「ヒマだにゃ~!」の仕草
猫はヒマでしょうがないとき、こんな仕草で教えてくれます。
1.自分のしっぽを追いかける
自分のしっぽを追いかけて、退屈をしのぐことがあります。一見かわいい仕草なのですが、ストレスや病気、ケガなどが隠れている場合もありますので、注意が必要です。
猫が飼い主さんに構ってほしくて、わざとしっぽを追いかける場合も。このときは注意すると逆効果なので、そっとしておきましょう。ただ、飼い主さんが十分に構ってあげることで、解消する可能性がありますので、一緒に遊んでエネルギーを発散させてあげると良いでしょう。
しっぽを猫が追いかける理由は、なかなか判断がつきにくい部分でもあります。子猫が遊びの一環で追いかけることはほぼ問題がない場合が多いのですが、突然しっぽを追いかけるようになったときは、1度かかりつけ医に相談してみると安心でしょう。
2.伏せているとき
猫が伏せているとき、退屈とともに「何か楽しいコト、にゃいかな~?」と期待を寄せている気持ちでいるようです。低い姿勢で周りを見回して、何かが起きないか探しているのでしょう。気になる音や何か動きがあると即座に反応し、神経を張り詰めることでしょう。
3.ヒゲだらん
ヒゲがだら~んとなっているときは、リラックスしているときでもあるのですが、やや退屈を感じているときです。目の前におもちゃを垂らしてあげれば、目を輝かせて飛びついてくるかもしれません。または、興味なさそうにフン、とそっぽを向いたりして。
4.ボ~ッとする
「ザ・退屈」王道の「ボ~ッ」です。どこを見ているか分からないような目をして、何を考えているのでしょう?睡魔に襲われているのかもしれませんが、このときの猫は、意外と怖い顔をしていることも。
でも怒っている訳ではなく、退屈すぎて眠くなっているときだと思われますので、怖がらなくて大丈夫です!
5.あくび
退屈なとき、猫もあくびをするよう。「ヒマだにゃ~。もう、眠くなってきちゃった…」と眠気さえ感じているかもしれません。
猫のあくびには、いくつか意味があるのですが、ボ~ッとしているときのあくびは、退屈と眠気が混ざっていると考えられます。
6.同じ場所をウロウロする
退屈でストレスが溜まり、同じ場所をウロウロするような行動をする場合もあります。これは「常同行動」と言って、長期的なストレスを猫が受けたときに起こり得ます。こうなってしまう前に、猫のストレスの原因を取り除くことが大切です。
飼い主さんが十分に遊んであげたり、留守番が多い場合は退屈しないような工夫をしたり、キャットタワーやおもちゃなどを用意してあげましょう。
7.しっぽを大きく振る
しっぽを大きく振るとき、イライラしているときです。退屈でイライラし始めているのでしょう。室内飼いの猫の場合は刺激が少なく退屈になりがちです。
特に若い猫や遊び好きの猫では体力を持て余してしまうことも。十分体を動かせるように、考えてあげてください。
まとめ
猫が退屈を感じ過ぎると、性格によっては問題行動に繋がることもあります。室内飼いの猫が増えている中、退屈でストレスを感じる猫は少なくないでしょう。
適度な刺激を与えてあげられるよう、猫のためにいろいろと考えてあげられると良いですね!