猫の『終活』考えるべき項目3つ

猫の『終活』考えるべき項目3つ

終活は「飼い主自身の問題」と「愛猫の問題」とに分けて整理し考えていかなければなりません。猫が過ごす時間は人が過ごす時間の4倍の早さと言われています。愛する猫のためにも今出来る事を考えてみたいと思います。

終活をする必要性

女性と猫

終活とは?

終活とは自分の人生を最後まで幸せに送るために行う活動です。現在のように猫を家族として暮らしている飼い主には猫の終活も考える必要があるでしょう。愛猫の命の長さも、飼い主の命の長さも私達にも愛猫にも計り知ることができません。

終活により準備を行う

愛猫に先立たれ自分の生活を整えられない場合は、どうしたら良いでしょう?飼い主の方が先に逝ってしまった場合はどうしたら良いでしょう?

愛猫の行く末が決まっていないことも多く、猫も周りも不安を感じてしまいます。終活を考える事によって、愛猫との限りある日々を大切に生きる事ができます。そしてお互いが別々に歩む事を受け入れる事ができるようになります。

1. 飼い主自身のために

眠る猫

気持ちの整理のために

終生飼養が当たり前の現代は、愛猫が先に逝ってしまうと考える方が良いでしょう。言葉では理解していても実際に愛猫に先立たれると、ペットロスに陥ってしまうかもしれません。しかし愛猫のためにも自分の生き方を整えて生きなければなりません。

ペットロスを防ぐために、常日頃から愛猫との思い出の整理を始めたり、いざと言う時に気持ちの整理をするためのシミュレーションを行うと良いようです。そして悔いを残さないためにも、今自分が出来る事を愛猫に行う事で充実した日々を送る事ができるでしょう。

亡くなってしまった場合は思い切り泣く機会や、愛猫の思い出を人と話せるようにしておきましょう。猫のママ友などもお互いに協力し合えますので、積極的に探しておきましょう。

供養をどうするのか

亡くなった場合には家の中に仏壇を作るのか、お墓を立てるのか、供養を行うのかなど想像する事も大切でしょう。

2. 愛猫のために

老齢の女性と猫

愛猫より飼い主が先立つ事を考え、自分が死んでしまった後の愛猫の生活を確保しなければなりません。預ける事のできる親戚や知り合いがいない場合は「ペット信託」という選択肢もできます。ペット信託とは愛猫が心配なく暮らして行くための、費用と場所を確保する仕組みです。

3. 愛猫の病気のために

目を隠す猫

完全室内飼いの徹底や、医療そしてフードの向上により、猫達の平均寿命も長くなっています。長くなると同時に高齢化する猫達は病気になるリスクが高まってきます。そのためにもペット保険への加入も検討すると良いでしょう。

そして愛猫が重い病気になったときの判断も、考えておかなければなりません。病院での治療は行わずに自然に任せて自宅で愛猫との日々を全うする選択肢、入院の可能性が高い先進医療など出来る限りの治療を行う選択肢、生きる事が苦しみならば、愛猫から苦しさを取り除くために安楽死という選択肢など大きく分けて3つあります。

まとめ

男性と猫

猫の『終活』考えるべき項目3つについてお伝え致しました。現実的には考えたく無いこの度の内容であったと思います。しかし生のある物は死も一緒に過ごさなければならない運命を持っています。かけがえのないお互いの日々を、大切に生きていかなければなりませんね。

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