飼い主の傍にいたい猫が取る戦略とは?
飼い主の近くにいたくてしょうがない猫は、こんな戦略で傍にいようとしてきます。
1.周りを固める
飼い主の横や後ろなど、周りを固めることで傍にいようとする作戦です。ペトッとくっつけば飼い主が動けないだろう、毛布をどかせないように座れば、ふっふっふ…。
猫が傍にいると、何となく動くことに罪悪感を感じてしまうのが人情と言うもの。
それを逆手に取ってヤツらは巧妙に飼い主の動きを封じてきます。
2.乗って動きを止める
飼い主の上に乗って動きを封じてくるのも、戦略の一つです。重さで押さえつける作戦や、「可愛くて下ろせない…」と言う飼い主の心理を付いて、傍にいようとします。
飼い主が寝ているとすかさず上に乗ったり、座った膝の上に陣取ったりして飼い主を動けなくして傍にいようとします。
こんないじらしさに心を奪われない飼い主は、なかなかいないでしょう。普通体の上に乗られたら嫌な気持ちになりますが、どうして猫がやると、全て許せてしまうのでしょう?
やはりあのもふもふと、きゃわゆいお顔が人の心を和ませ、寛容にさせてしまうのですね。恐るべし猫パワー、その魅力に取り憑かれた飼い主は、ついには猫が上に乗ってくれるのを待つようになってしまいます。
ここまで来るともう救いようがありません。骨の髄まで、猫の戦略にハマってしまったと思って間違いないでしょう。
3.カバンに入る
飼い主が外出時に持っていくカバンに入って、出かけるのを阻止しようとする作戦です。いざ出かけようと思った時に猫が入っていたら、そのまま連れて行こうか猫を出そうか、非常に迷うと思います。
それこそが猫の思う壺なのです。飼い主を惑わせて外出を遅らせることで、少しでも傍にいる時間を増やそうとします。体当たりで、飼い主の傍にいようとするのです。
4.腕をホールド
飼い主が大好き過ぎて、腕をがっちりホールドしてしまう場合も。寝ている間に猫にしがみつかれていた、と言う飼い主もいます。
この場合、少しも飼い主は動くことができません。腕をほどこうとしようものなら、「ウ~」と怒られてしまうこともあり得ます。こんなに猫に好かれたら、嬉しい反面とっても困りますね。
こんな猫には、飼い主の匂いをつけたホールド用のぬいぐるみなどをプレゼントしてあげると良いかもしれません。生身の飼い主じゃないとヤダ!!と怒られる可能性はありますが、腕に猫付けて、外出する訳にも行きませんしね…
5.邪魔する
様々な方法で邪魔をする猫も、飼い主の傍にいたい故です。
傍にいたい!構ってほしい!その気持ちが膨れ上がって、飼い主が使っているキーボードの上に乗ったり、飼い主が読んでいる雑誌の上に乗ったりするのです。にゃんとも可愛いじゃありませんか。
ちょっと構ってあげると、とても喜んでくれるでしょう。で、猫ですから、満足すると夢から覚めたように、スッとどこかへ消えていくでしょう。あっさりしているところも、猫ならではです。
6.イタズラ
棚の上の物を落とす、何かを倒すなど、思わず飼い主がハッとしてしまうようなことをわざとします。それで飼い主が近寄ってきてくれたら、しめしめと言う寸法です。
猫もいろいろなことを考えます。でも、猫がイタズラをしたときにいつも反応していると、それに味をしめ、しょっちゅうイタズラするようになってしまう可能性がありますので、たまには無視して、猫の戦略に乗せられないように注意しましょう。
まとめ
飼い主の傍にいたいが為、猫が取る戦略はいくつかあります。その一つ一つが愛らしく、むしろしてほしい!と思ってしまいます。
でも、あまりしつこいと困ってしまうかもしれませんね。猫には、ほどほどに絡んできてほしいと思うのは、飼い主のエゴでしょうか?