猫の「多頭飼い」と「1匹飼い」それぞれの生活はどんな感じ?

猫の「多頭飼い」と「1匹飼い」それぞれの生活はどんな感じ?

私の家は、多頭飼いをしています。最初は一匹でしたが、家族が増えて3匹になりました。家族が増えていくつか思う事もあります。猫を飼う環境には、メリットとデメリットがあります。どちらを選択するか、この記事を読んで参考になれば嬉しいです。

猫の1匹で飼う良い点・悪い点

1.猫が愛情を独り占めできる

飼い主の上に乗って一緒に眠る猫

単独で猫を飼うと、愛情をたくさんもらえるのはメリットになります。飼い主さんを取り合う心配もなく、猫は好きなときに好きなだけ愛情を受け取れるので、関係も深まりやすいのかも知れません。

2.縄張りを一人占めできる

茶トラ猫を抱っこして顔を近づける女性

家の中の空間は、1人だけのもので自由に行動がとれます。部屋のスペースにもよりますが、猫が行きたい場所に行けない、遠慮する、喧嘩になると言うこともあります。1人ならどこに行っても、猫に気を使わなくてもいいのでストレスは減るでしょう。

3.病気をいち早くみつけられる

病院で獣医師の診察を受ける猫

一匹飼いのメリットでもあり、多頭飼いのデメリットになります。例えば、目を離している間に下痢をしたとき、どの猫がしたのかを判断しづらい点です。

猫が多いと、それだけ猫への意識を高めなくてはいけません。一匹飼いだと、そう言った問題にも直ぐに対応しやすいです。

4.猫から学ぶことができない

飼い主の手を掴んで噛む猫

猫は猫からいろんなことを学びます。よく言われるのは、猫がじゃれあう時に「これぐらい噛んだら痛いんだ」というような力加減を学ぶ事で、他猫の痛みが分かるようになるともいわれています。

5.退屈しないおもちゃが必要

一匹飼いは、飼い主さんが毎日遊んであげたり、一人でも遊べるおもちゃが必要だったりします。猫は一人になると遊ぶのが面倒くさくなったり、体を動かすのを忘れて運動不足になりがちです。猫にとって刺激的な遊びを探してあげるのも飼い主の役目ですね。

猫を多頭飼いした時の良い点・悪い点

1.猫同士の遊び仲間ができる

一緒にじゃれあって遊ぶ二匹の子猫

猫の仲間がいると、退屈することも減ります。じゃれ合ったり、追いかけごっこしたり、遊びを教えてもらったり体を動かすことが増えます。おもちゃがなくても、運動不足になりにくいでしょう。

2.猫の関する費用が倍になる

お金の上に置かれた招き猫

当たり前のことですが、猫の数だけ、費用は掛かります。病院に行く回数も増え、フード代、砂代などの負担もあります。1匹飼いでもそうですが、多頭飼いの人は病院に行く回数が1匹で飼う時よりも多くなりますので、猫の保険に加入しておく事をオススメします。

3.猫同士の相性が大切

くっついて一緒に眠る二匹の猫

多頭飼いの相性は、一番の問題点と言われています。相性が悪いと、ストレスを抱えて生活しなくてはなりません。家族が増えると、先住猫がストレスになることが多いです。

飼い主さんの愛情が一人占めできない、ご飯がゆっくり食べられない、お気に入りの場所が取られるなどの問題があります。単独生活に慣れている猫は、家族が増えることを嫌がるでしょう。

4.猫それぞれのご飯の対応に困る

飼い主の膝の上の猫とご飯を食べる猫

もし一匹だけが、病気で断食や療養食を与えなければいけない時、どう管理するべきか悩みます。年齢ごとで猫のフードを変えなければいけなかったりと複雑になる時もあります。多頭飼いの時はケージで与えたり、仕切りを作ったりして対応していくようにしましょう。

5.猫が亡くなる悲しみを幾度も味わう

多頭飼いは、猫が仲良く遊んだり、寝たりしている姿を微笑ましく思うことがよくあります。しかしその分、悲しみを味わう回数も多いのです。また仲間が亡くなった事を悲しく思う猫もいます。お互い寄り添って励まし合う事が出来るという事は多頭飼いのメリットなのかもしれません。

まとめ

兄妹と一緒にくつろぐ二匹の猫

一匹飼いと多頭飼いで猫を飼うメリットとデメリットを紹介しました。メリットとデメリットと感じるのは、飼い主さんが経験してわかることでしょう。それより大切なことは、最後まで面倒をみる責任です。

一匹飼いと多頭飼いを比較しても、どう転ぶかはわかりませんし、変えることもできると思います。猫を飼う前に子猫同士を多頭飼いする方が、猫にとってもスムーズになるでしょう。

猫の性格を重視して、どうするか決めてほしいと思います。猫が飼い主さんに愛情をもらえる環境なら、どちらでもメリットと考えられるのではないでしょうか?

スポンサーリンク