猫用のホットカーペットで寒さ対策を
これからの季節、気になるのは愛猫の寒さ対策ですよね。猫は、基本的に自分にとって快適な場所を探すのが得意ではありますが、可能な限り快適な環境を提供してあげたいというのが飼い主心というもの。そこでおすすめしたいのが、猫用ホットカーペットです。
暖房が効きすぎた部屋を苦手とする猫は意外にも多く、どうやって寒さ対策をしてあげれば良いのか分からないという飼い主さんにもとってもおすすめ。但し、猫用ホットカーペットは便利な反面、選び方や使い方には注意が必要なため、一つずつ確認して上手に愛猫の寒さ対策を行いましょう♪
猫用ホットカーペットの選び方
猫用ホットカーペットを選ぶ時のポイントは?愛猫の性格や好み、利用する環境などと照らし合わせながらチェックしてみてください♪
大きさ
今日のねこちゃんより:サスケ / ♂ / 1歳 / ノルウェージャンフォレストキャット / 5.4kg
猫用ホットカーペットを選ぶ時、まずは設置する場所に合うサイズを確認しておきましょう。
使用用途や設置場所によって適切なサイズは異なりますが、特にケージや猫用ベッドに猫用ホットカーペットを設置する場合は、体温調節のためにも「設置スペースの半分以下サイズ」を意識することがポイントとなります。
単頭飼いの場合、ホットカーペットを単体設置するのであれば座布団程度のサイズで十分です。お気に入りのクッションやソファなどと併用して利用するのであれば更にその半分、猫の体の半分程度の大きさでも問題ないでしょう。
素材
今日のねこちゃんより:ウメ吉 / ♂ / マンチカン / 1.8kg
一言に猫用ホットカーペットといっても様々な形状、素材のものが販売されています。愛猫好みの触り心地、素材のものでなければせっかく購入したのに全然使ってくれない…なんてことになる可能性も。
他にも掃除やお手入れのしやすさ、オフシーズンの収納のしやすさなども考慮しておくと良いですね。固い場所で眠ることを嫌がる猫も多いため、なるべく普段使用している猫用ベッドなどに近い素材のものを選ぶのがおすすめです。
コードの有無
猫用ホットカーペットを購入する時、一番に確認すべきはその安全性です。特にコード付きのホットカーペットを選ぶ場合は、噛みつき対策が施されているものを選びましょう。ヒーター部分やコード部分に防護カバーが付いているタイプが安心です。
温度調節機能の有無
猫用ホットカーペットを選ぶ時、温度調節機能が付いているタイプがおすすめです。裏表で温度調節ができるものや、段階的に温度調節ができるものなどがありますので使用用途に合わせて選びましょう。猫の体温と同じ38度から40度ぐらいを保てる商品がいいですね。また、防水機能が付いているタイプであればお手入れもしやすく、愛猫が吐いてしまった場合なども安心ですね。
おすすめ猫用ホットカーペット
おすすめの猫用ホットカーペットをご紹介♪
ペキュート[Pecute] ペット用 ホットカーペット
こちらは、薄型のペットホットカーペット。加熱保護装置が内蔵されており、加熱や電圧異常を感知すると自動で電源が切れるため長時間付けっぱなしにする場合でも比較的安心です。電源コードは噛みつき防止対応、2枚付きのフランネル素材カバーは洗濯機で丸洗い可能なため衛生的。温度調節機能は付いていませんが、ペットにとって快適とされる38°C〜40°Cが保たれます。
ペット用ホットカーペット
こちらのホットカーペットは25℃~55℃を5℃ずつ、7段階で温度調節する機能が付いています。温度表示ディスプレイ付きで、内蔵された温度センサーが加熱や電圧異常を察知すると電源が切れます。コードは噛みつき防止ラセン官を採用し、本体は防水機能付き、2枚付きのカバーは丸洗いが可能となっています。薄型タイプなので、設置場所も選びません。
キャティーマン (CattyMan) 遠赤外線2WAYテキオンヒーター
キャティーマンの遠赤外線ヒーター。「2 wayあったか度」で季節に合わせて利用することができます♪肌寒い春や秋は弱面(約35℃)&なめらかフリース、真冬は強面(約40℃)&ふわふわボア。噛みつき防止の金属製ラセン管採用、カバーは手洗い可能、本体も水拭き可能となっています♪
ユカペットEX Sサイズ
ユカペットEXは、高温低音の両面リバーシブルタイプになったペットホットカーペットです。肌触りの良さや丸洗いが可能なこと、更に専用交換コードが別売りされていることなどから、長く使いやすいと評判の商品となっています。ちなみに高温面が約38℃、低温面は約33℃となっており、非常に薄型なので子猫や高齢猫でも安心して使用することができます。
マルカン あったかヒーター猫鍋 カーペット付
こちらは一般的なホットカーペットとは少々異なりますが、猫が好む丸形の猫専用「鍋型ヒーター」。母猫の体温約38℃前後に保たれるため、ほんのり優しく温まります。金属チューブでコード全体をカバー、鍋の内側は水拭き可能でお手入れも簡単。かわいい「猫耳」もポイントです♪
キャティーマン (CattyMan) 遠赤外線ペットの夢こたつ
体にヒーターが直接当たるのを嫌がる愛猫におすすめしたいのが「猫専用こたつ」♪こちらは、遠赤外線こたつと掛けふとん、敷きマットがセットになった夢こたつ。こたつ内中央温度約は31℃、噛みつき防止の金属製ラセン管採用。こたつの上も中も温かいので寒がりな猫ちゃんにぴったりのアイテムです♪
ペット用ゆたんぽ ユカホット
留守番中などにコード付きのホットカーペットを利用するのが不安…という場合は、ペット用湯たんぽをホットカーペット代わりに利用するのもおすすめ♪使い方は、繰り返し使える保温剤をレンジで温めてからふわふわ専用カバーに入れるだけ!簡単で安心、安全なペット用湯たんぽです。
ホットカーペットの活用法
愛猫用ホットカーペットはどうやって使えばいい?活用法をご紹介します♪
クッションの下に入れる
今日のねこちゃんより:てんちゃん / ♀ / スコティッシュフォールド / 4kg
まずは、愛猫用のベッドやクッションの下にホットカーペットを入れる方法。ヒーター本体やコードを隠せるのもメリットのひとつですね。
この時、ベッドやクッション全体が熱くなり過ぎないようなるべく小さめサイズのホットカーペットを利用するのがおすすめです♪
毛布を上にかける
今日のねこちゃんより:ウメ吉 / ♂ / マンチカン / 1.8kg
最もお手軽なのが、猫用ホットカーペットの上に毛布やタオルなどを掛ける方法。愛猫のお気に入り毛布などを併用すれば、抵抗なくホットカーペットを利用してくれる可能性も高くなりますね。
基本的に固い場所よりも柔らかい場所を好む猫ちゃんが多いため、フリースやボア素材の毛布がおすすめ。洗濯機で丸洗いできるものを選んでおくとお手入れもより簡単になります♪
猫ハウスの中に入れてこたつ風にする
今日のねこちゃんより:ふく / ♂ / スコティッシュフォールド / 3kg
自宅にある猫ハウスとホットカーペットを併せて「こたつ風」にするのもおすすめ。
ただ、ハウス内が熱くなり過ぎないよう注意が必要なため、温度センサーが内蔵されているものや湯たんぽタイプのものが適しているでしょう。
ベッドや布団の足元に設置する
今日のねこちゃんより:アルバ / ♂ / 2歳 / 雑種(ミックス) / 6kg
夜眠る時は飼い主さんと一緒!という甘えん坊な愛猫ちゃんの場合、飼い主さんの足元辺りに薄型のホットカーペットなどを設置してあげるのも良いでしょう。
夜間ホットカーペットを付けっぱなしにするのが不安という場合も、飼い主さんのすぐ側であれば比較的安心ですよね。
ホットカーペットを使う時の注意点
猫用ホットカーペットを使う時、以下のようなことに十分注意してください。
熱中症
愛猫が猫用ホットカーペットの上で長時間じっとしていると、熱中症に陥ってしまう可能性があるため注意が必要です。
猫は人よりも体温が高いと同時に熱さを感じ取る表皮温度も高く、寒い季節は水分摂取量が減少してしてしまうことも珍しくないため、気づかないうちに脱水などの症状を引き起こしてしまうことがあるのです。
そのため、飼い主さんの不在時にホットカーペットを利用する場合はその温度や使用環境には十分に気を配りましょう。
低温やけど
上記の熱中症と同様に、ホットカーペットを長時間利用することで低温やけどを引き起こすことがあります。
実際に愛猫が低温やけどを引き起こしていることに気付くのに時間が掛かったケースも多く、愛猫のお腹やお尻などの毛がハゲてしまうことも。
猫用ホットカーペットを利用する時の低温やけどへの配慮や対処法などについて、下記記事から確認しておきましょう!
コードへの噛みつき
猫用ホットカーペットを利用する時、コードの噛みつきには十分に注意しましょう。本記事でご紹介したおすすめ猫用ホットカーペットは、噛みつき防止策が施されているものが殆どです。
しかし、長時間噛み続けた場合などは事故に繋がる可能性もゼロではないため、飼い主さんの不在時などに利用する場合は、防護カバーが付いていてもなるべくコードを露出しないよう工夫しましょう。
ホットカーペットを使って上手に寒さ対策
猫用ホットカーペットについてご紹介しました♪
コード付きのホットカーペットは、その温度やコードの管理などに配慮して利用しなければなりません。
しかし、ホットカーペットを上手に活用することができれば寒い季節を快適に過ごせる環境を愛猫に提供することができそうですね♪
皆さんも愛猫の好みや生活環境などに合わせて猫用ホットカーペットを取り入れてみませんか。