猫に与えてはいけない『飲み物』5選

猫に与えてはいけない『飲み物』5選

猫にとって危険な飲み物にはどのような物があるでしょうか?「え〜?何でも大丈夫なんでは?」とお思いになるかもしれませんが、実はとても身近な飲み物が猫にとっては危ないのです!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

①カフェイン含有の飲み物

珈琲カップに顔を近づける猫

珈琲、紅茶、緑茶、ウーロン茶、ココア、コーラ、栄養ドリンクなどなど、我々人間の周りにはカフェイン入りの飲み物が溢れていると言っても過言ではありませんよね。しかしこのカフェイン入りのドリンクが実は猫には厳禁なのです!

うっかりの危険

猫達が好んでカフェインを飲む事は少ないようですが、興味があり舐めてしまったり床にこぼれていた飲み物が身体に付いているのに気が付かず、グルーミングをして身体の中に入ってしまう事もあります。

人間にとっては少しの量でも、身体の小さな猫には嘔吐や下痢そして震えなど、中毒症状が起こる可能性があります。特に好奇心旺盛な猫が家族の場合は、取り扱いには注意をしてくださいね。

②アルコール

ワイン瓶を抱えて寝る猫

猫と晩酌をしたいと考える飼い主さんは多いと思いますが、絶対にアルコールを与えてはいけません。

猫はアルコールを分解できない

実はアルコールを分解する事が出来ない猫にとっては、大変に危険な飲み物です。人間にとっては問題のない量でも、猫には致死量になり取り返しの付かない事もあります。

猫達のためにも、アルコールの残っているグラスや入っていた缶や瓶はすぐに片付けてくださいね。

③ミネラルウォーター

コップから飲む二匹の猫

水道水は猫の身体に良く無いと思い、人間の飲むミネラルウォーターを与える飼い主さんがいます。

硬水は危険度が高い

ミネラルウォーターはその名の通りミネラルの含有量によって硬度120~180は硬水、60以下は軟水と区別されます。猫は遺伝的に尿路系の病気にかかりやすい動物です。硬水は尿路結石の発症リスクを高めますので、絶対に猫に与えてはいけません。

軟水は与えても大丈夫ですが、水道水もしくは猫用の水を与えてくださいね。

④ジュースなど清涼飲料水

太目の猫

甘いジュースや炭酸等、加工されている清涼飲料水も猫に与えてはいけません。

糖分が多く肥満や糖尿病の原因になったり、保存料などの添加物も使われています。猫にとって清涼飲料水は必要なものではありませんので猫が欲しがっても与えないでくださいね。

⑤みそ汁やスープ

驚く猫

人間用に作られている塩味や甘味、辛味などの調味料が入っているみそ汁やスープも、腎臓など内臓に負担をかけるために猫に危険な飲み物です。

具材にネギ類使用の危険

特に猫には絶対に与えてはいけない危険な食べ物である、タマネギやネギが入っていると、溶血性貧血などを引き起こす可能性があります。

くれぐれも、猫にねだられたからと言って与えてはいけません。

まとめ

りり

猫に与えてはいけない『飲み物』を5種類お伝え致しました。

猫達のために栄養価の高い食事や、清潔で安らげる場所を提供できる楽しさが増えた反面、人間と共に暮らすが故に、増えた危険もあります。

好奇心旺盛で元気な猫達に楽しく健康に暮らしてもらうためにも、危険な飲み物などには触れないように、飼い主が注意してあげなければいけませんね!

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