湯船を使った猫の洗い方
猫に湯船を作る場合は、お湯の温度を35度前後に設定しておきます。ぬるま湯でないと猫の肌には刺激が強いので、必ず水温は低くして下さい。
そして、その後に猫用のシャンプーをお湯に溶かしてあげましょう。これで、猫のお風呂の完成です。身体を洗う時は首から背中、足、尻尾そして肛門の順番で洗いましょう。
シャワーを使った猫の洗い方
シャワーを使って身体を洗う場合も水温を35度前後に設定しておく必要があります。シャワーを利用する場合は、お尻から順番に洗っていきましょう。
そして、シャンプーを手できちんと泡立ててから揉み込むように優しく洗います。雑に洗うと猫の毛が毛玉になってしまうので、注意して下さい。
どちらの方法で身体を洗う場合でも、水温は必ず低く設定します。そして、猫の毛が絡まらないように優しく洗ってあげましょう。猫の身体は人間とは異なり、デリケートなので粗雑に扱わないようにする事が大切です。
どうしても猫が嫌がる場合
猫は本来入浴が必要ではない動物です。
何故なら、1日に何回も自分で毛繕いをしたり地面に横たわって転がりながら身体の汚れを取るからです。なので、猫はどんな動物よりも清潔な生き物なのです。
しかし、時と場合によっては入浴が必要になる事もあります。何とかお風呂に入れてあげたくても強い抵抗を示される事もしばしばあります。
お風呂の環境に慣れてもらおう
猫が強く入浴を嫌がる場合は、無理に身体を洗おうとはせずにお風呂という環境に慣れてもらいましょう。例えば、湯船に浸かるのではなく水そのものに触れさせる事によって猫の水嫌いを少しずつ緩和していく事が出来ます。
また、お風呂場に猫のご飯や猫砂を持ってくる事によって猫の水に対する不安感を軽くする手段も有効的です。
苦手な物に対して、すぐに耐性をつけるのは人間であっても難しいです。なので、ゆっくりと時間を掛けて水に慣れてもらいましょう。
自宅でのシャンプーが難しい場合
中々水に慣れる事が出来ない猫ちゃんの場合、自宅でのシャンプーは困難です。このような場合は無理に自宅で入浴を強制しないようにして下さい。
猫のトリミングサロンにお願いしてみよう
そして、自宅での猫の入浴が難しい場合は猫のトリミングサロンが存在します。トリミングサロンでなら専門家が猫の身体全体を綺麗にしてくれるので活用してみましょう。
経済的な負担は大きくなりますが、自宅で入浴させる負担を軽くする事が出来ます。猫の体調や状況に応じて、自宅とトリミングサロンを使い分けても良いでしょう。
トリミングサロンではシャンプーの他にも耳掃除やエステなど、猫ちゃんがリラックス出来るサービスを受けられるため気分転換にもなります。
飼い主も猫がケアを受けている間はのんびり過ごす事が出来るので、自宅でのシャンプーに拘らずに外部のサービスに助けを求めるのも良いと考えます。
まとめ
猫には入浴が必要不可欠ではありません。しかし、身体を人間の手で清潔にしておくのは悪い事ではないので、時折は湯船に入れてあげましょう。
水が苦手な猫ちゃんでもゆっくり時間を掛けて水に慣れる訓練を重ねれば、自然と湯船に身を委ねられるようになります。しかし、猫に無理をさせてはいけないので激しく抵抗するようならばお風呂を中断して下さい。
どうしても自宅での入浴が難しい場合は、猫専用のトリミングサロンを活用する手段もあります。トリミングサロンには、専門のトリマーが身体全体を綺麗にしてくれます。コストが掛かりますが、飼い主の負担が軽くなります。必要になったら、トリミングサロンを活用してみましょう。