一人占めしたがる猫のアイテム
猫には「これは私のもの!」と誰にも譲れないような、大好きなアイテムがいくつかあります。
そこまで猫が必死に一人占めをしてしまうものとは、一体どのようなものがあるのでしょうか?いくつかご紹介させていただきます。
1. おもちゃ
猫は猫じゃらしやネズミゃ、ボールなどの体が動かすことができる「おもちゃ」が大好きです。
飼い主さんや他の猫がそのおもちゃを取り上げようものなら「だめ!」「これは私の!」と口にくわえて、どこかへ持って行ってしまうこともあるんですよ。
猫はおもちゃでただ遊んでいるのではなく、本能的に動くものを獲物だと思って狩猟をする練習をしていたりして体を動かしています。体を動かすことは、体内の消化を促したり、自分のストレス発散にもなるので、誰にも取り上げられることなく、遊んでいたいのでしょう。
2. またたび
猫にとって絶対的に譲れないものは「またたび」があげられ、こちらを渡してあげると、猫はハイテンションになって遊びだしたり、走り回ったりなどとても元気になります。
人間のお酒のようなものということがよく言われますが、あげすぎや若い猫にあげてしまうと、害を及ぼしてしまう可能性もありますから、きちんと年齢や量を考えて使用してあげるようにしてくださいね。
猫にまたたびを使えば「一人占め」したがること間違い無しです。
3. 寝床
猫は寝床を一人占めしたい傾向にあり、お気に入りの毛布やブランケットなどを片付けてしまうと、ストレスになってしまったり、寝不足になってしまうこともあるのです。
猫がいつも寝ている寝床は一人占めをしたい場所ですから、飼い主さんが勝手に寝床を「移動をさせる」「片付ける」「違うものを置く」などということをすると、不機嫌になってしまいますから、やめてあげるようにしてくださいね。
4. 高い場所
猫はキャットタワーや、本棚、衣装棚の上などの「高い場所」が大好きなので、一人占めをしたがります。
荷物を置かれたりしてしまうと不機嫌になってしまうんですよ。
なぜ猫が高い場所をお気に入りとしているかと言うと、猫は縄張り意識が強いので、高い場所から天敵が来ていないかなど見渡して「パトロール」をしているからです。
高い場所であれば、広範囲を見ることができ安全かどうかを確かめられるので、安心できる場所なんですね。
このように高い場所は一人占めしたい空間でもありますから、奪ってしまわないようにしてくださいね。
5. 暖かい場所
猫は寒さに弱い動物なので、室温が低くなってしまうことを苦手としています。ですから、暖かい場所は一人占めしたい場所の1つと言えるでしょう。
例えばこたつや電気カーペットと上、湯たんぽのそばなどは自分だけの場所で「譲りたくない」と思っているんですよ。
また、日中の太陽の当たる窓辺で日向ぼっこすることも大好きで、譲れない場所の1つです。
6. 紙袋などの狭い空間
猫は暗くて狭い空間が大好きです。紙袋や家具の下などの人間や他の動物に構われずに済む一人になれる「パーソナルスペース」を一人占めしたい傾向にあります。
猫にも時には一人になる時間が必要なときもありますので、しつこく追い回したり構ったりせずに、一人占めしたがるパーソナルスペースは、そのまま設置してあげるようにしてくださいね。
7. 飼い主さん
猫は「飼い主さん」のことを一人占めしたがります。飼い主さんの足や顔などにスリスリとしてくるのは、自分の放っているフェロモンのような匂いをつけて「これは私のもの」という主張をしているんですよ。
飼い主さんが他の猫を構うと拗ねてしまうのも、一人占めしたい証拠の1つです。
多頭飼いをしている場合などは呼びかけに無視するなど、猫が嫉妬してしまうことがないように、すべての猫に愛情を注いであげるようにしてくださいね。
まとめ
猫はまたたびやおもちゃなどお気に入りのものを一人占めしたがる傾向にあります。
また高い場所や暖かい場所、一人になることができるパーソナルスペースなども「自分だけのもの」と思っているので、片付けてしまったり移動させてしまわないように飼い主さんがしてあげてくださいね。