猫がお喋りなとき
猫がやたらとお喋りなとき、こんな理由がありました。
1. 寂しいよ〜!
寂しくて泣きそう…いや猫は、寂しいと鳴きます。悲しそうな声で。子猫が母猫を呼ぶときや、成猫でも、飼い主さんが見当たらなくて鳴く場合もあります。
飼い主さんが外出したとたん、にゃ〜にゃ〜と探し回る猫もいます。留守番中の猫の様子をカメラで撮影していた飼い主さんが、その探し回る寂しそうな様子に、「もう外出はしない!」と決めたケースもあるようです。
2. お腹空いた!
お腹が空いて、ご飯くれアピールをするのに、鳴く猫は多いです。筆者宅の猫も良く、ご飯が欲しいとき、鳴いて知らせてくれます。中には、ご飯の催促のときしか鳴かないという猫も。
「待ちきれない!!」というときも、にゃ〜にゃ〜と良く鳴きますね。ご飯を用意し始めると、鳴き過ぎて困る!という飼い主さんも、いらっしゃるのではないでしょうか?
3. 遊んでくれ〜
遊んでほしいときに、良く鳴く猫もいます。飼い主さんが移動したとたん「にゃ〜!」、おもちゃに近づこうモノなら「にゃ〜!」。とにかく、遊びスイッチが入った猫は、遊んでもらえるのを今か今かと、待っています。
猫にとって遊びは程よい刺激となりますし、運動不足やストレス解消になりますので、ぜひ積極的に遊んであげてください。猫との絆を深めるのにも、有効です!
4. 発情期です
去勢不妊手術をしていない猫の場合、発情期になると相手を求めて、にゃ〜にゃ〜と鳴き叫ぶ場合が。このときの鳴き声はふだんと違い、大きく長〜いものになることが多いです。
なかなかにしてご近所迷惑になることもありますので、繁殖させるつもりがなければ、できれば手術をして落ち着かせた方が良いでしょう。猫にとっても相手と出会えないのは強いストレスとなりますし、脱走の危険性もあります。
5. 具合が悪い
具合が悪いとき、いつもと違う鳴き声をあげることも。何か様子が違うと思ったら、注意して猫の様子を見てあげましょう。
猫は体調が悪いのを隠す動物なので、症状が出たときには相当具合が悪くなっている…という場合があります。ふだんと様子が違うと思ったら早めに、かかりつけ医に相談することも大切です。
6. 死期が近い
残念ながら、死期が近い猫は良く鳴くという話があります。だんだんと体が動かなくなって、猫自身、不安を感じているのかもしれません。できる限り猫の近くにいて、撫でたり声をかけたりして、最期のときを一緒に過ごしたいですね。
猫は亡くなっても、しばらくはその魂が飼い主さんの近くにいると言います。自分が亡くなったことに気がつかず、「飼い主さんが自分に気がついてくれにゃい」と思っていることもあるのだとか。亡くなった後も猫の存在を感じたら、それはきっとそこにまだいるのです。飼い主さんがあまりに悲しんでいると、猫は心配で天に登れないとも。急に元気にはなれなくても、猫のために、前向きに過ごせるようにしていきましょう。
7. 認知症
猫は認知症にかかりにくいと言いますが、それでもなってしまうことがあります。認知症になると夜中に大声で鳴くことが。特に老猫は、要注意です。
8. トイレをしました
トイレをしたとき、鳴いて飼い主さんに教えてくれる猫も。「出たよ!」と報告してくれるのか、「掃除して」と言っているのかは分かりませんが、できればすぐに掃除してあげた方が、衛生的です。猫も喜ぶでしょう。
ただ、飼い主さんが掃除していると分からない猫に、攻撃されることもあります。筆者宅の猫は家に迎えて間もない頃、トイレ掃除をしていると背中にジャンプキックをかましてきました。今思えば、あれは「何してんの?ヤメて!」と言っていたのだなぁ、と思います。
9. 会話してくれてる
飼い主さんとの会話を、楽しむ猫も。何かを話しかけると「にゃ〜」と答えてくれたり、人語のような鳴き声で返してくれたりすることもあります。
猫との会話が楽しめたら、とても嬉しいですね!会話してくれるかどうかはその猫によりますが、おしゃべりな猫だったら、会話が楽しめるかもしれません。
10. 面白そうなの、見つけた!
虫や鳥など、何か猫が興味を惹かれる物を見つけたときにも、良く鳴きます。窓から外を見ているとき、「カッカッ」や「キャンキャン」のような小さな鳴き声をあげていることがありませんか?これはクラッキングと言って、捕まえたいけど捕まえられないもどかしさを表現していると、言われています。
まとめ
猫が良く鳴く理由には、ちょっと心配なものもあります。どうして鳴いているのか、しっかりと原因を探ってあげましょう。猫によっては単におしゃべりなこともありますので、そこはふだんの様子と照らし合わせて、見てあげると良いでしょう。
猫の様子を良く観察することは、とても大事です。猫と一緒にいるときや排泄の様子など、チェックしてあげてくださいね!