猫が寒い時にする仕草は?
猫は寒がりな動物です。夏場であればエアコンを強く効かせているとき、そして秋の涼しくなってくる時期になると寒がりな猫は「寒いよ」という仕草を飼い主さんに見せることがあるようです。
そんな猫が寒い時にする仕草について具体的にご紹介させていただきます。
1.震える
猫の寒さが極度になると体の温もりが消え、低体温症になってしまうことがあります。
低体温症になることは滅多にないのですが、真冬に極寒なまま過ごさせていたり何らかのトラブルによって体が水に濡れてしまったままになってしまうなどのことがあると低体温症を引き起こしてしまうこともあります。
そのときに、猫が寒いと感じると人間と同じように足などをガクガクと震わすことがあります。
2.まん丸になる
猫は寒くなると体をなるべく小さく、そして丸くする傾向にあります。
暑いときはごろにゃんこをしたり伸びて寝ていることが多いのですが、寒くなるとニャンモナイトのようにまん丸になることが多いでしょう。
このように寝ている姿勢からも寒いかどうかを判断して「適切な温度」にしてあげるようにしてください。
3.尻尾を中に入れる
臆病な猫は怖いときなどにも尻尾を体の中へとピタッとくっつけることもありますが、猫が座るときや寝るときに自分の体に尻尾くっつけるような状態にするときは寒いサインです。
4.温かいところへ移動する
猫は自分が暑いときや寒いときなどしのぐために場所を移動することを学んでいます。
猫が寒いと感じているときであれば「布団や毛布などの場所へ移動する」「日当たりの良い窓辺に移動する」「こたつなどの中へ移動する」などという行動をすることが多くなるでしょう。
猫の寝場所にも注目してみましょう。
5.くっついてくる
猫は寒いときに人や他の猫にぴったりとくっついて暖を取ることがあります。
例えば飼い主さんのお腹や足の上に乗ってきたり、他の猫とくっついて寝るということをしているときには寒いサインかもしれません。
また飼い主さんが椅子から立ったりして、そのいなくなった場所に座って場所取りをするときも、残っている温もりで暖を取っている可能性もあります。
6.肉球や耳が冷たくなる
猫はフワフワの毛に覆われているので体温を感じ取ることはなかなかできませんよね。
そんなときに猫の被毛が薄い場所である「耳」や肉球を飼い主さんが触ってみると「冷たい」と感じることがあるようです。猫の体温は人間よりも高いのが普通なのに、飼い主さんが触っても「冷たい」と明らかに感じるときは寒い可能性が高いです。
7.よく寝る
猫は寒くなると体力を温存させておくためや、体温を逃さないようにするためによく眠る傾向にあります。
もともと「寝子(ねこ)」が語源だとも言われるほど眠る動物なので寝ている時間だけでは寒いかどうかを判断することはできませんが、いつもより長く眠って動かない様子だと体調が悪かったり寒いという可能性が高いでしょう。
まとめ
猫は人間が思っている以上に「寒がりな動物」です。
夏場にクーラーを強くつけてしまったり、冬場でも暖房を入れないなどすると猫は寒さが原因によってストレスを抱えてしまったり体調を崩してしまうこともあるでしょう。
猫が丸まっていたり、体温が低いと感じられるときには暖房で温度調節をするようにしたり猫用の暖房器具を活用するなどして体温管理をしてあげるようにしてあげてくださいね。