猫に湯たんぽを使う際の注意点
①猫が湯たんぽを使う時は低温火傷に注意
冬場、湯たんぽを使って低温火傷になり、診て貰う猫ちゃんがかなりの数になるそうです。
低温火傷は、44度の物に3〜4時間触れている事によって起こります。温度が高くなるにつれ、低温火傷になる時間も短くなります。タオルでくるんだり、カバーをつけたりして、表面温度が熱くないかを自分の手や頬で確認してから、使う様にしましょう。
②湯たんぽの正しい使い方を守る
猫用の湯たんぽに限らず、湯たんぽには様々な種類があります。どの様な材質の湯たんぽでも、使う前には必ず説明書を一読しましょう。「温かく感じる時間が長い方がいいよね」とその湯たんぽの耐熱温度を越えた高音のお湯を湯たんぽに入れる、決められた水量よりたくさん入れるなど、間違った使い方をして蓋が外れて愛猫が火傷してしまう…と言う事故は、説明書に書かれている使い方を守れば防げる事ですよね。また、使い捨てカイロを使う場合は、丈夫な靴下を二重するなどして、猫ちゃんが齧ったり引っ掻いたりしない様にしましょう。
湯たんぽの種類
ポリエチレンタイプ、ステンレスタイプ、ゴムタイプなどが代表的な既製品です。また、使い捨てカイロを靴下などで包む、ペットボトルにお湯を入れたものをタオルで包む、と言う手づくり湯たんぽを使う飼い主さんもいる様です。
猫に湯たんぽを使うメリット
寒さが苦手な猫ちゃんは、温かく心地良い場所を見つけて、のんびりと寛いでいる姿を見ると、暖房器具をつけっぱなしにしたくなりますよね。けれど、留守番中や飼い主さんが寝んだ後、ストーブやファンヒーター、こたつをつけっぱなしには出来ません。エアコンなら火事の心配はなくても光熱費がかかります。また、シニアに差し掛かっている猫は、運動量も減り自分の体温を上げる事が出来ず、個体によっては痩せて若い頃より寒さに弱くなっています。だからこそ、湯たんぽの出番です!湯たんぽなら、用意してから数時間は温かいままですし、火事の心配もありません。
少し注意すれば、湯たんぽは猫にとって安心安全で心地良い暖房器具として重宝しますよ!
猫の湯たんぽを作る方法
100円ショップでも湯たんぽは売っていますが、一か所ではなく複数の場所に湯たんぽを置きたい時など湯たんぽがたくさん欲しい時には、身近にある物で湯たんぽを作る事ができます!
材料
- ホット専用ペットボトル
- お湯
- お水
- 靴下
- 輪ゴム(人用のヘアゴムやシュシュが良いと思います)
作り方
- ①ホット専用のペットボトルにお湯を半分入れる
- ②もう半分にお水を入れる
- ③ペットボトルに靴下を巻き付け、髪ゴムで固定をしたら完成!
ペットボトルの中のお湯の温度は熱すぎても、ぬるくし過ぎてもいけません。50度から65度ぐらいになるように調整しましょう。ペットボトルに巻きつけるゴムは人用の髪ゴムにすると猫ちゃんの毛がゴムにからまる心配もありませんし、間違って飲み込んでしまう事も少ないと思いますのでおすすめです。
また猫ちゃんが低体温症になり、急いで温める必要がある時はぬるま湯40度から50度を耐熱のジップロックの袋に入れた物を猫ちゃんの体に当ててあげるとお湯が当たる面積がペットボトルよりも広いため効果的です。
この時低温やけどにならないようにタオルで包み、蓋はしっかり閉めておくことを忘れないようにしましょう!
猫に湯たんぽを使う時のまとめ
猫ちゃんが心地良く過ごせる室温は、若い猫で20度、シニアの猫で23度と言われています。また、背中よりもお腹を保温してあげるのが寒さ対策としては効果的で、その点でも湯たんぽは非常に優れた暖房器具だと言えます。ただし、やはり10時間も過ぎれば冷めて来ますので、体温を逃さない様に毛布などと併用しましょう。
飼い主さんの愛情が詰まった温かい湯たんぽ。それを抱いたり身体を預け切って幸せいっぱいにぬくぬくしている猫ちゃんの姿は、私飼い主の心まで温めてくれるかも知れません。
女性 Keiko
40代 女性 にこ
子猫から老猫まで使えますしちゃんと使えば安全で一番便利な暖房器具だからです。
最初は、熱めのお湯に水をいれてうすめるのですが、猫ちゃんによって好みの暖かさがあるみたいなので、いろいろ試してみるといいですね。実家の猫ちゃんはぬるすぎるとまったく湯タンポを使ってくれないので少し熱めにしていますが、低温やけどにならないように気をつけています。湯タンポを使っていて一番怖いのは低温やけどですが、寝たきりではない限り猫ちゃんが動くと思いますのであまり、心配しなくてもいいかもしれません。寝たきりの猫ちゃんには神経を使わなければなりませんね。
30代 女性 のりちゃん
我が家でも、ホットのペットボトルにぬるめよりすこし熱いお湯を入れてタオルで巻き、髪ゴムで固定します。
人間用の湯タンポは、低温やけどをしてしまいやすいので、注意が必要ですね。
ふだんは、エアコンをつけたり、ストーブをつけて、遠くから暖かくしてあげていますが、寝るときや、外出時にはつけっぱなしだと危ないし光熱費がかかりすぎてしまうので、工夫したいものですよね。
一番安全なのは、ペットボトルで作った湯タンポですので、オススメですよ。
30代 女性 まきこ
ホット用のペットボトルに水とお湯を半分ずついれてよく口を閉じて靴下で覆いました。
猫ちゃんは、最初は驚いて嫌がりましたが次第に暖かくて気持ちがいいということがわかったみたいで、出掛けるときには湯タンポを設置してから出掛けるようにしました。猫ちゃんも気に入っていて、普段から作って欲しがりますので一日中作っている日があります。が、楽しいですし、いいアイデアだなと思います。
危なくないように口はしっかりと、閉めておかなければいけませんね。