猫の爪とぎ被害にあう不幸なモノたち
猫の爪とぎ被害を一身に受けてしまう不幸なモノたちには、こんなモノがあります。
1. ソファー
家族の憩いの場、ソファーは、猫にとっても同じです。バリバリと爪とぎをして気分爽快、リラックスにもなる被害者なソファー、続出です。筆者宅のソファーも甚大な被害を受けていますが、もうどうにも止められないので諦めています。
あのどっしり感と爪のとぎ易さが、猫にとってはたまらない魅力なのでしょう。ソファーを買ったら猫の爪とぎにされてしまう事を、覚悟しておいた方が良いかもしれません。
2. カーペット
ちょうど良い爪の引っ掛かり具合のカーペットは、これまたちょうど良い爪とぎになります。カーペットで爪とぎをされると、糸があちこちから出て悲惨な状況に…
また、ジョイントマットも格好の爪とぎ対象になります。あはれ穴がボコボコに開いたマットから、悲痛な叫びが聞こえて来そうです。
3. 壁
壁も、かなり危険です。猫に壁で爪とぎされてボロボロになった!という飼い主さんは、数えきれないのではないでしょうか?
特に賃貸住宅の場合は、かなり困る事になると思います。猫にとっては壁が、大きな爪とぎに見えているらしいです。
4. 柱
剥き出しの柱に忍び寄る影…深夜2時に、バリバリと何かを研ぐような音が…「誰だ!」明かりをつけて見てみたら、そこにはバツの悪そうな顔をした猫がいましたとさ。こんな光景も、珍しくありません。
5. 室内あちこち
室内のあちこちに、爪とぎをしてくれちゃう猫もいます。襖や障子はもちろん、畳も床も、バ〜リバリ。猫は気分が良さそうですが、飼い主さんからしたら地獄の沙汰としか思えないでしょう。
6. カーテン
ヒラヒラのカーテンに爪かけて、一緒に揺れるわヒ〜ラヒラ♪こんな歌は存在しませんが、カーテンで爪を研いでくれる猫からすると、こんな心境なのかもしれません。優雅でいいですね〜!
猫の爪とぎ被害を防ぐには
爪とぎ被害に遭わないようにするには、どうすれば良いでしょうか?
お気に入りの爪とぎを用意する
猫が「この爪とぎがイイ!」と思えるようなお気に入り爪とぎを、用意してあげてください。一言で爪とぎと言っても、様々な素材の爪とぎがあります。猫によって好みが異なりますので、種類の違うモノを用意して、どれを使うか確認してみましょう。
爪とぎ場所を保護
良く爪をといでしまう場所を、保護シートや爪とぎシートで保護する方法です。大事な場所に猫の爪が及ばないよう、しっかりとガッチリと保護しましょう。きっと保護した場所から、守ってくれたお礼を言われるはずです。
常に猫の爪とぎの脅威に晒されている場所を守り抜けるのは、飼い主さんしかいません。防備を固めて、守り通してあげてください!
ご褒美を与える
爪とぎして欲しい場所で爪をといだらご褒美を与えてしつけるのも、一つの手段です。与えすぎにならないよう、カロリーには気をつけて美味しいおやつなどを与えてあげましょう。
ポイントは、何度も繰り返すこと。「ここで爪をとぐと良いことがあるニャ!」と猫が覚えるまで、行いましょう。
フェロモン製剤を使う
猫のフェロモンを再現した、フェロモン製剤を爪とぎする場所に使うと、28日後に爪とぎが96%減ったという話があります。少し根気がいりますが、試してみても良いですね!
爪切りする
猫の爪を切ることで、爪とぎはやめさせられませんが傷が付くのを減らすことはできます。猫の爪は放っておくと先端がシャキーンと尖ってかなり危険ですし、その分爪とぎの傷が付きやすくなります。伸びて来たら切ってあげると、安心です。
まとめ
飼い主さんが困る場所で爪とぎする猫と、しない猫に分かれるようです。運よく後者を飼った場合は良いですが、運悪く前者を迎えた場合、少し苦労するかもしれません。
でも爪とぎは猫にとって当たり前の行動なので、するなと言う方が難しいです。お互いストレスが溜まらないように色々と工夫ができると思いますので、やってみてください。