猫にシャンプーは必要ない

猫にシャンプーは必要ない理由
猫は毎日グルーミングを行うためにシャンプーは必要ありません。待ち伏せ型の猫は匂いがあるとうまく狩りができませんので元々体臭は少ないのです。
完全室内飼いが推奨されている現在、家の中で汚れる事はほとんどありませんのでシャンプーは必要ありません。顔にかかるシャンプーやお風呂自体嫌いな猫が多いですから無理にシャンプーは必要ありません。
猫にシャンプーが必要なケース
- 外出をする猫
- ノミがいる猫
- 真菌症に罹患した猫
- 油が付いてしまった猫
- 長毛種で毛玉ができやすい猫
外出をする場合
外へすかけるる猫でしたら雨上がりの泥で汚れてしまったり土ぼこりや枯葉を身体に付けてくることもあるでしょう。自然以外の汚れも多数ありますので汚れが目立ったらシャンンプーは必要でしょう。
ノミがいる場合
保護したばかりの猫などノミが付いている事が多くあります。その時はシャンプーでノミを取る事が必要になります。
油など異物が付着した場合
室内飼いの猫であっても灯油や調理油など拭いただけでは取れない時はシャンプーが必要です。鉱物が被毛に付いて舐めてしまうと猫の身体にもよくありません。
真菌症の場合
皮膚炎である真菌症に罹患している時は真菌を殺菌するためにシャンプーが必要になります。この場合は獣医師の指示に従いましょう。
口臭が酷く被毛が臭い
猫の歯周炎が酷く口臭のある舌でグルーミングを行うと猫の身体全体が臭くなります。そのような時は歯周炎の治療を行いつつ猫の身体をシャンプーしてあげましょう。
長毛種の場合
猫はグルーミングをする事で毛玉が身体の中に溜まってしまいます。ほとんどは便と共に出るのですが長毛の場合嘔吐により毛玉を吐き出す事も多いです。毛玉を吐くために多く嘔吐が出てしまう場合はシャンプーで毛を少なくしておく必要もあるでしょう。
猫にシャンプーをする頻度

- 年に1〜2回ぐらい
- 長毛種の場合は月に1回ぐらい
あまりシャンプーをし過ぎてphのバランスが崩れたり皮膚の乾燥から皮膚炎になってしまうこともあります。短毛種の猫が病気以外でどうしても必要であろうと考えられる時は年に1〜2回のシャンプーを目安にします。長毛種の場合は月に1回を限度にシャンプーをしましょう。
猫にシャンプーをする手順

必要なもの
- 普段使うブラシ
- 猫用のシャンプーとリンス
- エリザベスカラー(必要であれば)
猫用のシャンプー剤を使用しましょう。決して人間の薬剤は使用してはいけません。
シャンプーのやり方
ブラッシング
自分で髪の毛をシャンプーする時もブラシでもつれをなくしてからシャンプーしますよね?猫も一緒です。シャンプー目準備として毛玉のもつれはしっかりほぐしておきます。ブラシでほぐすより手ほぐしが有効な事もあります。
お湯で身体を濡らす
35〜38度のお湯に設定しシャワーで猫の身体を濡らします。顔を濡らさないように足や後ろ側から始めます。
シャワーの水圧が肌を痛めないように強くせずに猫の地肌に密着させて皮膚を濡らすようにシャワーします。顔にどうしても水分が付くようでしたらエリザベスカラーを着用させても大丈夫です。
嫌がる場合はシャワーでなくスポンジやタオルを使い猫の身体をしっかりと濡らします。
シャンプー剤使用
猫用シャンプーを2倍に薄めて足やお尻の方から手早く洗います。爪を立てたり、ゴシゴシと洗ったりしないように優しく指の腹で洗いましょう。顔は目や耳、鼻に入らないようにスポンジで撫で付けるのも良いでしょう。
洗い流す
後頭部と顔から洗い流します。そのあと体全体をシャンプー剤が残らないように手早く洗っていきます。その後リンスを付け同じように完全にすすぎます。
タオルドライ
ドライヤーを使う前にタオルドライをして水分をある程度吸わせます。タオルドライをしっかりすることによりドライヤーの時間が短くて済み、猫のストレスが減ります。
ドライヤーで乾かす
掃除機と同じようにドライヤーの音を嫌がる猫は多くいます。一番低い設定の温度で30〜40㎝ほどの距離を保ちながら背中から温風を当てていきます。被毛をほぐすように乾かす方法が水分が飛びやすいでしょう。手に付いた水滴を乾かす気持ちで手早く乾かしていきます。
猫がシャンプーを嫌がる場合

- 濡らしたタオルを使用
- 部分洗い
- ドライシャンプー
- シャンプーシート
猫がシャンプーを嫌がる時は濡らしたタオルで汚れた部分を拭くだけでも問題ありません。シャンプーシートを使うとなお汚れは取れるでしょう。そして全身を洗わずに必要なところだけをぬるま湯で洗う部分洗いもできます。
最近は水を使う必要のないドライシャンプーもスプレータイプ、泡タイプ、パウダータイプと販売されていますので汚れに応じて使い分ける事もできます。顔周辺はドライシャンプーにしても良いですね。
まとめ

猫にシャンプーは必要なのかについてご紹介致しました。
出来る事ならば愛猫にシャンプーをしたくないとお思いの飼い主さんが多いですよね?生涯一度もお風呂に入らない猫が多い中、お風呂好きという強者の猫もいるようです。愛猫がシャンプー好きでしたら是非ともお風呂にご一緒に入ってみてくださいね!