それは突然やってきました
彼氏のように・兄弟のように・父のよう・息子のようにいつも、私の見方だった19歳の愛猫を失ってやっと1年が経過したころでした。
その日は、仕事の後に習い事のレッスンに行く日。いつもは旦那さんが迎えに来てくれ、レッスンには車で行くのですが、私の仕事が長引いた事もあり、その日は歩いてレッスンへ向かいました。
18時半過ぎ。
会社を出ると、外は暗く少し寒い、2~3分歩いたころ、私は足を止めました。
何かの音?のような声?のような風の音にかき消されてハッキリと聞えない。
確かめるように見回すと、その正体と目が合ってしまいました。私を見るなり、かすれた小さな声を上げながら走り寄ってきます、黒が多めの白黒の子猫です。
突然の出会いに頭はパニック!

お腹が空いいるその仔は、体をすり寄せ、私の指を一生懸命カミカミ、気づいた時には、レッスンをお休みする電話を終え、旦那さんに連絡していました。
帰宅後
突然の事で、フワフワした感情の私をよそに、ご飯を食べ終え「ここが私のお部屋ね♪」と言わんばかりのリラックス。

ベットの上にあった愛猫が使っていたブランケットを見るなりクルンと丸くなり当たり前のように眠りに付きました。
病院
こんな出会いをした次の日、仕事を休み、以前お世話になっていた動物病院へ。
すっかり顔なじみになっていた受付のスタッフさんも「どうしたんですか?」と、少し不思議そうでした。
- 生後1ヶ月くらい
- 体重は520g
- カギしっぽの女の子
結膜炎の症状が少しあるけど目薬で様子を見ることに。

悩み
ペットロスから抜け出すことができない私にとって、この日から生活は一転します。
- 猫エイズ?→何それ
- ワクチン?→必要なの?
- 避妊?→えっ!手術?
- トイレトレーニング→すぐ覚えるよね?
- フードの切り替え?→カリカリって、いつから食べてたっけ?
子猫との生活は19年ぶり、当時はなかった情報もネットで簡単に収集できました。
私を1番悩ませたのはワクチンです、猫は義務化されていないため、接種の有無を決めるのは私です。愛猫を失った記憶が、万が一の事を考えてしまい必要性や副作用などネガティブな情報に困惑しました。
現在の誘惑レディ

動物病院の先生の丁寧な説明や、スタッフさん自身の体験を話してくれたおかげでワクチン接種も無事に終え、小さな白黒子猫「オレオ」は現在3.8キロの素敵なレディになりました。

そして、オレオとの出会いによって1番変化があるのは、私ではなく旦那さん。私と旦那さんへの甘え方まったく違うようで、私には見せない女性的な誘惑にメロメロです。
まとめ
腎臓病になり4年間。がんばり抜いた愛猫を失いペットロスから救い出してくれたオレオ。
「猫との出会いは必然で決められたものだからシナリオ通りなんだよ」と私の友人は言っていました。悲しい思いはもういやだと次を迎え入れるつもりはまったく考えていない私を見かね、こんな出会いを作ってくれたのだと思います。
一方で悲しいニュースやアクセサリーのように自分を飾る為だけで売買される仔たちがいるのも事実。日本の法律が見直されて、幸せな仔が増えていくことを願っています。