猫にわかめを食べさせても大丈夫?
猫にわかめは大丈夫!
まず初めに結論からお伝えすると、猫にわかめを食べさせても大丈夫です。中にはわかめを好むという猫も多くいて、手作りごはんとして猫にわかめを与えているという飼い主さんも多数います。
猫のレシピ本にもわかめはたくさん使用されている
猫の料理レシピ本にも、必要な食材にわかめが載っていることもよくある話で、これらのことから猫にわかめを食べさせても問題は無いと言えます。
実は猫にわかめを与えることで得られる効果もあると言われていますし、逆に猫にわかめを与える際には注意しなければいけないこともあります。
今回は、猫にわかめを食べさせた時に得られる効果や、与える際に気を付けなければいけないこと、そして猫にわかめを食べさせる方法を詳しくご紹介しようと思います。
猫にわかめを与えた時の効果
猫に手作りごはんを与える際に、わかめを混ぜているという飼い主さんが多いのですが、実は猫にわかめを与えることで得られると言われている効果は、4つあります。
わかめで猫に必要な栄養が沢山取れる
わかめには沢山の栄養素が含まれているため、猫にわかめを与えることで効率よく栄養を摂取することが出来ます。わかめの中でも最も栄養素が高いと言われている部分は、めかぶの部分なので、めかぶの部分を与えるとより効果を得やすいと言われています。
わかめは猫の基礎代謝の向上に効果がある
わかめは海藻類の中でも、ヨウ素を多く含んでいます。猫はわかめなどからヨウ素を摂取することにより、甲状腺ホルモンの働きを助けてくれるので、基礎代謝の向上へとつながりやすくなります。老猫の場合、若い猫に比べて特に甲状腺の病気にかかりやすいため、わかめを摂取すると良いと言われています。
わかめと同じ海藻の昆布は?
昆布も猫が食べても問題無い食材です。ちなみにわかめと同じ海藻類の中でも、1番ヨウ素が含まれていると言われているのは、昆布だと言われています。昆布は、わかめの約20~50倍程、海苔の約20~160倍程のヨウ素を含んでいると言われています。
わかめで抗癌作用
わかめなど、海藻類の中に含まれている成分の一つ、”フコダイン”は内臓機能に効果的で、内臓潰瘍の予防だけでなく、肝臓などの機能が向上するほか、抗癌作用もあるんだとか。それ以外にも、わかめには免疫力の活性化が期待できると言われています。
わかめで歯や骨の強化・便秘解消
わかめには食物繊維やカルシウムが含まれており、中には水に溶けない食物繊維まで含まれています。猫がわかめを食べてカルシウムを摂取することによって、歯や骨が強くなるだけでなく、食物繊維も摂取できることで便秘の解消へとつながります。
猫にわかめを与える時の注意点
猫にわかめを与える際は、
- わかめは柔らかくして細かく刻んでから猫に与える
- わかめは猫に与えすぎないようにする
猫にわかめを与える時は、この2つをしっかり守るようにしましょう。
わかめを猫に与える時は柔らかくする
猫にわかめを与えることは健康に良いことだとわかりましたが、逆に注意しなければいけないこともあります。猫にわかめを与える際には、必ず柔らかくなるまで茹でる、煮込むなどの方法で与えることをオススメします。
猫にわかめを与える時は細かく刻む
わかめなどの海藻類は、消化に悪いと言われていますので、猫にわかめを与える際は柔らかくしてから細かく刻んで与えるようにすると安心です。
また、わかめは猫にとって消化に悪いだけでなく、ミネラル成分を多く含んでいるため、与えすぎには注意しなければいけません。猫がミネラル成分を過剰に摂取しすぎてしまうと、尿路結石などの原因になりやすくなります。
猫へのわかめの与え方
わかめを猫のご飯にトッピングする
猫にわかめを食べさせる方法ですが、基本的には先ほどお伝えしたように、消化に良いようにわかめは、柔らかくして細かく刻み、キャットフードや手作りごはんに混ぜ込むという方法になります。
「餌9:わかめ1」の割合で与えるようにしましょう。キャットフードで栄養はバランス良く満たされますので、わかめを多く与える必要はありません。猫がわかめを摂取することで得られる効果は大きいですが、摂取しすぎることで逆に病気へとつながってしまうことがあるからです。
猫にわかめを与える頻度
猫にわかめを与える頻度ですが、少量とは言え毎日わかめを与えてしまうとミネラルの過剰摂取による病気を引き起こしてしまう可能性がありますので、「月に3回」、「週に1~2日」、等としっかり決めて、適切な量を与えると良いと言われています。
猫に与えても良いわかめの部位
わかめは「わかめ」、「茎わかめ」、「めかぶ」に分かれていますが、基本的にどの部分を与えても問題は無いと言われています。1番栄養素が高い部分がめかぶで、固さがある為しっかりと煮込んで与える必要がある部分が、茎わかめになります。
猫にわかめを使った食品は与えても良い?
味付けがされたわかめは猫に与えない
- おつまみの茎わかめ
- わかめの酢の物など
猫にわかめを使った食品を与える場合は、必ず猫用の物を与えるようにしましょう。人間用でわかめが使われているものは、塩分が多く含まれており、猫の体には当然よくないですよね。
猫にわかめを与えること自体に大きな問題は無くても、猫が塩分を過剰摂取してしまうと、血圧が上昇しやすくなり、腎臓に負担がかかってしまうと言われています。
猫の健康を守るためにも、猫にわかめを与える際には必ず猫用のものを選ぶ、もしくは猫用に手作りして与えるという方法で与えるようにすると良いですね。
まとめ
今回は猫がわかめを食べても大丈夫かどうかについて、詳しくまとめました。
猫がわかめを食べることは、健康のためにもオススメしたいのですが、逆に食べすぎてしまうことでなる可能性のある病気もあります。
ですから、猫にわかめを与える時には、与え方や量などを考えながら与えるようにしましょう!
その他、猫が食べていいもの・悪いもの
今回紹介した食材以外にも、人間には安全でも、与え方や量によっては猫にとって有害な食べ物が数多くあります。場合によっては命に関わるような食材もあるため、飼い主さんは正しい知識を身につけておくことが必要です。万が一のことが起こってしまわないよう、「猫が食べていいもの・悪いもの」を事前にチェックしておきましょう。
30代 女性 みつえ
柔らかく炊いてから、細かく刻みカリカリの上にトッピングしてあげます。
すると、とても喜んで食べてくれますし便秘に悩んでいたのが嘘のように、便が出やすくなりました。しつこい便秘に悩んでいましたので、猫ちゃんたちも元気になりました。
海草なので、栄養も沢山摂れますし猫ちゃんにもオススメの食材です。
週に2回食べさせていますが、頻度はちょうどいいみたいです。これからも、食べさせ過ぎない程度にワカメを与え続けたいなと思います!