猫を保護したら気をつけなくてはいけないこと
怪我をしていたり路頭に迷っている猫を見つけると保護をして、そのまま自宅にお迎えしてあげることもありますよね。そんなときに、保護猫のために気をつけなくてはいけないことが、いくつかあります。
1. 動物病院へ連れて行く
迷っている猫や怪我をしている猫を保護したらすぐに「体のケア」をするためにも、動物病院へ連れて行くことが大切です。動物病院では血液検査などをして病気になっていないか、栄養失調になっていないかなどを検査してもらいましょう。
また「感染症の検査」や「予防接種」を受けておくことがおすすめです。飼い主や自宅にいる飼い猫、そして保護猫のためを思うと、きちんとワクチン接種は受けさせておきましょう。
2. 飼い猫とは隔離する
保護猫をお迎えしたときにはまず、自宅にいる飼い猫とは必ず隔離するようにしてください。もし保護猫が感染症になってしまっていると自宅の猫にうつしてしまう危険があるからです。
また飼い猫にとって新しい猫が来る、ことは恐怖心やストレスを与えてしまうこともあります。まずは隔離をして、時間をかけてご対面をさせてあげるようにしてください。
3. 飼い猫ではないか確認する
野良猫を保護してからすぐに飼うのではなく、必ず「他に飼い主さんがいないか」ということを確認することが大切です。具体的には保健所や警察署、近くの動物病院などに問い合わせて「迷い猫」がでていないか確認をしましょう。
また猫にマイクロチップが埋め込まれていないかも、動物病院で見てもらようようにしましょう。
4. 寝床を作ってあげる
保護猫をお迎えしたときには安心して眠れるような場所を作ってあげましょう。キャットハウスなどのパーソナルスペースがあれば、警戒心のある猫も落ち着いて眠ることができるでしょう。猫の過ごす部屋は寒くならないように、エアコンなどで温度調整もしてあげてくださいね。
5. コミュニケーションをとる
保護猫をお迎えしたときには飼い主さんが猫の「心のケア」をしてあげることが大切です。事故に遭ったことにより怖がりやさんになっていたり、今の家で飼われる前のことがトラウマになっていて、人間不信になっていることもあるかと思います。
そんなときには飼い主さんがブラッシングをしたり、たくさん話しかけてあげながら、優しく撫でてあげるようにしてください。
6. 食事やトイレを準備する
猫の過ごす環境では、食事場所を作ったりトイレの位置を決めて教えるなどをする必要があります。猫のトイレはまたたびやおやつを使えばしつけることができるようになりますので、ゆっくりと繰り返し教えてあげてください。
また、食事は猫の年齢に合ったものを選んであげるようにしてくださいね。
まとめ
保護猫をお迎えしたときにはまず、感染症や病気になっていないか健康かどうかをチェックするために「動物病院に連れて行く」ことが最も大切です。できればそのときにワクチン接種もしておきましょう。
そして自宅に迎え入れるときには、感染症になってしまわないようにするために、先住猫と隔離をすることや、本当に飼い主さんがいないかなどを警察署や保健所などに問い合わせて、確認をするようにしてください。
無事に済めば寝床を作ってトイレや餌場を準備し、猫が安心して過ごせる環境作りをはじめてあげてくださいね。猫とコミュニケーションをとり、少しずつ信頼関係を築けるようにしてみてください。