一番偉いにゃ
実は猫ちゃんの社会で上限関係が緩く存在することを皆さんはご存じでしょうか。自由奔放に生きる猫ちゃんは明確な上下関係はないものの、全くないわけではありません。縄張り争いの時やご飯の取り合いなどで、ほかの猫ちゃんとずっと争い続けなくてはいけなくなってしまうからです。
自由に見える猫ちゃんにもいわゆる「ボス猫とその他」といった緩い線引きはあるのです。これに関連してではないのですが、飼い主さんも愛猫を観察しているとやけに「この家で一番偉いのは私!」と態度に出ているなぁと感じるときはないでしょうか。
今回はその点についてまとめてみましたので、自身の愛猫も同じ行動や仕草がればぜひ共感して下さい。
1. 鳴き声でご飯を催促する
基本的に野良猫は鳴いたりすることはめったにありません。敵に自分の居場所が知られてしまい自身の身を危険の晒す可能性があるからです。しかし、家猫はその点では異なり飼い主さん(人間)とコミュニケーションをとろうとして「鳴く」ことで自分をアピールしようとします。
代表的な例が、ご飯が欲しいときに鳴き声で催促することです。「鳴いたらご飯が出てくる」と考えてわざと鳴くという行動は飼い主さん泣かせでもありますが、賢い行動ですよね。
自分の世話係や召使として認識しているのは分かりませんが、自由気ままに生きる猫ちゃんにとってはこれもまた、自身を偉いと思っていて生きる手段に利用しようとしているのかもしれません。それでも猫ちゃんは可愛らしいのでなかなか憎めません。
2. 高いところから見下ろす
複数の猫ちゃんを飼うと、実は自分の居る位置で上下関係が決まると言われています。キャットタワーなどでもより上に居るほうが偉いとされています。そのため猫ちゃんは自分のテリトリーに他の猫ちゃんが来たときは上に上ることで、自分が一番偉いんだよとアピールすることがあります。
思い返してみると、飼い主さんのことも上から見下ろしていたりすることはないでしょうか。筆者の猫ちゃんは気づくと上からしっかりと見下しており、よく目が合います。もしかすると「自分の方が偉い」アピールを飼い主さんにもしているのかもしれません。
まとめ
今日のねこちゃんより:弦之介 / ♂ / 1歳 / ブリティッシュショートヘア / 5.2kg
基本的には猫ちゃんは飼い主さんのことを信頼して、日々生活を送っていることがほとんどだと思います。しかし、安心しているがゆえに「この飼い主さんは自分の希望をいつも叶えてくれる」と思い込み、要求がエスカレートしたり少し「自分が偉い」という態度が表に出てしまっているだけかもしれません。
飼い主さんとしては喜んでいいのか、微妙な気持ちではあると思いますが、これも猫ちゃんからの愛情の1つだと思い、一生懸命にお世話してあげましょう。やはり猫ちゃんの仕草や行動は見ていて可愛らしいものですので、きっと飼い主さんのことを癒してくれるはずです。