猫on猫?その理由とは?
1.発情期
発情期の猫はオス猫がメス猫の上に乗り、交尾をします。メス猫は交尾をすると排卵するので、ほぼ100%の確率で妊娠します。しかも1回の出産で5~8匹生まれますので、1対の猫がいると瞬く間に増えていくのが、理解できると思います。
不幸な猫を増やさない為にも、繁殖させる予定がないのなら、去勢・不妊手術を受けて貰った方が、良いでしょう。ただ、手術を行っても毛布や飼い主さんに対して擬似交尾をする事があります。
2.優位性を示している
俗に言う「マウンティング」です。相手に対して優位性を示したい時、猫が猫の上に乗ります。筆者宅では、1番後から来たオス猫が、よく先輩のメス猫にやっています。「その場所をよこせ!」とか「オレのがエライんだぞ!」とでも言っているようです。
今オス猫にマウンティングされているそのメス猫も、家に来た当初は先住のメス猫に良くやっていたので、我が家では伝統行事なのかな、と思っています。もちろんケガをしないよう、配慮しています。
3.八つ当たり
何かイラっとする事があった時、猫は他の猫に八つ当たりをする場合があります。例えば、飼い主さんに叱られた時や、ジャンプに失敗した時など、たまたま側にいた猫が目に入り、そのイライラをぶつけて解消しようと、上に乗るのです。
八つ当たりされた猫は、たまったものではありません。何もしていないのにただ側にいただけで、乗られてしまうのですから。
4.猫だんご
猫は体温を保つ為に、体をくっつけあって猫だんごになる事があります。特に子猫はまだ、体温調節機能が発達しきっていない為、良く猫だんごになります。そんな時、猫が猫の上に乗る形になる場合も。ムギュッと重なった猫たち、とっても可愛いですね!
5.じゃれている
じゃれていて、上に乗ってしまう場合もあります。遊びの範疇なら何も問題はないのですが、本気の喧嘩の場合はケガに注意が必要です。本来猫は、喧嘩をなるべくしないようにしている動物です。それが本気の喧嘩をするのには、よほどの理由があるのでしょう。
ケガをするくらいの喧嘩をするほど仲が悪いのなら、1度部屋を別にするなど、距離を置かせた方が良いでしょう。でも、始めは仲が悪くても、時間が経てば仲良しになる事も多々あります。あまり飼い主さんがジタバタとせず、おおらかな気持ちで見守るようにしましょう。
6.感触が良いから
猫の体はご存知のように、ふかふかで柔らかく、温かいです。あまりに猫の触り心地が良いので、思わず顔を埋めてしまったり、もふもふしてしまったりする飼い主さんは、多いでしょう。
それは猫も同じで、上に乗るとちょうど良いクッションとなり、心地良いのではないでしょうか?乗られた方は迷惑かもしれませんが、これも猫なりのコミュニケーションなのかも。乗られて喜ぶ猫もまれにいるようですので、無理に止める必要はないでしょう。
まとめ
猫と暮らしていると、その行動の理由が分かってくる一方で、ますます謎が深まる事もあります。全てが解明されない謎多き動物、猫。だからこそ、その魅力にハマってしまうのかもしれません。
猫が猫の上に乗るのは可愛いから、見ている分にはOKですが、理由によってはケガをする可能性もありますので、注意して見ておいてあげてくださいね!