猫が母性本能が強い理由
猫は母性本能が強い動物と言われています。女性は出産を経験すると、自然に母性本能が出るように、猫も出産をすると体内のホルモンの変化から母性行動を見せます。
出産をした母猫は子猫のそばを一時も離れません。子を守るためなら、自分を犠牲にもします。母猫が1人前になるまで育て上げる母性行動は、本能的に強いと言われています。
猫は自分の子という概念がない
猫は、一度の出産で1~9匹の複数を産む『多胎動物』と言われています。反対に牛や馬は、一度の出産で1匹しか産まない『単胎動物』で自分の子と他の子を見分けて一生懸命育てます。
反対に猫は、一度に複数の子を育てる為に厳密に子を見分ける事はしないのです。なので、自分が産んだ子以外の面倒を見たり、他の動物の世話ができると言われています。
また、猫の母性本能は、メス猫だけではなくオス猫にも見られるのです。
オス猫にも母性本能はあるのか?
面倒見が良いオス猫
オス猫に母性があるかは、はっきりした事は分かりませんが、室内で飼っているオス猫が子猫の面倒を見たり、可愛がるのも珍しくありません。
母猫にする様な行動と同じ、子猫の体を舐めてあげたり、寄り添って体を温めてあげたり、寝床に運んであげるなどの行動を見せます。また、母乳は出ないけどおっぱいを吸わせるオス猫もいるらしいのです。
私の飼っている猫も、子猫が先住猫のオス猫におっぱいをせがんでいました。先住猫は、子猫の体をまんべんなく舐めてあげていました。
弱いものには優しい
これも猫の本能なのか、縄張り意識が強い猫でも子猫にはケンカをしないと言います。
病気の猫のそばに寄り添ったり、舐めてあげる行動を取るとも言われることもあります。つまり、猫は弱っているものに対しては母性本能が働く生き物なのではないでしょうか?
これは、猫同士だけではなく飼い主にも見られる行為です。飼い主さんが、元気がなかったり落ち込んだりしている時には、母性本能が働き守ろうとする母性行動が出るのではないかと思います。
まとめ
猫の母性本能について書きましたが、猫はとても愛情深い動物なのかも知れません。
自分の子を必死に守り抜く力は、ほんとに凄いです。産まれてすぐに、母猫から引き離されて母猫の愛情をもらえなかった子猫を人間の手で育てる時は、負けないくらいの愛情を注いであげなければ行けませんね。