アメリカンボブテイルはほとんど日本のブリーダーから買えない
アメリカンボブテイルは、日本のブリーダーから購入することが難しい猫種です。アメリカンボブテイルはその名の通り、アメリカ原産の猫種で主にアメリカで繁殖されています。歴史的にみてもこれまで日本に入ってくることはなかったようで、現在でもアメリカンボブテイルのブリーダーは日本にはいないとされています。
アメリカンボブテイルを海外のブリーダーから輸入する方法
輸入代行業者
アメリカンボブテイルを海外から輸入するには、輸入代行業者を仲介する方法が一般的です。輸入代行業者は、海外ブリーダーのリサーチから始まり、輸入の手続き、動物検疫所での検査など、一連の手続きを代行してくれます。そのためトラブルのリスクも低く、海外ブリーダーとのやり取りもスムーズに進めることができます。
国内にはアメリカンボブテイルを含む犬猫専門の輸入代行業者があるので、コンタクトを取ってみましょう。あらかじめ契約内容や保証などをしっかりと確認して、信頼できる相手を選ぶことが大切です。
海外ブリーダーから直接輸入
個人的に海外ブリーダーとつながりがある場合、輸入業者を仲介せずにアメリカンボブテイルを直接輸入できる可能性もあります。日本では規定の手続きや検査などをクリアすれば、犬や猫を輸入することは可能ですが、諸々の費用は自己負担となるようです。
現在、日本国内でアメリカンボブテイルを飼育している方はほとんどいないようです。手続きや検査の手間などを考えると、個人での輸入は現実的ではなさそうですので、まずは輸入代行業者を通して海外のブリーダーにアプローチしてみましょう。
アメリカンボブテイルの国内の販売価格
ブリーダー・キャッテリー
日本国内でアメリカンボブテイルを取り扱っているブリーダーやキャッテリーは、ブリーダーを紹介する大手サイトでも確認できませんでした。販売実績が確認できないため、販売価格は不明です。
アメリカンボブテイルの迎え入れを考えている場合、輸入販売をしてくれるブリーダーを探すことになるでしょう。価格は国内で購入するよりも高額になる可能性がありますので、しっかりと資金計画を立てて途中でキャンセルすることが起きないようにしましょう。
ペットショップ
ペットショップで取り扱っているペットたちは、繁殖業者やブリーダーから卸して店頭に並びます。日本国内にはアメリカンボブテイルの繁殖業者やブリーダーはいないので、店頭に並ぶことは考えにくいでしょう。
アメリカンボブテイルは日本では珍しい猫種のため、もしもペットショップで販売されたとしてもポピュラーな猫種より高額になる可能性が高いです。
里親
アメリカンボブテイルを始めとした猫の里親になる場合、ブリーダーとは違い、無料で引き取ることになります。しかし、日本のアメリカンボブテイルの飼育頭数はほぼ0なので、里親として迎え入れることはむずかしいでしょう。
万が一アメリカンボブテイルを見つけられた場合も、成猫になっていることが多いと考えられます。アメリカンボブテイルの寿命は長くて15年程とされているので、里親として成猫を迎え入れた場合は、一緒に暮らせる時間は子猫から飼い始めた場合よりも短くなると考えておきましょう。その分愛情を注いで大切に育ててあげられるとよいですね。
アメリカンボブテイルを輸入する場合の価格
輸入販売サイトから購入
アメリカンボブテイルの原産国であるアメリカでは、ブリーダーから購入する場合600ドル(約7万円)程度で販売されています。さらに輸入にかかる諸経費や検査費用などを含めると、最低でも30万~40万円程度はかかる見込みです。場合によってはさらに高額になることもあるでしょう。
アメリカンボブテイルを迎え入れる場合、国内で他の猫を購入するよりも高額になることが予想されます。猫が安全に輸入するために必用な費用を把握して、計画的に準備しましょう。
海外ブリーダーから直接購入
アメリカンボブテイルを海外ブリーダーから直接購入する場合、仲介に入る業者が減る分、価格は安くなる可能性があります。しかし、すべての手続きを個人でするとなるとさまざまな手間がかかりますし、海外ブリーダーと英語でしっかりコミュニケーションがとれなければいけません。手続きに漏れがある場合、その分猫を迎え入れるまでの時間が余計にかかることも心得ておくとよいでしょう。
アメリカンボブテイルの特徴や性格
特徴
- 短い尻尾
- ワイルドな顔立ち
- 大型
- 筋肉質
アメリカンボブテイルの一番の特徴は名前にも入っている「ボブテイル」です。ボブテイルとは折れ曲がっていたり、短かったりする尻尾のことで、形に優劣はなく個々の猫の個性として愛されています。被毛もさまざまなパターンがあり、すべての毛色が認められています。
筋肉質ながっちりとした体格で、一般的な猫よりもやや大きい傾向があります。活動的で、野性味あふれるワイルドな顔立ちも魅力です。
日本には「ジャパニーズボブテイル」という猫種が存在しますが、アメリカンボブテイルとは別の猫種として認識されているようです。
性格
- 温和
- 社交的
- 遊び上手
- 気まぐれ
- 好奇心旺盛
アメリカンボブテイルは温和な性格で、まわりの様子を見て適度な距離を保つことから「癒しの猫」とも呼ばれています。アメリカではアニマル・セラピーの現場でも活躍していることから、家庭でも飼いやすい猫だと言えるでしょう。
温和な反面、好奇心旺盛でハンティングの素質もあるため、たびたびネズミや虫を捕まえてくることもあるようです。温和な性格とワイルドな見た目とのギャップは、アメリカンボブテイルならではの魅力として受け入れてあげるとよいでしょう。
まとめ
アメリカンボブテイルはアメリカで古くから愛されている人気の猫種ですが、国内のペットショップやブリーダーから迎え入れることは難しいでしょう。しかし、海外のブリーダーからの輸入や資金計画をしっかりと立てて準備すれば、迎え入れられる可能性はありそうです。まずは輸入代行業者やブリーダー探しから始めてみましょう。