羊毛猫が話題
ふんわり、温かみのある羊毛で作られた猫、「羊毛猫」が話題になっています。ふわふわの状態の羊毛を専用の針で刺して、形を作る羊毛フェルトという手芸で、ブローチなどのアクセサリーや、マスコットが作れます。
羊毛猫はかわいらしいマスコットとして作ることもできますが、羊毛であることと、グラデーションがつけられることなど、とてもリアルな猫も作ることが可能です。愛猫そっくりの羊毛猫が作れるので、思い出として残せることも魅力なんですよ。
羊毛猫を作る時に必要な物
- 羊毛フェルトニードル(針)
- フェルティング用マット
- まち針
- ペンボンド
- 目やひげなど顔のパーツ
羊毛猫を作るために必要な色の羊毛をそろえましょう。希望の色がない場合は、違う色の羊毛を混ぜることで近い色が作れます。フェルティングマットとは、ニードルが折れないようにするためのマットのことです。
待ち針とペンはパーツの位置を決めるために使用します。ボンドはパーツの固定に使用します。羊毛猫を作るために必要な物のほとんどは100円ショップで揃えることができ、気軽に始められますね。
目のパーツは人形用のパーツでも作ることができますが、猫らしい瞳孔が細くなっているタイプも販売されています。目のパーツで羊毛猫の感情や表情などの雰囲気を変えられます。
羊毛猫の作り方
羊毛猫の作り方
羊毛や、羊毛フェルトの土台用の綿などを丸めて土台を作ります。そこに少しずつ羊毛を肉付けしたり顔まわりや体に植毛をしたりして、立体的な羊毛猫になるようにニードルを刺して形を作っていきます。
目のパーツは、土台にペンを使って位置を決めておきます。ペンで書いても上から羊毛で肉付けをしていくので下書きは見えなくなります。目のパーツを固定したら、アーモンド形になるように羊毛を付けると猫らしさがでます。
耳のパーツはピンクとベースとなる色の羊毛を2枚貼り合わせるようなイメージでニードルを刺して作ります。出来上がったパーツは待ち針を使って位置を調整し、ニードルで刺しながら固定します。鼻と口はピンクや茶色の羊毛を使うとかわいらしいです。
他にも作り方や手順などは様々あるので、作りやすい方法を見つけてみてください。
羊毛猫を作るコツ
羊毛猫を作るコツは、目の位置と耳の位置です。モデルとなる猫がいる場合、よく確認し、位置を決めましょう。
猫の毛を使って羊毛猫を作る
羊毛だけではなく、猫の毛を使っても羊毛猫を作ることができます。愛猫の抜け毛を植毛したり、愛猫の抜け落ちたひげを使ったりしてみませんか?
抜け毛の汚れが気になる場合は、猫をシャンプーした後のブラッシングで抜けた毛や、抜け毛を冷水と洗剤で洗ったものを使用してください。
羊毛猫をオーダー出来るお店
わんニャン工房
こちらのお店では、高さ25cmの大サイズ、高さ20cmの中サイズ、実寸大の羊毛猫をオーダーメイドで制作しています。また実際の、猫の毛の一部を使って製作をお願いすることも可能です。お店のホームページには過去の作品や、本物の猫の写真と羊毛猫を見比べるページもあるのでチェックしてみてください。
わくねこ羊毛フェルト
こちらのお店では、羊毛猫の顔を証明写真のようにフレームに収めた作品を制作しています。お店の名前の通り「枠・猫」なんです。ホームページでは、羊毛猫を作る様子や、作り方などが動画で紹介されています。オーダーはオークション形式で、募集の開始のお知らせはホームページに掲載されます。
東京羊毛猫本社
こちらは羊毛猫を作るアーティストさんのグループです。羊毛猫アーティストさんそれぞれの個性が光る作品を発表し、販売しています。
羊毛猫アーティストさんそれぞれのホームページや、ブログなどの情報が掲載されています。「羊毛猫本社」などの展示会のお知らせや過去の作品なども見られるのでチェックしてみてください。
羊毛猫のかわいいアイテム
うちのコにしたい! 羊毛フェルト猫のつくり方
リアルな羊毛猫の作り方が細かくわかる本です。前半は羊毛猫のかわいい作品の写真集、後半からは羊毛猫の作り方が解説されています。使用する道具や、手順など、羊毛猫作りが初めての方におすすめの本です。
ハマナカ フェルトキット フェルト手芸で作るリアル動物
商品情報
・振り向き顔の可愛いラグドールの羊毛フェルトキット
羊毛猫を作る手芸キットです。羊毛と目のパーツがセットになっています。ニードル、マット、ボンドなどを用意しておきましょう。
高さは11cmと小さくてかわいい羊毛猫が作れます。ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャット、ベンガルの全身と、三毛猫と茶トラの顔(ボールチェーン付き)があります。
きりのみりい羊毛フェルトオリジナルキット
商品情報
・羊毛フェルト作家『きりのみりい』のオリジナルキット
経験者、上級者の方向けの羊毛猫キットです。こちらも、羊毛とパーツがセットになっているので、ニードルやマットなどの道具を用意して始めましょう。全長約14cmのチンチラです。長毛の猫のかわいい作品に挑戦してみてください。
まとめ
話題の羊毛猫は、愛猫そっくりに作ることができ、一生の思い出として残せる素敵な手芸です。自分で作ったり、羊毛猫アーティストさんへオーダーしたりできます。愛猫の毛やひげを使うことも可能です。羊毛猫のキットも販売されているので、興味ある方はぜひ挑戦してみてください。