やってはいけない猫のしつけ方は?
叩くことと怒鳴ること
猫にしつけをするときに、間違った叱り方をしないようにしましょう。
猫を叱るときにやってはいけないのは、叩くことと怒鳴ることです。また、猫をケージなどに閉じ込める、物を投げて追い払うなどの行為もダメです。
こうすると猫に嫌われてしまいます。人間に恐怖心を持ってしまうようになるでしょう。
感情的になり怒りをぶつけても、猫が注意されていると思わず、危険な人と言う感情が生まれてしまい、信頼関係が崩れてしまいます。
名前を呼んで叱る
猫は自分の名前を理解しています。
ご飯のとき、甘えたいとき、遊んでもらうときに名前を呼ぶようにすると、「楽しいこと」があると理解しています。これもしつけの一つなのでしょう。
しかし、猫の名前を呼んで叱ると、名前を呼ばれることに強く抵抗するようになります。
名前を呼ばれると「怖いこと」があると思うと、猫が寄り付かなくなってしまうでしょう。
もし猫に対して感情的になりそうになったら?
1.猫の立場になって考えてみる
猫は賢い動物と言われるので、覚えてくれれば学習する能力があります。
もし猫が粗相をしたら、まず叱るのではなく、トイレに問題がないか、ストレスに感じていることがないかを考えて見てください。
また、危険な場所に行ってしまう猫を叱るのではなく、なぜそこに行こうとしたのかを考えて見てください。
猫が快適に過ごせない環境だと、これらの問題が起こりやすいと言えるでしょう。
猫がやってはいけないことをしたときは、感情的になる前に一度、猫の気持ちを考えて見ましょう。
2.叱る前に出来る事を考える
猫にしつけで理解してもらうよりは、される前にまえもって対策を行っておく方が、有効な手段になります。
猫にやってはいけないことを教えるのは、難しいことです。
猫の習性から行動するもので、しつけをしてもあまり意味がありません。人間のやり方に合わせて生活するのは、とても難しいと思われます。
特に、猫にやってはいけないことを教えるのは、幼少期にしておく必要があります。
成猫になってからでもできますが、根気が必要になります。
猫が粗相をする、家具などに爪とぎをする、危険な場所に登るなどの行動は、人間からするとやられたくないことですが、猫からすると当たり前の行動なのです。
猫に「ダメ」と何回言っても、同じことを繰り返してしまいます。
猫は、何がダメなのか理解できていないからです。
飼い主が、大きな声や低い声で試して見ても、見えない場所で同じことを繰り返しているでしょう。
猫を言い聞かせるよりは、されたくないことの対策をする方が簡単です。
食べ物を置かない、トイレを綺麗にする、扉を閉めておく、登らないように物を置く、爪とぎ防止シートを貼るなど、猫がやってしまう場所に対策をしていれば、叱る必要もなくなるでしょう。
3.猫のしつけ方を変える
人は感情的になると、猫にやってはいけないしつけ方をしてしまう可能性があります。
先ほども申しましたが、間違ったしつけ方をしても、距離ができてしまうだけです。
また、叱られてると理解せずに、構ってもらえると理解し、エスカレートしてしまう可能性もあります。
猫の目の前で叱ることは避け、猫の視界に入らないようにしつけをすることが大切です。
猫が触ると不快になる、触ると音が出ると言う風に、猫に「嫌なこと」と理解させるように仕向けます。
4.猫とスキンシップをとる
猫は結構、しぶとい性格な部分もあります。注意しても、めげずにしつこくやってしまいます。
こっちがいくら対策をしても、剥がしたり壊したりされてしまうこともあります。
そうなるとつい感情的になってしまうのですが、そこは堪えて対策を考えていきましょう。
猫がやってはいけないことをしてしまうのは、遊び足りていないことや、退屈になっているのかも知れません。
おもちゃを増やすとか、遊んであげる時間を増やす、スキンシップをたくさんとることで、なくなる場合もあります。
ただ、猫が悪いことをしているときに、遊び足りていないと思い、遊び出すと逆効果になります。こうすれば遊んでもらえると勘違いします。
ふだんから、猫とスキンシップを心がけていくようにするのが対策になると言えます。
まとめ
猫と人間の行動は違うことから、感情的になりやすいのです。
猫の習性から出るのは、間違いな行動ではないと言うことを理解しましょう。
猫からすると、人間の行動に不信感を持つのと同じことです。
習性の違いから、お互いが上手く生活できるように配慮していくのが正しいのではないでしょうか?
されたくないことはしっかり対策する、叱り方を間違えない、嫌われないしつけをする、スキンシップをとることなどに注意して、良い関係を保っていきたいですね。