猫が痛がっているときのサイン
猫が痛がっているときに早く対処をしてあげるためにも、飼い主さんは見逃さずにサインに気づいてあげたいですよね。しかし、猫は本能的に痛いことを隠そうとしてしまうので、なかなか気づくことができない場合とあります。そこでここでは、猫が痛がっているときのサインについてご紹介させていただきます。
1.隠れる
猫が痛がっているときには、飼い主や周りの人から隠れようとします。猫は痛みがあるとき、大人しく痛みを緩和そして治癒させるためにダンボールやキャットハウス、押し入れの奥などに隠れてしまいます。
この行動は野生に生息していたとき、怪我をしていると天敵などに狙われてしまうので、ひっそりと隠れて怪我を治そうとしていた本能的な行動から由来しています。
2.舐める
猫は怪我や痛みがあるときに、その場所をひたすらグルーミングをして治そうとします。猫はグルーミングをすることでリラックスをするということもあるので、「治癒をさせたい」と考えることで舐める行動をするのです。
3.機嫌が悪い
猫は神経質な動物です。怪我や病気などで、痛みがあると常にストレスを感じているので、すぐに怒るようになり機嫌が悪くなってしまいます。
4.触らせてくれない
猫は怪我や病気になり、どこかに痛みがあると触ろうとすると逃げるような行動をします。また、部分的にどこかが痛い場合は痛い場所だけを触らせようとしてくれないことも特徴です。触ろうとすると逃げたり、怒ったりするようなときには、どこかが痛い可能性があります。
5.食欲がなくなる
猫は夏バテや餌に飽きているときなどにも、食欲がないようなことがありますが、どこかを怪我していたり病気であったりするときにも食欲がなくなるのが特徴です。猫の食欲がなく体重が減少するときなどには免疫も下がり、他の病気を併発してしまう可能性もあるので早めの対処が大切です。
6.ぐったりして動かない
猫は怪我や病気のときに、体力温存をしたり回復をさせたりするためにジッとして動かなくなることがあります。しかしかなり状態が良くないと、ぐったりと元気もなく、ほとんど寝たままの状態になってしまうこともあります。
7.鳴く
猫は何か欲求のあるときに鳴くことしかできないので、飼い主に鳴いて伝えようとすることがあります。またそれだけでなく、痛みによって我慢できずに鳴いていることもあります。
8.震える
猫は痛みがあると体内にアドレナリンが出ます。そうすると体の筋肉が必然的に小刻みに震えてしまいます。
猫が痛がっているときどうしてあげるべき?
猫が痛がっているときどうしてあげるべきなのでしょうか。猫が痛がっている仕草があると「どうしてあげよう?」「かわいそうで見ていられない」ということになりますよね。では、そのようなときに飼い主はどうしてあげるべきなのかについてご紹介させていただきます。
病院へ連れて行く
- どのように
- どんな症状で
- いつから
などということを把握して、なるべく早めに病院へ連れて行くようにしましょう。猫の病気は進行してしまうと処置のしようがなくなってしまったり、通院や投薬をつづけたりして延命治療をしなくてはいけなくなってしまうこともよくあります。
ですので、猫の症状に異変を感じ痛そうにしていることがあれば、なるべく早めに連れて行くようにしてあげてください。
餌を変えてみる
猫が痛がっているときにはぐったりと元気がなかったり、食欲がなかったりするときもありますよね。そのようなときには、まず病院を受診するようにしてください。
そして医師に相談の上、病気や痛みに影響がないのであれば、餌を変えてみたり、おやつを与えてみたりするなどして、少しでも栄養が補給できるように飼い主がしてあげるようにしてください。
まとめ
猫は怪我や病気で痛みがあったとしても、治癒をさせるために痛みを隠そうとしてしまいます。
- 隠れる
- 舐める
- 機嫌が悪い
- 触らせてくれない
- 食欲がない
- ぐったりして動かない
- 鳴く
猫に上記のような行動があるときには「痛い」のサインかもしれません。猫が痛みを訴えているとわかったときには、早めに受診をするようにしてくださいね。