1.お腹が空いたからご飯がほしい
猫は、ご飯がほしいときには「ニャーン」「ニャーオ」などの大きな声で鳴きます。ご飯の時間が近づくと鳴いて訴えるのでわかりやすいですよね。またお腹が空いているときには、キッチンや普段ご飯を食べている場所の付近で鳴いたり、飼い主をじっと見つめたりします。
ご飯の時間じゃないのに「お腹空いたー!」と鳴くときは、ご飯の量が適正かを見直してみましょう。 そして、鳴いて可哀そうだからという理由でご飯の時間をずらしたり、余計にご飯を与えないようにしてください。これをしてしまうとご飯の時間がどんどんずれていき、夜中の3時に「起きてー、お腹空いたー!」と言いかねません。(経験談)
また、一度訴えを聞いてしまうと猫はそれを学習します。鳴けばご飯をもらえると認識するので、ご飯を与えなければしつこく鳴き続けます。毅然とした態度で向き合いましょう。
2.遊びたい、構ってほしい
甘えたいときや要求を聞いてほしいときにも、猫は喋りかけてきます。このような時には、体にスリスリしてきたり、飼い主の邪魔をしてみたりと行動にも現れます。そして「クルル」「クルクル」と鳴いたり、「ゴロゴロ」と喉を鳴らしたりします。
また、ここでは尻尾にも注目です。猫は要求を訴えるときには尻尾を大きくゆっくり振ります。尻尾の動きは鳴き方同様に猫の気持ちが現れるところなので、観察してみると面白いですよ。
3.不満がある、物押したい!
飼い主に不満を感じているときは、低い声で鳴いて訴えることがあります。猫の不満はそれぞれですが、多い訴えとしては
- トイレが汚い、きれいにしておくれ
- 水が古い、新しいのに替えておくれ
- 外に出たい、出しておくれ
- こんなに訴えているのに、どうしてわかってくれないんだよー!(怒)
などです。
この場合はとりあえず謝り、猫にとっての不満要素を探ってみましょう。猫はきれい好きなので、上記で述べたようにトイレや水、寝床などの環境をまずは整えてみましょう。外に出たいと訴えた場合は、おもちゃで遊んだりして気を紛らわしてあげると良いかもしれません。
4.不安なことがあるから助けてほしい
猫は不安やストレスを感じたときに「ミャアー」「ミャーオ」と高い声で鳴きます。例えば、工事や雷、花火大会などの大きな音が鳴り続けた場合、これを怖いと感じることがあります。また、猫が怖いと感じる動物や人間と同じ空間にいる場合も、助けを求めるために飼い主に訴えかけます。
猫はストレスに敏感な生き物です。できるだけ早く不安に気づき、猫がリラックスできる場所をつくるなどして対策を立てましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:みぃちゃん / ♂ / 1歳 / 雑種(ミックス) / 4.3kg
猫が喋りかけてくるのは、お腹が空いた、構ってほしい、不満を言いたい、不安があるなどの理由があります。猫語を完璧に理解するのは難しいですが、鳴き方や行動を分析することで心理を読み解くことができます。
一生懸命に呼び掛けているのですから、しっかりと応えてあげたいですね!