猫の「アメリカン」といえば?陽気な4つの猫種について

猫の「アメリカン」といえば?陽気な4つの猫種について

猫の種類でアメリカンといえば、アメリカンショートヘアとアメリカンカール2つの猫種があげられます。また、あまり知られていない品種であるアメリカンボブテイルや、アメリカンワイヤーヘアなど、アメリカが原産とされる猫種は、どれも人気がある種類です。今回はアメリカ生まれの猫の品種「アメリカンショートヘア」「アメリカンカール」「アメリカンボブテイル」「アメリカンワイヤーヘア」をご紹介します。

1.猫のアメリカンといえば「アメリカンショートヘア」

アメリカンショートヘアの子猫

特徴

アメリカンショートヘアの特徴は、なんといっても美しい縞模様でしょう。縞が太めで、渦を描いたようにも見える部分があることもあり、独特の縞模様をしています。

毛色は代表的なシルバータビー(シルバーの地毛と黒の縞)のほか、ブラウンタビー、ブルータビーのほか、ブラック、ホワイトもおり、縞無しのほか、バイカラーや三毛などもいます。

アメリカンショートヘアの短毛は、寒い地域でも生きていけるように、密集しています。

また、頬から目尻に向かって入っているラインはクレオパトララインとも呼ばれ、アメリカンショートヘアなど縞模様を持つ猫の顔の特徴となっていて、かわいらしい表情を作っています。頬がふっくらとしていて、目は丸めのアーモンド型で、しっかりした骨格の顔つきをしています。

体型はセミコビーでがっしりとしていて手足は太め、体に丸みがあり、かわいらしさがありますが、筋肉質です。体重はメスで3.5kgから6.0kg、オスで4.0kgから7.0kgほどになります。

性格

アメリカンショートヘアの性格はなんといっても陽気なところと言えるでしょう。人懐っこく、他のペットや人に対しても友好的で、好奇心旺盛です。

遊ぶことも大好きで、ネズミやヘビ退治用として飼われていたという能力もあることから、ハンターの性格も持っています。そのためおもちゃにじゃれついたり、高い所に飛び上がったり、走り回ったりと活発に遊びます。

一方でアメリカンショートヘアは穏やかで、賢い面も持っているため、しつけもしやすく、飼いやすいと言われています。

歴史

アメリカンショートヘアは、イギリスの清教徒がアメリカに持ち込んだ猫が元とされています。当初はネズミや蛇退治のために連れてこられた猫でしたが、北アメリカの開拓移民たちの間でペットとして広まっていきました。

アメリカンショートヘアは1900年にCFAに登録されました。他のショートヘア種と混同されないために、ドメスティックショートヘアと名前を変えて登録されましたが、雑種と思われて人気が下がってしまいました。

その後、ペルシャとの交配が進められ、1960年代にアメリカンショートヘアとして登録され直すと、人気が再びあがり、とても好まれる猫種となりました。

2.アメリカンカール

3匹のアメリカンカール

特徴

アメリカンカールの一番の特徴は、耳の先の方が後ろ向きに反り返ってカールしていることです。生まれたばかりの頃は耳はカールしていませんが、生後数日から10日の間にカールしてきます。耳がカールするのは遺伝なのですが、全てのアメリカンカールがカールした耳を持つわけではなく、遺伝する確率は50%だということです。

アメリカンカールの耳のカールは、健康な猫の突然変異が固定したもので、奇形ではなく、疾患ではありません。また、耳のカールにはいくつか段階があり、少し反っている程度のものから、180度以上カールしているものもいて、個体差があります。

さらに尻尾が長く、短毛種でも尻尾はふさふさと立派で、体長と同じくらいの長さがあるところも特徴です。

さらに、アメリカンカールには短毛と長毛との2種類が認められている猫種です。毛色は、様々な交配がされたことから、あらゆるカラーのものがいます。また、アメリカンカールの被毛の状態が完成されるまでには、2年から3年ほどかかるとされています。

体型はセミフォーリンタイプで、スリムながら筋肉質な体をしており、大きさは小型から中型とされ、体重は3.0kgから5kgほどになります。

性格

アメリカンカールの性格は、明るく陽気で人懐こく、人見知りもほとんどしません。特に家族には深い愛情を持ち、飼い主さんの後をついて回るほどの猫もいます。また、成猫になっても子猫のような振る舞いをすることも多い為、猫のピーターパンとも呼ばれています。しかし普段はおとなしくしていることもできるため、しつけもしやすく飼いやすい猫です。

歴史

アメリカンカールの歴史は、カリフォルニアの夫婦のところに迷い込んで来た長毛の2匹の猫が始まりです。

迷い込んで来た猫たちは耳がカールしており、その猫を他の猫と交配させたところ、生まれた4匹の子猫のうち2匹の耳がカールしていたとのことで、耳のカールは遺伝性だとわかったということです。

アメリカンカールは1991年にCFAで公認されていて、比較的新しい種類です。その後、他の猫との交配によって、短毛のアメリカンカールも作り出されました。

アメリカンカールは土着の猫がもとになっていて、多様な遺伝子を持っているので、純血の猫種としてはとても頑丈で、健康なものが多いとされています。

3.アメリカンボブテイル

横向きで立っているアメリカンボブテイル

特徴

アメリカンボブテイルはその名の通り、短い尻尾が特徴的です。筋肉質でどっしりした体型で、毛質はごわごわしています。被毛の短いアメリカンボブテイルもいますし、毛の長いアメリカンボブテイルもいます。被毛の色は様々な色が認められていて、タビーやポイント等のカラーがいます。

性格

アメリカンボブテイルはおっとりして、まるで犬のような性格の猫だと言われています。筋肉質な体系とは裏腹に、取っても人懐っこく、セラピー猫として活躍している猫もいるそうですよ。もちろん遊ぶのも大好きで中にはリードを付けてお散歩する子もいるそうです。おっとりしている性格なので、小さな子どもとでも仲良く遊んでくれるような印象の猫です。

4.アメリカンワイヤーヘア

American Wirehair

特徴

アメリカンの猫、アメリカンワイヤーヘアをご存知ですか?縮れた毛が特徴的な猫で日本ではあまり知られていない猫です。見た目はアメリカンショートヘアのように丸顔で縞があります。だけど、ごわごわの毛触りが取っても特徴的です。

性格

アメリカンワイヤーヘアの性格は、前りかんショートヘアのように活発で明るい性格です。アメリカンワイヤーヘアも遊ぶのが大好きな猫ですのでもしどこかで見かけたらたくさん遊んであげると喜ぶでしょう。

歴史

アメリカンワイヤーヘアの第一号はニューヨークのアダムという猫といわれています。アダムはアメリカンショートヘアでしたが突然変異でこのような縮れた毛になったようです。品種としては1978年に血統書団体であるCFAで認められました。その後多くの団体に猫の品種として認められました。

アメリカンな猫の首輪でおしゃれに!

国旗の上に寝そべる猫

アメリカンが名前につく猫には、アメリカンなデザインの首輪をつけてみてはどうでしょうか。猫の毛色に、赤や青、白の首輪は目立ちますし、なんだか猫もいつもよりかわいく見えますよ。

ネクタイ首輪 星条旗柄

ネクタイ首輪
540円(税込)

首輪にネクタイがついたデザインがおしゃれな、鈴付きの犬猫用首輪です。まるでネクタイをちゃんと締めているようですが、首輪タイプなので簡単に取り付けられます。

つけたままでは動きにくいので、普段使いではなく、撮影やちょっとした記念などの時に、アメリカの国旗柄のネクタイ首輪をつけてみてはどうでしょうか。

ねこちゃんバンダナ首輪

ねこちゃんバンダナ首輪
861円(税込)

アメリカ国旗を思わせる星柄の、紺と白の猫用バンダナです。

首輪タイプですが、三角形の部分でバンダナを巻いているように見えます。留め具部分のゴムが伸びて、何かに引っ掛けても首が抜けやすい、安心の仕様となっています。

まとめ

草むらにいるマーブル柄のアメリカンカール

アメリカンショートヘアやアメリカンカールは、性格が陽気で明るく、人に懐きやすく、飼いやすい猫だとされています。

それぞれに異なるルーツがありますが、どちらも日本で人気となっている猫の種類です。

アメリカンショートヘアやアメリカンカールは、ペットショップだけでなく、ブリーダーさんから譲り受けたり、迷い猫や保護猫の里親になったりすることでも飼うことができます。

また、飼い猫には、アメリカンな柄の首輪やバンダナをつけてみると、いっそうかわいく見えますよ。ちょっと猫の写真を撮る時などのおしゃれ用に、アメリカ国旗柄の首輪も試してみてくださいね。

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