猫に牛乳はなるべくあげないほうがいい
すべての猫が牛乳がダメではありませんが、お腹を壊す猫がいます。牛乳に含まれる乳糖を分解するにはラクターゼという酵素が必要です。
しかし猫はラクターゼを多く持たないため、乳糖によって下痢をしてしまう可能性があります。また、牛乳は心臓が悪い猫に負担となったり、ミルクが必要な生後2か月未満の子猫に与えると栄養不足になったりします。牛乳を与えることに不安を感じるのであれば、猫用ミルクを与えた方が安心です。
猫に牛乳を与える場合の与え方
健康な猫で牛乳でお腹を壊さない猫に少量を与える
健康な猫への牛乳の与え方は、まず牛乳で体調変化をしないか確認することです。大さじ1~2杯を与えて、下痢や嘔吐をしないか確かめます。問題がなくても、猫に牛乳を与える場合は、ほんの少量にしましょう。
牛乳のカロリーを考えて与える
牛乳を飲んでも体調を崩さない猫でも、大量に摂取し続けると肥満の恐れがあります。おやつとして牛乳を与える場合は、1日に必要なカロリーの10%以内と考えてください。このカロリー分のキャットフードは減らしてください。
ミルクを卒業したばかりの子猫や、カロリーが気になるが牛乳が大好きな猫などどうしても牛乳を飲みたがる猫には、低脂肪や無脂肪の牛乳を与えたり、水で牛乳を薄めるなどの飲ませ方が必要です。
牛乳は常温か人肌程度の温度にする
冷蔵庫から出したばかりの冷たい牛乳を飲ませると、猫のお腹が冷えてしまいます。冷蔵庫から出して常温に戻してから与えるか、人肌程度に温めてから与えることをおすすめします。
猫に牛乳を与える注意点
お腹を壊さないかチェック
猫は牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素を多く持ちません。そのためお腹を壊してしまうことがあります。牛乳を与えたら、下痢や嘔吐がないかチェックしましょう。
牛乳よりも乳糖が少ないヨーグルトは下痢や便秘などお腹の不調を改善する効果が期待できますが、こちらも同じく体調に変化がないかチェックが必要です。猫のお腹を考えて人間用の乳糖をカットした牛乳を猫に与える飼い主さんも多いです。
牛乳アレルギー
乳糖を分解できずに起こる症状と似た、牛乳アレルギー(乳製品アレルギー)の可能性もあるため、牛乳を与えたら体調に変化が見られないかを確認しましょう。牛乳アレルギーは、飲んでから5分ほどしてから吐く、皮膚をかゆがる、下痢をするなどの症状があらわれます。
猫に牛乳を与える時は獣医に確認を
牛乳に含まれるナトリウムが、心臓や腎臓に負担となる可能性が考えられます。老猫や心臓病を患っている猫、腎臓の機能が低下している猫に牛乳を与えたい場合は、獣医さんに相談をしてください。日ごろから飲み続けている猫も定期検診を受けて相談すると安心でしょう。
生後2か月ごろまでの子猫には専用ミルクを与える
まだミルクしか飲めない子猫には、牛乳を与えるとで起こる下痢や、下痢による脱水、栄養不足などが起こりすくすくと成長することができません。生後2か月ごろまでは母猫の母乳か子猫用ミルクを与えましょう。
おすすめの猫用ミルク
キャティーマン (CattyMan) ねこちゃんの国産牛乳
商品情報
・生乳そのままの風味が生きる愛猫用ミルク
・健康を配慮し、タウリン強化
乳糖を完全に分解した「乳糖ゼロ」の猫用ミルクです。猫のお腹に優しく、着色料香料無添加です。九州産の生乳を使用しています。タウリンが配合され、猫の健康が考えられた猫用の牛乳です。
このほかに離乳後の成長期用、低脂肪、シニア猫用、乳酸菌入りとラインナップが充実しています。食欲がないとき、水分補給してほしいときに役立つと好評です。
ワンラック (ONE LAC) キャットミルク
猫用の粉ミルクです。こちらの商品は子猫のミルクとしても与えることも、成猫にも与えることもできます。成猫に与える場合は、溶かして牛乳の代わりとして与えたり、いつものフードに粉ミルクを振りかけて与えたりします。与えた粉ミルクの分を考慮してフードを与えましょう。
ヤギミルク
ヤギのミルクは、牛乳よりも乳糖が少なく、猫に必要なタウリンも多く含まれているという特徴があります。こちらのヤギミルクは、脂肪を取り除いているため低カロリーであることもポイントです。水で溶いたり、フードに振りかけたりして与えることができます。
まとめ
猫は牛乳が好きというイメージがあるかと思いますが、実は牛乳でお腹を壊してしまうことがあります。牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素を多く持たないためです。中には牛乳を飲んでも平気な猫もいます。もし猫に牛乳を与える場合は、少量だけにして体調を崩さないか確認しましょう。
お腹を壊してしまう、牛乳を与えるのが心配という飼い主さんには、猫用ミルクをおすすめします。おやつ、ごほうび、食欲不振や水分補給などいろいろ活用できますよ。
30代 女性 ひなた
しかし、心臓病や腎臓病の猫ちゃんには与えないようにします。病状が悪化する場合がありますよ。健康な猫ちゃんでも牛乳をのませすぎると下痢をしたり心臓を悪くしたりしますので注意が必要です。
猫ちゃん用のミルクを与えることが一番です。
栄養もいいですし、精神的にも安定します、いまは、ペットショップやスーパーにも売っていますので与えやすいですね。ホームセンターでもよく見かけるようになりました。