1. 威嚇をする
野良猫を触ろうとしたら威嚇をされたという経験はありませんか?野良猫は人を信頼していないため、このような行動をとります。飼い猫も同じように、信頼していない人には威嚇をすることもあります。
では、猫の威嚇にはどのような意味があるのでしょうか。
- 触るな!攻撃をするぞ
- 近づくな!あっちに行ってほしい
- びっくりした!
- その行為が嫌!音がうるさい!やめてほしい
などの気持ちがあり、猫は威嚇をします。
信頼を築くどころか、敵と思われていることもあるようですね…。では猫に威嚇をされた場合、飼い主はどのような行動をとるのが良いのでしょうか。「大丈夫だよー」と猫に近づきたくもなりますが、これは逆効果になります。
ポイント
まずは、威嚇をされたら目を合わせないことです。目をジーッと見る行為は、「喧嘩を売っている」と猫には捉えられます。逆に、猫を見たときに目を逸らされた場合は、猫はあなたを信頼しているということになります。そして、そのまま無視をします。無視をすることで猫の気持ちは落ち着きつくので、警戒心が収まったところで再度スキンシップをとると良いです。
2. 触ろうとするとパンチをしてくる
猫パンチには遊びたいという心理もある一方で、不快感や嫌悪感を抱いたときにとる行動でもあります。猫にとって嫌な人や信頼していない人が無理に近づこうとしたり、触ろうとした場合にこの行動がみられます。
また、猫は同じ動作を繰り返されると飽きる生き物です。同じところを撫で続けたたりすると、猫パンチをくらうこともしばしば・・・。我慢の限界を越えると噛んだりするので要注意!まさに恩を仇で返すとはこのことですね。
3. ほふく前進で逃げようとする
猫がほふく前進をしたり逃げようとする行動は、恐怖や警戒心を抱いているということです。自分の体を小さく見せることで、「私はあなたが怖いです。服従しています。」と訴えているのです。
猫がこの行動をする原因は主に、
- 大きな声で呼びかける
- 体が大きい、立ったまま近づこうとする
- 足音がうるさい
- いきなり駆け寄ろうとする
- 顔などを上から撫でようとする
などがあります。
上記のような行動は猫に威圧感を与えてしまいます。猫と接するときは、静かな落ち着いた声で、態勢を低くし、猫がびっくりしなしよう動作はゆっくりと行いましょう。そして猫を撫でるときは、なるべく下からを意識して撫でてあげましょう。
4. イカ耳になる
猫のイカ耳は見た目は可愛いものの、実は警戒や不安といった心理があります。イカ耳は、両サイドの耳を後ろへ逸らすことで周囲の物音を聞き取ろうとしているのです。つまり、周囲の敵からの攻撃を警戒しているのです。
その他にイカ耳がみられるのは、
- 大きな音がしてびっくりしている、または不愉快に思っている
- 過度にスキンシップをとり、イライラしている
- 恐怖を感じる出来事があり、自分を小さく見せている
などです。
猫がイカ耳になったときは、無理に触ろうとせずそっとしておいてあげましょう。
まとめ
猫は少し気難しいと感じるかもしれません。そんな猫と接するポイントのひとつは「謙虚さ」だと思います。猫は飼い主のことを「大きくなりすぎた猫」だと思っているそうです。
なので、「ご飯をあげているんだから」「私は飼い主なんだぞ」などと思わずに、「友達になりたい」という気持ちで関わることが仲良くなる秘訣だと思います。
家族だからありのままでよいというわけではなくて、ときには気を遣うことも必要そうです。