猫の虐待って?
近年、動物に対する虐待によって逮捕をされる、というニュースを見かけることもありますよね。猫を水路に蹴り落としたり、犬を蹴り上げたり...など、悲しい虐待が多く報道されています。
しかし実際に目の前でそのような行為を見たときに、「これって虐待なのかな?」、「通報したほうがいいのかな?」と、躊躇してしまうこともあると思います。
虐待の定義
ではそもそも、猫の虐待の定義ってどのようなものなのでしょうか。
猫を殺す、殴る蹴る行為などによって「傷つける(怪我をさせる)」、「餌を与えないことにより衰弱させる」、「酷使する」、「病気を放置する」、「故意に喧嘩をさせて怪我を負わせる」、「お世話をしない」など、猫にとって苦しい経験をさせるようなネグレクト行為が虐待と言えるでしょう。
このような行為はもちろん動物愛護法にひっかかり、立派な犯罪です。もし見かけることがあれば、そのままにせず、猫のためにも以下、次項目のような行動をしてあげてください。
近所やSNSで見かけたらどうするか
外を歩いているときや、ネット上で、「これって猫の虐待じゃないの?」と発見することがあっても、どのように自分が対処をすれば良いのか、わからないこともありますよね。
そのようなときに、自分ができる通報先や、行動方法について、ご紹介させていただきます。
犯人の自宅が特定できている場合
もし近所で飼い猫の虐待を見つけたときや、たまたま外で野良猫を虐待しているのを目撃した場合、もし「実行犯の自宅が分かっている」ときには、その虐待をしている人が住んでいる地域の保健所、または警察署に通報するようにしてください。
保健センターは「保健福祉事務所」、「保健福祉センター」、「健康福祉センター」、「福祉保健所」、「動物愛護センター」などの名称で、地域に設置されています。
これらの保健所や警察署に通報をすれば、職員や警察官が現場に行き、
- 飼育状況
- 飼育環境
などの確認をしてくれます。
目撃者が通報をすれば、きちんとした対応がとられ、もし飼育状況が悪ければ、改善の勧告や命令が行われます。
もし、虐待が確認された、その改善がされなければ、猫の引き離しや「罰金刑」もありますので、きちんと放置せずに行動を起こしてあげるようにしてください。
また、もし通報をしても、通報者の情報が相手に伝わることはありませんので、ご安心くださいね。
どこに住んでいる人かわからない場合
もしSNS上で猫の虐待を確認したときには、「虐待をしている人」、「虐待をしている人の自宅」は特定することができませんよね。
そのようなときには、サイバー警察に通報するようにしてください。
通報者が、詳しい情報がなくても、虐待の証拠があるだけでも通報をすることで、その猫は「救われます」。
行動を起こしてあげましょう。
通報に必要な情報について
もし猫の虐待を実際に見たり、ネットで見つけたときに必要な情報については
- 通報者の情報
- わかる範囲の虐待をしている人の情報
- 虐待をされている猫の情報
- 虐待の内容
- ネットなどの場合はその証拠となるURL
など上記が必要になります。
猫の虐待を見つけたときには、「どうしよう」となってしまうかもしれませんが、猫の気持ちを考えると、目撃者が行動をしなくてはいけないでしょう。
まとめ
猫の虐待は立派な「犯罪」です。もし、目撃をしたときには、そのまま放置せずに、保健所や警察署などに通報をするようにしてください。
猫の命が1つでも救われますように。