1. ひとりで過ごしていたいから
猫は群れを作らず、単独で行動をする生き物で、ひとりでいることが平気な猫もいます。そのため、飼い主さんに呼ばれても気分が乗らなかったり、ひとりでいたいと思っていたりするときは反応しないこともあるんです。
リラックスしたい
飼い主さんのことをとても信頼していても、ときにはひとりでリラックスしてすごしたいと思うこともあるようです。構われたくないため、名前を呼ばれても反応をしないでいるのでしょう。
また、特に用もないのに飼い主さんが猫の名前を呼んでいると「用がないなら呼ばニャイで」と無視をすることもあるんです。人間もリラックスして過ごしたいときがあリますよね。
猫がそんな雰囲気でいたら、そっとしておいてあげましょう。
眠い、寝ている
ウトウトと眠そうなとき、すやすやと寝ているときは名前を呼んでも無反応なことが多いです。猫が寝ているときに邪魔をすると、猫はストレスを感じてしまうので静かにしていましょう。
集中している
毛づくろいをしているとき、遊んでいるとき、ごはんを食べているときなど、猫は集中しています。そんなときは名前を呼んでも反応がないことが多いです。また、猫が怒っている、興奮している、警戒しているというときも無視をされてしまうことがあります。
2. 呼び方の違いや人の好き嫌い
家族で猫を飼っている場合同じように猫の名前を呼んでも、人によって声の質やイントネーションなどに違いがあって、猫が呼ばれていることに気が付かないということもあります。
さらに、猫にお気に入りの家族がいると、その人が名前を呼んだときにうれしそうに反応をして、別の人が呼ぶと無視をするなんてこともあるんです。
我が家の猫も家族の中で特に大好きだと思う人に呼ばれたときだけ、母猫に甘えるように鳴いて返事をしています。それ以外の家族が呼んでも返事をすることは稀です。
3. 飼い主さんと遊んでいるつもり
猫の中には、飼い主さんが自分の名前を呼んで探していることに気がついて、隠れてあえて返事をせず、かくれんぼを楽しむという猫もいるんです。
もしも猫が隠れていることに気がついても、最後までかくれんぼに付き合ってあげることをおすすめします。猫を発見したら、驚いたフリをしたり、「みーつけた!」と言ったりして、猫と一緒にかくれんぼを楽しみましょう。
4. 名前を覚えていない
猫に名前をつけたばかりのときは、まだ覚えていないため、呼んでも反応することは少ないでしょう。名前を覚えるまでどれくらいかかるのかは、猫によっても違います。
さらに飼い主さんの接し方でも変わってくるでしょう。猫をなでるとき、ごはんをあげるときなど、猫の名前を呼ぶようにして覚えてもらいます。
まとめ
猫は、飼い主さんが名前を呼んでも無反応なときがあります。飼い主さんとしては「ニャー」と返事をしたり、近くに来てくれたりするとうれしいですよね。
猫が無視をするのは、ひとりの時間を過ごしたい、遊んでいる、名前を覚えていないなどの理由があります。
しかしよく見ると耳をピクッと動かす、片耳を飼い主さんがいる方に向けている、しっぽを動かすなど返事をしてくれていることもあります。名前を呼んだ後の反応をよく観察すると、猫の性格をより理解できそうですよね。