ハンデのある子猫たちの引き取り
子猫たちとの出会い
保健所に酷い風邪の症状で、重篤な子猫が保護されました。適切な治療が保健所ではできないので、動物病院へ連れて行かれ、暫く入院していたのです。
危険な状態でしたがなんとか治療のおかげで、風邪の症状は落ち着き、危険な状態から抜け出していました。それでもまだ、少し風邪の症状が残っていましたので、保健所に戻ってもまたぶり返したら大変なので、体調が良くなるまで預かることにしました。
生まれつきなのか、怪我が原因なのかは分かりませんが片目がなかったのです。
ただ、日常生活で困ることは何もありませんでした。毎日、元気に過ごしていたのです。そんな中、また、保護センターに今度は両目がない子猫が保護されたのです。
兄弟で遺棄されていたようで、その子猫だけ極端に体が小さく、栄養が足りていなのは一目瞭然でした。この子もセンターではなかなか育てることが難しいので、ボランティア団体を通して預かることにしたのです。
体の大きさは違いますが、偶然にも同じようなサバ柄の子猫たちで尻尾も同じように長く、まるで姉妹のようでした。
本来なら体調が良くなったら譲渡の対象になるところでしたが、姉妹の様に仲良くじゃれ合ったり、目が見えなくても元気に過ごしている姿を見ているうちに思い切って2匹とも我が家で引き取ったのです。
2匹との生活で大変な事
ハンデがあるので、トイレの失敗とかご飯とか、高い所へ飛び乗る事とか大変かと思いましたが、何も心配することはありませんでした。
もちろん、両目がない子猫は数日は家の中でどこに何があるのか分からないので、あちこちぶつかりながら歩いていましたが、それも数日経つと、上手に歩けるようになりました。
もちろん今でも時々物にぶつかったりはしますが、歩き方がゆっくりなので、それ程痛くはないようです。そんな中で大変な事と言えば、姉妹の様に仲がいいので、2匹でじゃれ合って暴れだしたら部屋中の物があちらこちらにばらまかれることくらいでしょうか。
引き取って良かったこと
とにかく元気があって、仲がいい2匹ですので、毎日起きている間はじゃれ合って遊んでいます。
そんな様子を見ていると、気持ちがほっとして癒されます。まるで生まれた時から一緒に過ごしていたかのようです。とにかく2匹を見ていると時間を忘れてしまうこともしばしばです。
今の様子
引き取ってから少し時間は経ちましたが、2匹の関係は以前と何も変わっていません。毎日一緒にご飯を食べて、遊ぶときは一緒にじゃれ合い、寝る時もだいたい遊び疲れていつの間にか一緒に寝てしまっています。お互いにグルーミングをしたり、玩具を取り合ったりと毎日一生懸命生きています。
まとめ
保護猫は全国各地の保護センターやたくさんあるボランティア団体にもいます。その中には瀕死の状態で保護され、回復した猫たちもたくさんいると思います。もちろん元気なまま保護されている猫たちもたくさんいます。猫を飼いたいと思ったら、保護猫を選択肢に入れてみてもいいのではないでしょうか。元気な子でもハンデがある子でも、家庭に迎えることができれば一つの命を救うことができます。