猫の生返事?しっぽを使ってお返事をする心理

猫の生返事?しっぽを使ってお返事をする心理

猫ちゃんの名前を飼い主さんが呼ぶと、猫ちゃんは聞こえたことを知らせるために、可愛らしいシッポをチョコッと左右に振るときがあります。今回は私たち人間が生返事をするように、猫ちゃんも生返事代わりの生シッポについて紹介します。

猫を呼ぶとしっぽを振るのはなぜ?

ミルティ

猫ちゃんがほんの少ししっぽを振るのは、フレンドリーなフィーリング時の猫ちゃん流のお返事です。

特に年齢を重ねた猫ちゃんは、自分のからだの向きを飼い主さんの方に反転するのもほんの少し面倒に感じることもあり、からだを横たえたまま尻尾だけ振って、聞こえていることを意思表示したりすることもあります。

年を重ね駆け引きに長けている、経験豊富な海千山千の猫ちゃんたちは、 自分たちが今まで生きてきて経験してきたことから、飼い主さんからの呼び寄せる声に対する返事を真剣にしようがしまいが、どちらにしてもセンセーショナルなことは起きないと予測しているからだと思われます。

このことから年齢を重ねた猫ちゃんに、 フレンドリーなフィーリングで反応して欲しいのであれば、普段の日常から飼い主さんが猫ちゃんを呼び寄せる時に、猫ちゃんの気持ちになって何か良いことをしてあげると良いでしょう。そうすることで、猫ちゃんが生返事代わりの『生シッポ』をすることも少なくなります。

猫ちゃんのシッポは複数の機能を持つ

塀を歩く猫

もともと猫ちゃんのシッポは体のバランスをとるために使われることが多いです。猫ちゃんのシッポは12本からなる筋肉を持ち、わずかに動かすこともできる変幻自在な優れモノです。

例えば猫ちゃんが家の中の高いところを歩く場合に、しっぽをくるりと回すように動かしたり振ったりして、バランスをとっています。

さらにもうひとつ重要なことは 、上に記したように猫ちゃんは尻尾で周りとコミュニケーションを取ることです。

猫ちゃんが尻尾を立ててアクションすることなどは代表的な表現方法のひとつです。 猫ちゃんのしっぽは表現方法としてだけではなく、しっぽ自体に臭腺がちらほらあるので、 嗅覚的な作用もあると言われています。

短いしっぽの猫種は?

アマデオ

猫ちゃんによっては、シッポをそつなく役立てることができない猫種もいます。短いしっぽの日本猫や、完全にシッポがないマンクスなどです。

このような特徴的なシッポを持つ猫ちゃんたちは、突然変異や品種改良が常態化したものです。このような猫ちゃんたちはバランスをとることがチョッと不得手で、エモーションも表現しづらくなります。

そんな猫ちゃんも飼い主さんの呼び声に応じるために、しっぽを振りたい気持ちを持っています。その結果、猫ちゃんは可愛らしいお尻を振っているように見えます。

猫ちゃんの特徴的なシッポの数々

長尾

よく見かける長いタイプの猫ちゃんのシッポでバランスを取りやすく、しっぽ全体を弓なりにさせたり、しっぽの先端だけを器用に動かすことができます。

中尾

一般的な猫ちゃんに多い長尾のおおよそ半分の長さ。長尾と似たようにしっぽを動かすことができるが、長尾に比べて短いのでバランスがちょっと欠けます。

かぎ尾

しっぽの長さは中尾と同じくらいで、尻尾の先端が曲がっています。短尾の猫の遺伝子に長尾の遺伝子が掛け合わさったものです。 しっぽが短くても長尾と同じように動かすことができます。

短尾

歩く時に短い尻尾を立て、座るときは自分の体につけます。日本猫に多くてボブテイルとも呼ばれています。

尾なし

尻尾の付け根部分がくぼんでいます。マンクス特にランピーのしっぽはありません。お尻を振ってしっぽがない分、エモーションを表現します。

まとめ

猫の尻尾

今回は、猫ちゃんがしっぽを振って返事をする、生シッポについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。短いしっぽの猫ちゃんも特徴的で可愛らしいですが、感情表現を上手に表すのに適している長い尻尾を持つ猫ちゃんも愛らしいですよね。

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