離乳が出来るまで子猫達のミルクボランティアを体験

離乳が出来るまで子猫達のミルクボランティアを体験

まだ生後1か月から2か月に満たない兄弟の子猫たちを、預かりました。迷い猫として保護センターに子猫たちだけ収容されたのです。母猫は一緒ではありませんでした。そんな子猫たちを離乳ができるまで預かった時のお話です。

生後間もない子猫たちとの出会い

顔が正面 後ろに猫ベッド

冬が終わって春先になってくると、そろそろ子猫が生まれてくるシーズンになります。家庭でしっかり生まれてきた子猫たちのお世話ができるといいのですが、中にはそれができずに、遺棄してしまう飼い主もまだまだたくさんいます。

この時期は、全国の保護センターにもまだ生まれて間もない子猫たちから、そろそろ離乳が始まりそうな子猫たちまでたくさん保護されます。

その中には、母猫が一緒の場合もあれば、子猫たちだけの時もあります。母猫が一緒であれば保護されても、子育てはその母猫にしてもらえばいいのですが、一緒でないときは、人工的にミルクを与えなくてはいけません。

そうしなければ子猫たちは育たないからです。でも、まだ離乳前の子猫たちには、3時間おきにミルクを与える必要があり、保護センターではなかなかそこまではできないのが現状です。

それでまだミルクは必要ですが、そろそろ同時に離乳食を始めてもいい時期の子猫たちがいましたので、離乳ができるまで2匹を我が家で預かったのです。

2匹一緒 カメラ目線

離乳前の子猫たちの大変さ

まず、一日のうち起きている時間が短いとはいえ起き出したら部屋中行ったり来たりと動き回るので、少し広めのサークルを用意しました。一日中その中での生活ですので、猫ベッドを置いて、寝るスペースも必要でした。

排尿排便は、まだトイレトレーニングの前でしたので、サークルの中のどこでしてもいいように、全面にペットシートを敷き詰めたのです。

また、まだ体が小さいので、サークルのワイヤーの間からすり抜けたりしないかと、心配しましたが、細めのワイヤーサークルでしたので、すり抜けはできませんでした。

そろそろ離乳時期とはいえ、まだまだミルクの方がいいらしく、2匹とも哺乳瓶を見ると飛びついてきました。そしてあっという間にミルクは飲み干してしまい、柔らかくふやかした子猫用のドライフードは、なかなか食べだしませんでした。

もちろん、ミルクだけでは栄養が足りませんので、ドライフードに少量の粉ミルクを混ぜたりまずはドライフードを先に与えて、後からミルクを与えたりしながら、少しずつ離乳できるようにしていきました。

排尿排便もペットシートの上でしていましたが、子猫のうちは便が柔らかい事が多く、見ていないときに排便をすると、足でそれを踏んだりして、ペットシートのあちこちが汚れてしまいます。

それで、そのたびに足を拭いたり、ペットシートを全て交換したりと大変です。

また、爪が伸びていましたので、切らなくてはいけません。2匹でじゃれ合ったり、お世話をするときに引っ掛けられたりすると怪我をしてしまいます。ただ、抱っこをしてもなかなかじっとはしていませんので、少しずつしか切れませんでした。

猫ベッドが左側 少し下を向いている

日々の子猫達の成長に感動

毎日の世話はそれなりに大変です。サークルの中だけとはいえなかなか目を離せませんし体調に変化がないかと気も使います。

ただ、そんな中で、少しずつミルクよりも離乳食の量が多くなっていったり、体重が少しずつ増えていきました。また、排尿排便もだいたい決まった場所にするようになりましたので、そろそろ猫トイレを置いて、トイレトレーニングを始めてもいい時期になっていきました。

そんな日々の成長を見ていると、とても穏やかな気持ちになります。

子猫たちの成長

顔が左 歩き出している

毎日毎日、成長しています。ミルクや離乳食を与える前と、与えた後にそれぞれ体重を計るのですが、少しずつ増えていっています。

また、ミルクはまだ飲んでいますが、その量も少しずつ減っていき、その分、離乳食の量が多くなってきました。

我が家に来た当初は、排便も柔らかめでしたが、少しずつ固くなってきていますので、後処理がかなり楽になってきました。日中は2匹で一緒に遊んで、気付いたらいつの間にか一緒に寝ています。

全身が写っている 顔が下向き

まとめ

生後間もない子猫や離乳前、離乳時期の子猫を育てることは、それなりに大変です。毎日の体調の変化にも気を使わなくてはなりません。少しの変化が命取りになることもあるからです。

でも、お世話が大変な分、それ以上に感動したり楽しい事もたくさんあります。母猫が一緒ではないと、子猫たちは育っていきません。そんな子猫たちを1匹でも救えることができれば、素晴らしいと思います。

スポンサーリンク