猫服を着せた方が良い理由と注意点

猫服を着せた方が良い理由と注意点

皆さんは猫服をご存じですか?恥ずかしながら筆者はちょっと前まで知りませんでした。服を着せるというと犬のイメージが強かったのですが、どうやら猫ちゃんにもオシャレをさせる時代が到来したようです。そんな、今人気の猫服についてご紹介します!

いま猫服が大人気!

ドレスアップの猫

現在、猫の飼い主さんたちの間で猫服が人気となっています。

猫服とはその名の通り、猫に着せるお洋服のことです。店頭やネット上では、たくさんの猫服が売られています。気になる猫服のデザインは、機能性重視のシンプルなものから、スポーティーでカッコいいもの、フリフリレースの乙女チックなものまでさまざまです。

ナース、ゴスロリ、セーラー服、警察官やスーパーマンなど、人間のコスプレイヤーさん並みの猫服まで!飼い主さんの好みや、自分の猫ちゃんにはどんなデザインが似合うか?など、楽しく悩みながら選べますね。猫ちゃんの猫服とペアルックをする飼い主さんもいるようです!

また、かぶり物の種類も豊富です。ライオンやウサギといった他の動物に変身できるもの。イチゴやスイカなどの愛らしいフルーツ系。トナカイやお化け、鬼などのかぶり物は季節の行事にピッタリです。
買うだけでなく自分で手作りしたい!という飼い主さんのために、猫服の作り方を解説した本やサイト、無料でダウンロードできる型紙まで、いろいろと出ています。

猫服を着せる理由も、自分の愛猫をSNSで紹介したい!どうせなら猫服を着せてもっとかわいく!といったものから、防寒や皮膚病対策までさまざまです。

猫服を着せる理由・メリット

服を着た猫2匹

自由気ままな猫ちゃんたち。猫服を着せられることを嫌がるコが多そうですが、猫服を着せたほうが良いケースをご紹介します。

皮膚疾患によるかゆみがある場合

皮膚疾患などによるかゆみで猫が皮膚を舐めたりかいたりしてしまう場合、猫服を着せて肌をガードしたほうが良いことがあります。猫の舌はザラザラしており、その舌で皮膚を舐めると刺激となって皮膚病が悪化する原因にもなります。もちろん、鋭い爪で引っ掻いてしまうことも良くありませんね。

アトピー性皮膚炎の猫のための猫服も販売されています。中には、わざと縫い目を表側に出して皮膚との摩擦を防ぐ作りになっている猫服まであり、よくできているなと感心します。筆者もアトピー持ちなので、思わず「人間用にもほしい!」と思ってしまいました。

アトピー性皮膚炎で肌が乾燥している場合も、猫服を着せることにより肌表面の水分蒸発を防ぎ、それ以上乾燥させないようにする効果が期待できます。

暑さ・寒さ対策

病気で体温調節がうまくいかない猫や毛の短い種類の猫など、暑さ寒さに弱いコにも猫服は有効です。
たとえばスフィンクスという種類の猫ちゃん。スフィンクスの体は細かい産毛のようなものすごく短い毛に覆われていて、一見すると毛が生えていないように見えるくらいです。スピルバーグ監督の映画『E.T.』のモデルとなったことでも知られています。

体を保護する役割の毛が少ないため、夏の強烈な紫外線や冬の寒さにはどうしても弱いです。基本、室内飼育が推奨されていますが、外に連れていかないといけない時だって来るかもしれません。家の中だって、昼間と夜の寒暖差は無視できません。そんな時には猫服を着せて、デリケートなお肌を守ってあげましょう。

エリザベスカラーの代わりとして

手術後に猫ちゃんに装着されるエリザベスカラー。猫の首周りにグルッと着ける、パラボラアンテナみたいなアレです。術後の傷口を猫が舐めないようにするために使われます。

しかしこのエリザベスカラー、体は思うように動かせないわ、視界は遮られて不安だわ……猫にとっては大きなストレスでしかないでしょう。

この場合も、スポッと着せるだけの猫服は便利です。猫服とエリザベスカラー。どちらのほうがマシかは猫ちゃんに聞いてみないとわかりませんが、少なくとも猫服なら体の動きを邪魔することも少ないですし、視界を邪魔することもありません。

「術後はあまり体を動かしたくないし、猫服を着せる時が不安……」という飼い主さんも多いと思います。そんな猫ちゃんにはマジックテープで脱ぎ着がラクラクな猫服もありますし、お腹周りを保護するスカートのみの着用という方法もあります。

猫服を着せる注意点

タートルネックを着る猫

猫は昔から服を着てきた生き物ではありません。猫服を着せるということは、猫の自然な状態に逆らった行為とも言えるわけで、もちろん注意しなければいけないデメリットもあります。

体調管理の妨げになる

猫は自分の体を舐め皮膚に付いた唾液を蒸発させることにより、体温調節を行っています。体温調節の他にも、こまめにグルーミングすることで体をキレイに保ち、皮膚病や毛玉ができにくくなる効果もあります。グルーミングは猫の体調管理なんですね。

猫服を着せるとその体調管理ができなくなってしまいます。猫ちゃんが健康体で気温も過ごしやすい時期には、あえて猫服を着せる必要性はないかもしれませんね。

ストレスが溜まる?

グルーミングにはもうひとつ、ストレス解消の効果もあると言われています。そのグルーミングを妨げてしまっては猫ちゃんのストレスが解消されずに、問題行動や体調不良に繋がる可能性もないとは言えません。また、そもそも猫服を着ることを非常に嫌がる猫に無理やり着せることがNGなのは言うまでもありません。

安全性の問題

猫服のデザインもいろいろです。

ネクタイやベルト、ボタン、毛糸を丸めたポンポンなど、猫が見たらじゃれたくてウズウズしてしまいそうな飾りが付いた猫服もたくさんあります。猫がじゃれつくことにより猫服のパーツが取れて、それを猫が飲み込んでしまう危険性は否定できません。

もうひとつ、猫服を着たまま他の猫と遊んだりケンカをしたりする場合に、自分や相手の爪を生地に引っ掛けてしまう恐れもあります。細く、先の尖った猫の爪は布地には特に引っ掛かりやすいでしょう。活動的な猫ちゃんや多頭飼いの場合、装飾のないスッキリとしたデザインの猫服を選んだほうが安全と言えます。

猫服おすすめ商品

Yunt 猫 服 冬 セーター 

Yunt 猫 服 冬 セーター 犬猫用 (M, ブルー)
821円(税込)

冬の防寒対策としてぜひおすすめしたいのがこちらのセータータイプの服!とってもかわいいブルーのセーターがキュートですね。お外にお出かけに行くときや、寒さ対策をしないといけない猫なら、ぜひ抑えておきたいおすすめ猫服です。おしゃれな猫服をお探しならば、一度手にとってみてはいかがでしょう?

(スタアナ)staana

(スタアナ)staana ギター 二足歩行 コスチューム
1,280円(税込)

SNS用の写真を撮りたい、ちょっとしたイベントでおしゃれをさせてあげたい!そんなときにおすすめなのが、こちらの猫服。正面からみると、ギターを持って歌っているように見えるとてもユニークなコスプレ服です。長時間の着用は猫に大きなストレスを与えてしまいますが、ちょっとした楽しみとしてこちらの猫服はおすすめです。

【Tona】猫ハーネス

【Tona】猫ハーネス
1,300円(税込)

こちらはハーネス付きの猫服です。この猫服があればお散歩に行くときも便利ですよね。さらに蝶ネクタイがついているような服は大変可愛いので、見た目にも楽しいです。お散歩先で人気者になれること間違いなし!

S-Lifeeling

(エスライフ)S-Lifeeling ペット服 コスプレ 海賊 クリスマス
1,480円(税込)

とてもかわいいコスプレ用猫服をお探しならば、こちらの海賊風コスチュームはいかがでしょう?クリスマスの仮装やちょっとしたお呼ばれにも最適です!この猫服を使って飼い主様とおそろいコーデを楽しんでもいいかもしれませんね。

術後服 (ピンク水玉, SS)

術後服 (ピンク水玉, SS)
2,500円(税込)

術後の猫服をお探しならば、こちらの猫服はいかがでしょう?ペットケアアドバイザーデザインした猫のための術後服で、全国の動物病院で採用されている大変おすすめの猫服です。着たままでトイレも可能、着脱簡単という大変人気のグッズです。ぜひ術後のケアアイテムとして、あらかじめ持っておくのがおすすめですよ。

Eleoption猫用 術後服

Eleoption猫用 術後服 ペット術後服 術後ウェア 皮膚保護 不妊手術 手術用 蝶結び かわいい (M(2.5-4kg), ブルー)
1,280円(税込)

こちらは猫用の術後服です。お腹の部分を隠し、背中の部分をひもで縛るタイプのお洋服です。

猫服に関するまとめ

ドレスを着た猫

猫ちゃんの飼い主さんたちに人気の猫服。猫服のラインナップ、猫服を着せることのメリットとデメリットなどをご紹介しました。

猫服なんて考えつきもしなかった昔から考えると、猫の体調や状態に合わせていろいろな選択肢のある現在は恵まれた時代なのかもしれません。飼い主さんの適切な判断で、猫ちゃんが快適に過ごせるようにサポートしてあげたいですね。

投稿者

20代 女性 らずべりーぱい

ちょっと前はわんちゃん用の服ばかりだったんですが、ここ最近は猫ちゃんの服も売られていますよね!
服だけでなく、頭にかぶせるかぶりものなんかもたくさんありますし、ガチャガチャで猫ちゃん用のかぶりものがあるんですが、シリーズ化されていて、お巡りさんシリーズやうさみみにゃんこシリーズや泥棒シリーズなどなどとっても人気があるんですよー!
ちなみに私もガチャガチャを見つけるたびに回すんですが、新しいシリーズを見かけるとついついガチャガチャしてしまいます。
ひとつ300円なんですが、ガチャガチャで手軽にかぶりものが手に入るのも良いですよね♪
猫ちゃんに服は有り派なんですが、意味もなく着せるのはどうかな?と思っています。
避妊や去勢などの手術後に服を着せたり、体温調節や皮膚疾患など理由がない限りは猫にとって服はストレスなだけで良いとは思いません。
猫にとって、メリットよりデメリットの方が多い気がします。

ただ、猫ちゃん用の可愛い服が売られていたら、着せたいな〜とか着たら絶対可愛い!と想像してしまいません?飼い猫ちゃんの可愛い姿を見たいのは分かります。なので着せっぱなしにせず飼い主さんが見ている範囲で着せるなら有りだと思います。
かぶりものを被せて写真をとって満足させて貰ったら外してあげる。服もですね、ボタンなど食べてしまうと危ないですし、猫ちゃんはグルーミングをしますから、理由もなく服が着せられていると出来ないのでストレスになってしまいます。着せて可愛い姿を見て満足させてもらったら脱がせてあげてほしいなと思います。
猫種や皮膚疾患などから服を着せなければならない場合は素材などに気を使ってあげると良いと思います。
投稿者

40代 女性 みなちゃん

猫服は、我が家の猫ちゃんも、着ています。
子猫の頃から手作りを着せていますよ。
その名残なのか、服が大好きで着せるのもとても、楽です。長毛の猫ちゃんは、ブラッシングを忘れないようにしないと毛玉になります。
体温調節が苦手にならないように厚着にならないよう気を付けましょう。
猫ちゃんにも暑がりや寒がりがあると思います。その子に合った薄さの服を着せましょう!
顔回りが邪魔にならないような、ストレスのない服を選びたいですね。
我が家の猫ちゃんは、ティーシャツよりも少し分厚いくらいの服を着せています。ちょうどいいみたいで、ご機嫌に過ごしています。

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