猫と出会うまでの経緯

子供の頃からペットショップが大好きで、犬猫の生体販売をしているお店によく通っていました。でも、いざ「猫を飼う」と思うと、ペットショップにもブリーダーさんの所にも理想のコは見つかりませんでした。
どうやら私の想う「猫」はアメショやペルシャのような「血統書付き」ではなく、昔おばあちゃんの家にいた普通の「野良猫」だったみたいです。
「野良猫」ってどうやって探すの?
そこら辺を歩いてるかも?
一応近くの公園に行ってみたけど、そんなに都合よく捨て猫なんていませんでした。
動物愛護センター?
怖すぎて無理!私が1匹を引き取っても、残りのコたちはどうなるの?当時はまだ「殺処分ゼロ」運動なんて無かったので、悪い想像しかできませんでした。
地域の情報誌?
「この猫もらって下さい」ってヤツ。画質の悪い白黒写真1枚見ただけで、ご近所に住んでいるであろう募集主さんのお家へ行くのはチョット。勇気ないです。
「野良猫」ではなく「保護猫」だった!
「保護猫」「里親」というキーワード
「猫 貰って下さい」、「猫 譲ります」などパソコン検索しましたが、古い記事が放置されたものばかりでなかなか良い情報が得られませんでした。そんな中、猫を飼い始めた人のブログを見つけて読んでいると、「保護猫の里親になった」という表現が!
犬猫の里親募集サイト
検索キーワードを「保護猫 里親」に変えたとたん、出てくる出てくる可愛い猫たちの記事。里親の条件まであって。完全室内飼い、避妊去勢手術、身分証明書提示、誓約書などなど。
「サザエさん家のタマ」の時代で止まっていた、私の猫に対するイメージがガラリと変わり勉強させられました。たくさんの記事の中から「母猫とはぐれてしまった仔猫」に一目惚れし、無事に譲って頂くことが出来ました。
猫が家に来てからのこと

ペットショップの猫と違い、つい先日まで野良の母猫に育てられていた仔猫。トイレは?ごはんは何を食べるの?仔猫の好みを知るために、たくさんの商品を試しました。
思っていたのと違った!

私の理想。私の膝の上に座り、ゴロゴロ喉を鳴らしながら眠る猫。現実は違った。
ドタドタドタ~!元気いっぱいに部屋中を走り回る猫。猫がこんなにも騒がしいなんて。マンションだったので、ご近所さんから苦情が来ないかヒヤヒヤ。慌てて防音用コルクマットを取り寄せ、家中に敷き詰めました。
やっぱり猫を迎えて良かった
無条件に可愛い
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じゅうたんで爪とぎされても、洋服が猫毛まみれになっても、テーブルの上に置いてた物を1個づつチョイチョイ落とされても。何をしても猫って可愛い。
我が家の女王様
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愛猫は典型的な「猫」。気まぐれでツンデレ。抱っこはダメ、ナデナデは少しだけOK、カメラ向けたら居なくなる。でも時々、気が向いたときだけ甘えに来てくれます。その「ツン」と「デレ」の割合が絶妙で、こちらはメロメロです。
そして現在
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家に来てから約9年。大人になり落ち着き、イタズラも減りましたが、相変わらずの女王様です。私たち人間家族はこの女王様に喜んでもらえるよう、日々お仕えしております。
まとめ
初めて「犬猫の里親募集サイト」の条件を読んだとき、戸惑いました。少し厳し過ぎない?でも保護ボランティアさんたちの活動を知るにつれ、納得できました。
現在は私の地域の動物愛護センターでも「犬のしつけ教室」や「犬猫の譲渡会」を催したりと、ずいぶん変わってきました。ボランティアさん主催の譲渡会も毎週末のように開催されています。
「買う」ではなく「飼う」ということ。私にとって、生体販売のペットショップは癒しの場ではなくなりました。