猫の1匹で飼う良い点・悪い点
1.猫が愛情を独り占めできる
単独で猫を飼うと、愛情をたくさんもらえるのはメリットになります。飼い主さんを取り合う心配もなく、猫は好きなときに好きなだけ愛情を受け取れるので、関係も深まりやすいのかも知れません。
2.縄張りを一人占めできる
家の中の空間は、1人だけのもので自由に行動がとれます。部屋のスペースにもよりますが、猫が行きたい場所に行けない、遠慮する、喧嘩になると言うこともあります。1人ならどこに行っても、猫に気を使わなくてもいいのでストレスは減るでしょう。
3.病気をいち早くみつけられる
一匹飼いのメリットでもあり、多頭飼いのデメリットになります。例えば、目を離している間に下痢をしたとき、どの猫がしたのかを判断しづらい点です。
猫が多いと、それだけ猫への意識を高めなくてはいけません。一匹飼いだと、そう言った問題にも直ぐに対応しやすいです。
4.猫から学ぶことができない
猫は猫からいろんなことを学びます。よく言われるのは、猫がじゃれあう時に「これぐらい噛んだら痛いんだ」というような力加減を学ぶ事で、他猫の痛みが分かるようになるともいわれています。
5.退屈しないおもちゃが必要
一匹飼いは、飼い主さんが毎日遊んであげたり、一人でも遊べるおもちゃが必要だったりします。猫は一人になると遊ぶのが面倒くさくなったり、体を動かすのを忘れて運動不足になりがちです。猫にとって刺激的な遊びを探してあげるのも飼い主の役目ですね。
猫を多頭飼いした時の良い点・悪い点
1.猫同士の遊び仲間ができる
猫の仲間がいると、退屈することも減ります。じゃれ合ったり、追いかけごっこしたり、遊びを教えてもらったり体を動かすことが増えます。おもちゃがなくても、運動不足になりにくいでしょう。
2.猫の関する費用が倍になる
当たり前のことですが、猫の数だけ、費用は掛かります。病院に行く回数も増え、フード代、砂代などの負担もあります。1匹飼いでもそうですが、多頭飼いの人は病院に行く回数が1匹で飼う時よりも多くなりますので、猫の保険に加入しておく事をオススメします。
3.猫同士の相性が大切
多頭飼いの相性は、一番の問題点と言われています。相性が悪いと、ストレスを抱えて生活しなくてはなりません。家族が増えると、先住猫がストレスになることが多いです。
飼い主さんの愛情が一人占めできない、ご飯がゆっくり食べられない、お気に入りの場所が取られるなどの問題があります。単独生活に慣れている猫は、家族が増えることを嫌がるでしょう。
4.猫それぞれのご飯の対応に困る
もし一匹だけが、病気で断食や療養食を与えなければいけない時、どう管理するべきか悩みます。年齢ごとで猫のフードを変えなければいけなかったりと複雑になる時もあります。多頭飼いの時はケージで与えたり、仕切りを作ったりして対応していくようにしましょう。
5.猫が亡くなる悲しみを幾度も味わう
多頭飼いは、猫が仲良く遊んだり、寝たりしている姿を微笑ましく思うことがよくあります。しかしその分、悲しみを味わう回数も多いのです。また仲間が亡くなった事を悲しく思う猫もいます。お互い寄り添って励まし合う事が出来るという事は多頭飼いのメリットなのかもしれません。
まとめ
一匹飼いと多頭飼いで猫を飼うメリットとデメリットを紹介しました。メリットとデメリットと感じるのは、飼い主さんが経験してわかることでしょう。それより大切なことは、最後まで面倒をみる責任です。
一匹飼いと多頭飼いを比較しても、どう転ぶかはわかりませんし、変えることもできると思います。猫を飼う前に子猫同士を多頭飼いする方が、猫にとってもスムーズになるでしょう。
猫の性格を重視して、どうするか決めてほしいと思います。猫が飼い主さんに愛情をもらえる環境なら、どちらでもメリットと考えられるのではないでしょうか?