猫と相性が良くない動物
1 魚
金魚、熱帯魚、鯉などの魚類は、猫が仲良くできない動物でしょう。水槽の中で、泳ぐ魚をじっと見つめる猫の心の中は「捕まえたいにゃ~」と思っています。蓋が開いている状態の金魚達に、手を突っ込んで捕まえようとします。その時に水から出されたり、爪が刺さったりなどで一撃させてしまう可能性も高いでしょう。
2 鳥
猫が仲良くできないのは、鳥類でしょう。インコなどの小さな鳥は捕獲対象になってしまいます。羽根を羽ばたかせる鳥を見ると、猫の狩猟本能から「襲わずにはいられないにゃ」と刺激させてしまいます。また、猫が天敵に思うのはカラスです。外で生活する猫は、カラスに襲撃される事もあるそうです。とくに子猫などは、カラスに襲われてしまう確率が高いようです。
3 ハムスター
ハムスターなどのネズミの一種も猫は仲良くできないでしょう。猫とネズミと言えば、古くからネズミを駆除するのに熱心に働きかけた動物にあたります。ネズミ駆除の為に飼育されていた事もあるくらい、見ると捕獲せずにはいられません。なので、ハムスターのちょこちょこ動く様子を見ると、猫は「追いかけたくなるにゃ」と好奇心から狩猟本能へと導かれてしまいます。
4 ヘビ
ヘビも猫の天敵と言われています。猫がヘビを見ると恐れてしまうのは、猛毒がある危険を知っているからなのでしょう。祖先猫が砂漠で暮らしていた頃、毒を持つヘビに遭遇すると、命を守る為に威嚇をして追い払っていたそうです。今で言う猫の威嚇体勢「シャー」のポーズは、ヘビを真似しているそうです。「ヘビは恐ろしい!」と言う祖先からの名残りが未だに残っている為、野菜のきゅうりを見ると飛び上がって驚いてしまうのでしょう。
5 カエル
猫が仲良くできない動物は、ぴょんぴょん飛び跳ねるカエルもそうです。他にも飛び跳ねるバッタなどの昆虫も危険でしょう。まさに、これらの動きは、猫にはおもちゃとして見えてしまいます。また、カメなども飛ぶことはありませんが、ノソノソと動いているのに「なんだ?」と甲羅を手でひっくり返してしまう可能性もあるでしょう。小さな動物であったり、動きが興味を持つようなところに猫は「捕まえたい!」となってしまうのでしょう。
猫と仲良くするには
新参者に気をつける
猫は縄張り意識があるので、新参者に対して強く反応してしまいます。心よく受け入れてくれる猫もいれば、ストレスになってしまうことがほとんどと言えます。猫よりも小さな動物を飼うのは、リスクがあるかも知れませんが、同時に飼う事や物心つく前の子猫から飼うと、仲間としての関係が築ける場合もあるでしょう。
触れ合う環境は大切
猫が仲良くできる動物は、本能が刺激されないのであれば問題ないと言えるでしょう。猫にとって仲良くできない動物とは、肌が触れ合えないことなのかも知れません。猫は比較的、どんな動物とも仲良くできると言われています。それは猫が共同生活に慣れていることや、仲間意識があることから協調性をもてるようになったのだと思います。種族をこえて仲良くするには、肌と肌を触れ合わせてスキンシップをとるのが大切なのでしょう。
別室に分ける
相性が悪い動物は、お互いにストレスにならないようにしないといけません。相性は、合わせようとしてもどうにもならない場合もあるでしょう。それでも同じ環境で生活する為には、部屋を分ける、距離を離すようにすることです。お互いが、存在を気にしなくていいように配慮していきましょう。また、金魚や鳥などの小動物には、水槽やかごの蓋をしっかり閉めて、手の届かない場所に置くようにしましょう。
まとめ
猫が仲良くできない動物を紹介しました。仲良くできない理由は、猫が仲良くする気持ちがないからなのでしょう。猫よりも小さな動物と言うのは、どうしても猫が追いかけたり、捕まえたくなってしまいます。猫の本能は、どうしようもないと言うのが結論なのでしょう。ただ猫は、どんな動物でも仲良くできると言われることから、仲良くできるような環境を整えてあげると良いのでしょう。