猫の『5つの座り方』でわかる病気や気持ち

猫の『5つの座り方』でわかる病気や気持ち

猫がそこに座っているだけで、空気が和みます。その座り方によって、猫の気持ちが分かります。また、病気の可能性に気が付けることもありますので、猫が座っている時は「可愛いな」と思うだけでなく、異常がないかにも気をつけてあげましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

お行儀良く座る場合

座る猫

後ろ足をたたんで前足を伸ばして座る、スタンダードな座り方です。やや警戒している時に、この座り方をします。几帳面な猫は、しっぽを体に巻きつけることも。

スラッとした姿は、猫の美しさを感じさせます。野良猫でも、良く見ることができるでしょう。1番絵になる、座り方かもしれませんね。

足を床につけている場合

座る猫

足を床につけて座る座り方をしている場合は、すぐに立ち上がれるようにしている時なので、多少の警戒心がある時です。

スフィンクス座りがこの座り方に、あげられます。警戒しつつもリラックスしている、そんな気持ちの時に見られる座り方です。

お腹を見せている時

横座りの猫

お腹を見せて座る時は、とてもリラックスしている時です。なぜなら、お腹は猫にとって、急所だからです。お腹は骨がない上に、大切な内臓が詰まっています。そんなお腹を晒すのですから、よほどリラックスしていることが伺えます。

猫の性格にもよりますが、比較的警戒心の薄い猫は、お腹を見せて寝ることがあります。お腹を上にするのは警戒心がないこともありますが、暑い時の姿勢でもあります。筆者は、猫がお腹を見せて寝るのは、夏の風物詩だと思っています。

スコ座り

スコ座りの猫

おっさん座り、スコ座りなど、色々な呼び方がありますが、猫がこの座り方をしている場合、「骨軟骨異形成」の可能性があります。骨が変形してしまって痛みがあるので、スコ座りをしている可能性もあります。

特にスコティッシュフォールドがこの病気を発症しやすく、この変わった座り方をするので、通称スコ座りと呼ばれています。スコティッシュフォールドを飼っている場合は、十分に気をつけて挙あげましょう。

しょっちゅう座り方を変える

パソコンの前に座る猫

猫が座る体勢を変えることはありますが、それがあまりに頻繁な場合は、どこかに痛みがあるのかもしれません。気をつけてあげましょう。普通に座っているのが辛いほど、痛みなどを感じている可能性が考えられます。おかしいと思ったらなるべくはやく動物病院を受診して、異常がないか調べてあげましょう。

まとめ

ミッチー

猫は言葉を話さない分、態度でその気持ちを表しています。猫が今どんな気分でいるのか、座り方から判断してみましょう。猫の気持ちが分かると、コミュニケーションが取りやすくなります。

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