猫の平均の睡眠時間
猫はそもそもどのくらい眠る動物なのでしょうか。猫の睡眠時間は平均すると、おおよそ1日に12〜16時間眠ると言われています。
しかし子猫はもっと長く、一日に20時間程度眠ることもあるようです。また、シニア期を迎える10歳頃の高齢になってくると、子猫と同じように眠る時間が徐々に増えてくることが特徴です。
雨の日に猫は眠たいの?
雨がつづく梅雨の季節や、停滞前線によって雨がしばらく続くこともありますよね。そのようなことがあれば、元々眠ることが多い猫が「いつもよりさらに眠っている」ということがよくあると思います。
猫は「寝子(ねこ)」が語源になったと言われるほど、一日に大人で「12〜16時間」も眠るのです。雨の日に眠くなる猫もいるようですが、その理由は何故でしょうか?
雨の日に猫が眠たくなる理由は?
猫は雨の日になると、ご飯やトイレ以外のほとんどの時間を寝ているイメージがありますよね。ではなぜ、猫は雨の日になると眠たそうにしたり睡眠時間がいつもよりも増えたりするのでしょうか。その理由についてご紹介します。
雨だと狩りができないから
猫が雨の日になると、眠たそうにしたりよく眠ったりするのは「狩猟動物だから」です。猫は大昔、山などに生息し鳥やネズミなどを捕食する肉食動物でした。
そんな狩りをしている猫は、雨だと小動物たちも隠れてあまり動き回ることがないので「猫自身も次の狩りに備えて体を休息させていた」のです。
雨の日に狩りをしても成果がないことを学んでいることから、家猫として飼われるようになった現在でも、雨の日はあまり活発に動かずに体力を温存させるように安静にしているんですね。
しかし、雨の日だからよく眠るとしても餌を食べなかったり、他にも元気がないような異変があったりするときには「何か病気」が潜んでいる可能性もありますので、経過をよく観察するようにしてあげてくださいね。
雨の日に猫が眠たくなるメカニズムは?
低気圧や狩りができないことによって、雨の日に猫が眠たくなるということは理解できますが、そのメカニズムって分かりませんよね。実はこれは、雨の日に猫に与える体調の変化が他にもあるようで「ホルモンの分泌」などが関係しているようです。
晴れの日には太陽がありお日様の光を浴びることで、体には「メラトニン」というホルモンの分泌が止まって体の活発に動かすようにスイッチを切り替えてくれるのですが、反対に雨の日であれば太陽は出ていません。
そうなれば、メラトニンのホルモンの分泌が止まることがないのでいつまでも「眠たいな」「ダルいな」という気分のスイッチを切り替えてくれないというメカニズムがあったのです。猫にも晴れている日の太陽の光が体にこのような影響があったのですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。猫は「1日に12〜16時間眠る」と言われています。
しかし雨の日になると、太陽がでないことによって、メラトニンの分泌が止まらないことや、狩りができないこと、低気圧による影響によっていつまでも眠気が覚めずに眠たそうにすること、いつもよりも眠ったりするようになってしまうんですね。猫と天気との関係はありそうですね。