猫にナッツ類を与えるのは危険!種類や対策について

猫にナッツ類を与えるのは危険!種類や対策について

猫にナッツ類を与えてはいけないことをご存知ですか?今回は、猫がナッツ類を食べてしまった時の症状や、万が一食べてしまった時の対策などをご紹介します!

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

猫にナッツ類が危険な理由

ミックスナッツ

猫にナッツ類を与えてはいけないということをご存知ですか?人間がナッツ類を食べた場合、栄養価が非常に高いことから、健康だけでなく美容やダイエットにも効果的だと言われています。

しかし、猫がナッツ類を食べてしまうと窒息の原因になってしまったり、さらには中毒症状まで出てしまったりすることがあると言われています。

猫に与えてはいけないナッツ4種

聴診器と猫

ピーナッツ

  • 猫がピーナッツを食べると肥満の原因になる
  • ピーナッツは猫が食べると窒息する可能性がある

人間がピーナッツを食べると、血管を健康にして死亡率を下げてくれる効果があるほか、摂取量に気を付けていればダイエットにも効果的だと言われています。しかし、猫がピーナッツを食べることにより、肥満の原因につながったり、喉に詰まらせて窒息してしまったりする場合があると言われています。

ピーナッツには脂肪分が多く含まれているため、猫が好きだから、食べたがるからといって猫にピーナッツを与えてしまうと肥満につながり、様々な病気にかかるリスクがあがってしまいます。

万が一猫がピーナッツを丸飲みしてしまった場合には、窒息してしまう危険性も十分にあります。ピーナッツ自体消化に良いものではありませんので、これらの理由から猫にピーナッツを与えないほうが良いと言われています。

マカダミアナッツ

  • 犬がマカダミアナッツを食べると中毒になるので注意が必要
  • 猫がマカダミアナッツを食べた時の中毒症例は無い

マカダミアナッツには注意が必要です。マカダミアナッツを食べるとコレステロール値の低下や、美肌効果が期待できたりすると言われていますが、あくまでも「人間の場合」です。

猫がマカダミアナッツを食べた時の中毒症例は今まで報告が無いと言われているものの、犬がマカダミアナッツを食べてしまうと、嘔吐、沈うつ、痙攣、高体温などの中毒症状が出ることがあると言われていますので、犬同様猫ちゃんも注意しておく必要があります。犬におけるマカデミアナッツ中毒の原因物質はまだ分かっていません。

マカダミアナッツを食べることで起きる中毒症状は、急性で摂取後かなり早くに症状が出ることも多いと言われていますが、一般的には摂取後12時間以内に発症して12~48時間続くということです。ちなみに、ほんの少量摂取した犬から、2袋と大量に摂取した犬まで、様々な摂取量での死亡例があげられています。

クルミ

  • 猫の肥満の原因
  • 猫が尿路結石になる原因になる

ミックスナッツなどにはクルミが混ざっているものもありますよね。飼い主さんがおいしそうに食べていると、猫にもおいしそうに見えてしまい食べてしまう場合も。

しかし、猫がクルミを食べることはオススメできません。クルミにもたくさんの脂肪分が含まれており、猫に与えてしまうと肥満の原因になってしまいます。また、ミネラル成分が豊富なため、こちらも尿路結石の原因になると言われています。

アーモンド

  • 肥満の原因になる
  • 窒息する可能性がある
  • 尿路結石になる可能性がある

猫がアーモンドを食べることで、ピーナッツ同様高カロリーな食べ物なので、肥満へのリスクが高まります。そして、窒息の恐れや、ミネラル成分の過剰摂取による尿路結石のリスクが高まることも考えられます。

アーモンドはミネラル成分が豊富で、またビタミンEはピーナッツの3倍程ありナッツ類の中でもトップクラスと言われています。それ以外にも、悪玉コレステロールだけを制御する働きもあるオレイン酸が豊富に含まれています。

ちなみに、友人はアーモンドを毎日20粒ずつ食べ、食事制限を行ったところ1年で8キロの減量に成功し、その後リバウンドをすることもなかったんだとか。これほどまでにダイエットに効果的なアーモンドですが、実は猫が食べてしまうと危険だと言われています。

猫がナッツ類を食べた時の対策

椅子の上でぐったりする猫

猫にナッツ類は与えてはいけないということがわかりましたが、万が一猫がナッツ類を食べてしまった場合どうしたら良いのでしょうか?

もしも猫がナッツ類を食べてしまった場合、少量ならば基本的には様子見で大丈夫だと言えます。ただし、かなりの量を食べてしまった場合や、愛猫が元気がなかったり、呼吸を苦しそうにしていたり、下痢やおう吐が見られるなど、様子がおかしいと感じた場合には必ず動物病院へ連れて行きましょう。ナッツに多く含まれる脂肪分は、肥満の原因になるだけではなく、胃のむかつきや下痢などの消化器症状を起こすこともあります。

猫がナッツ類を食べる必要性もありませんので、おやつ代わりに与えるということはオススメしません。

猫にナッツ類以外で与えてはいけないもの

舌を出す猫

猫にはナッツ類だけでなく、

  • ネギ類
  • 生のイカやタコ
  • 生の豚肉
  • カフェインを含む食品、飲み物
  • アルコール類
  • ぶどうやレーズン

等も与えてはいけないと言われています。猫にとってナッツ類は与える必要のないものですが、猫にとって”与える必要のないもの”と、”絶対に与えてはいけないもの”があるので、猫に与える際はよく調べてからの方が安全です。

特に手作りごはんを与えている場合、飼い主さんが”人間にとって体にいい”という認識がある食べ物の場合は、細かくして与えてしまうというケースもよくあります。ですから、人間の体に良いと言われていても、猫にナッツを与えるのは望ましくありません。

まとめ

豆の匂いを嗅ぐ猫

今回は猫とナッツ類に関してまとめました。実は、猫がナッツ類を食べたがることは多く、我が家の猫たちも柿ピーを食べていると、ピーナッツを食べたがります。

猫にナッツ類を与えることで病気のリスクが高まるだけでなく、最悪窒息してしまう可能性も考えられますので、猫にはナッツ類を与えないようにしましょう!

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おやつやおつまみでよく食べるくるみですが、猫が食べてしまったとしたら、どうなのでしょうか?他にも人間はよくナッツ類を食べるのですが、猫にとって大丈夫なのか、どんな症状が出るのか、またその時の対処法をご紹介します。

  • 食べ物
  • その他食べ物・飲み物

その他、猫が食べていいもの・悪いもの

今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。

猫が食べてはいけないもの一覧
投稿者

40代 女性 しほり

我が家で飼っている猫ちゃんは、ピーナッツアレルギーなので、一切与えることができません。
ピーナッツバターに粉薬を混ぜると飲ませやすいというのも聞きますが、その場合は無塩バターに混ぜることにしています。
ピーナッツは、栄養価が高いので貧血気味の猫ちゃんにはお勧めですが、必ずアレルギーがないか確認してから与えましょう。
投稿者

10代 女性 ルー

よく私の父がポテチや卵焼きをあげていますが、大丈夫なのでしょうか。

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