猫が飼い主を尻尾で叩く心理
猫って尻尾を左右に激しく振っていたり、バン!と大きく振ったり様々な動きをすることがありますよね。しかし、それが飼い主さんの手元や足元でわざと当たるように、その行為をしてくることもあると思います。
その行為をする心理にはどのようなことが考えられるのでしょうか?
1.怒ってる!
猫が尻尾を激しく左右に振るというのは「イライラしていて怒っている」という気持ちの現れでもあります。それを飼い主さんのところでするということは、飼い主さんに対して怒っていたり、八つ当たりをしたりする行為をしているのです。
「そこに居ると邪魔だな」「やめてくれ!」などと猫が感じているときによく起こります。飼い主さんが原因で怒らすようなことをしなければ、この行為が減少するかもしれませんね。
2.構ってほしい!
猫は鳴き声をだして飼い主さんに気づいてもらおうとしたり、自らの体や尻尾をぶつけて「気づいてよー!」とアピールしたりすることもあります。
飼い主さんがお仕事などでバタバタしていると、どうしても猫の要求をスルーしてしまいがちですが、そのようなときに猫が構ってほしいとアピールするときに見せる行為です。
このようなときにスルーをしてしまうと猫も拗ねてしまいますから、無視せずに「ちょっとまってね」「あとで遊ぼうね」など、せめて声掛けだけでもしてあげるように心がけてくださいね。
3.あなたは私だけのもの!
猫は顔の周りや尻尾の付け根などに、自分のフェロモンのような匂いを分泌する器官があります。それを家具などにこすりつけて縄張りをつくるのを「マーキング」と言いますが、飼い主さんに向かってこのような行為をしてくることもあります。
これは、「飼い主さんは自分のもの!」とアピールするために自分の匂いをつけているんです。猫に大切にされているという証拠でもあります。
4.これは何ニャ?
猫は自分の周りにあると「ん?これは何だろう」と確認をすることもあります。それを後ろの尻尾に当たっているときには、尻尾を振って「これは何だ?」とバシバシ当てて確かめることもあるようです。
飼い主を猫がチョイチョイしてくる時の心理
猫は飼い主さんに向かって「ねぇねぇ」「ちょっと」とまるで声をかけるように手をかけてくることがありますよね。その心理はどのようなことが考えられるのでしょうか。ご紹介します。
構ってよ!
猫は飼い主さんがなかなか気づいてくれなかったり「ニャーン」と呼びかけても振り向いてくれなかったりすると、アピールをするために手を出すことがあるようです。
これは「触ってよ」と構ってほしいときもありますが「お腹すいたよ」「おやつ頂戴」などの要求があるときにも、このような行動をすることがあります。
遊んでよ!
猫は好奇心旺盛で、何でもおもちゃに変えて遊んでしまいますよね。特に動くものは獲物に思えてしまう猫にとって、飼い主さんは「獲物の対象」になってしまうこともあるのです。
猫パンチをするように手をパシパシ!とかけてみたり、甘噛みをしたりしてくることもあるでしょう。これは猫にとっては遊んでいるつもりなんですね。
甘えたいな
猫は飼い主さんに甘えたい気持ちがあるときにも、手を出すことがあるようです。例えば「触ってよ」「寝かしてよ」などと完璧甘えたモードになっていると、手で優しくトントンとしてくることがあります。
飼い主さんもたくさん触ってスキンシップをとるようにすれば信頼関係ももっと深くなることでしょう。
まとめ
猫は飼い主さんに向かって尻尾でバシバシとしてきたり、手をポンとかけたりしてくることもありますが、これらの行為には様々な心理が考えられます。
いずれにせよ、猫の気持ちをスルーせずにきちんとコミュニケーションをとることが信頼関係を深める方法と言えるでしょう。