していきます。是非ご参考にしてみてくださいね。
Wie die katze um den heiben brei herumgehen.(猫が熱い粥の周りをぐるぐる歩く)
猫が熱い粥の周りをぐるぐる歩く、を意味するため、なかなか決断しないときや核心に触れないときに使われる猫に関するドイツ語のことわざです。
Die katze im sack kaufen(袋の中の猫を購入する)
袋の中の猫を購入するというドイツ語のことわざですが、その意味は「中身を確認しないで物を買う」という意味のときに使われるようです。
Reist eine katze fort/nach Frankreich. So kommt ein mausefanger wieder heim. (物事の本質は変わらない)
猫がフランス旅行に行っても、元の猫のままで帰ってくるを意味するため、物事の本質は変わらないときに使われる猫に関するドイツ語のことわざです。
Wie Hund u. katze zusammenleben.(犬と猫が一緒に暮らしている)
「犬と猫が一緒に暮らしている」を意味しますが、これは日本で言う「犬猿の仲」と同じ意味のようで、「犬と猫がケンカしながら暮らしている様子」をドイツでは、「犬と猫の関係=非常に仲が悪い」に繋がるようですね。
ドイツ語で使える猫の名前
ドイツ語の響きは上品でどこか格好いい感じがしますね。また、ドイツ語の単語には猫の名前で使えそうな言葉が多く存在するので、名前選びに迷ったときはドイツ語で使える猫の名前をご参考にしてみてくださいね。
ドイツ語で使える猫の名前(男の子向け)
男の子向けの格好いい響きのドイツ語で使える猫の名前を多く集めてみたのでご覧くださいね。
- ゾンネ=太陽
- マルス=火星
- メテオール=流星
- ヒンメル=空
- ルフト=空気
- ヴェント=風
- ブリッツ=稲妻
- ベルク=山
- ヒューゲル=丘
- フォルスト=森林
- バルト=森
- バウム=木
- ブラット=葉
- ゴルト=金
- マルモア=大理石
- ラッヘン=笑顔
- ジェニー=天才
- クルーク=賢い
- ライン=純粋
- ミルト=温厚
- フリーデン=平和
- マッセル=幸運
- ゼーレ=魂
- レーベン=命
- リヒト=光
- シュトルツ=誇り
- ムート=勇気
- ダンク=感謝
- トレラント=寛大
- トロイ=誠実
- シュレム=いたずら
- アムレット=お守り
- ヘルト=英雄
- ヘルシャー=君主
- リッター=騎士
- アーデル=貴族
- ライゼンデ=旅人
- ガイスト=精霊
- オラーケル=神託
- オルドヌンク=秩序
- フライハイト=自由
- エアフォルク=成功
- グランツ=栄光
- ヴァール=選択
ドイツ語で使える猫の名前(女の子向け)
続けて、女の子向けのかわいくて上品な響きのドイツ語で使える、猫の名前を多く集めてみたのでご覧くださいね。
- エールデ=地球
- モーント=月
- シュネー=雪
- メーア=海
- パルメ=ヤシ
- ヴィーゼ=草原
- グラース=草
- プリーメル=桜草
- ブルーメ=草花
- ブリューテ=樹木の花
- ローゼ=バラ
- ノイ=新しい
- イーリス=アヤメ
- カメーリエ=ツバキ
- ペルレ=真珠
- リーベ=愛
- ヘルディン=ヒロイン
- フェー=妖精
- ビーネ=ミツバチ
- ファミリエ=家族
- チューア=扉
- マドンナ=聖母
- エーデル=高貴
- リーベン=愛する
- シルト=盾
- ハルモニー=調和
- ヒルフェ=救済
- シュティレ=静寂
- エーレ=名誉
- ヒュプシュ=かわいい
- ヴァイゼ=賢い
- エレガント=優雅
ドイツでは黒猫は幸せのシンボル
ドイツでは黒猫が幸せのシンボルとされており、結婚祝いで「黒猫を贈ると新婦が幸せになる」と言われているんですね。また、有名なドイツの黒猫のワイン「ツェラー・シュヴァルツ・カッツ」の逸話をご存じでしょうか?
日本で最も有名なドイツのワインですが、実はラベルがかわいい黒猫になった逸話が残されているんです。是非ご覧くださいね。
ツェル村の黒猫のワイン伝説
現在から遡ること140年前、3人のワイン商人たちが極上のワインを買うために、ツェル村を訪れました。ワイン商人の彼等はツェル村の酒蔵を一軒一軒訪ねては、ワインを試飲していましたが「極上のワイン樽」を決めかねていたところ…。
1匹の黒猫が並べた3つの樽のうちの1つに飛び乗ったのです。
この黒猫は飛び乗ったワイン樽の上で毛を逆立てて、ワイン樽を守るように商人たちを威嚇しました。これを見た商人は、「黒猫がここまで守るワインは、きっと美味しいに違いないだろう!」と迷うことなく、黒猫が乗ったワイン樽を購入しました。
後に、黒猫が守ろうとしたワインの樽はツェル村でも有名な銘醸畑「Petersborn」と、「Kabertchen」からのもので、「極上のワイン」であったことが広がり、この畑のブドウで造られたワインは、「黒猫のワイン」として親しまれ、今なお愛されて続けています。
まとめ
いかがでしたか?今回はドイツ語の気になる「ことわざや雑学」についてご紹介しましたが、猫に対する印象など日本と共通する部分もいくつかありましたね。
また、日本人にとってドイツ語はなじみが薄い印象がありますが、実は「アレルギー、エネルギー、バームクーヘン、グミ、アルバイト」なども、ドイツ語であると言われています。
身近な単語が実はドイツ語であったということに、驚いてしまうこともありますが、ドイツ語の響きはとても綺麗なものが多いので、猫の名前に悩んだときはドイツ語の単語から選んでみる!というのもおすすめです。