1 ケージを使うかどうかの判断
留守中にケージを使うかの判断は、環境や年齢、性格などで考えるべきでしょう。
留守中、部屋の中をウロウロさせると危ない子猫や、ケンカの多い猫同士など、猫の個体によってケージが必要な場合があります。ケージを使用するのは、自由を奪うことにもなりますが、そのぶん安全と安心に繋がるのです。
また子猫の場合、ケージの種類に気をつけないと隙間に挟まるなどして大変危険になります。
2 室内の温度は大丈夫?
夏や冬で温度の調節をしないといけません。留守番させている間は、猫が快適でいられる温度を保ってあげるようにしてください。
夏場、室内の温度は28℃が目安になります。エアコンを付けるときにタイマー設定するか、除湿やドライにしておくと良いでしょう。また、猛暑日のカーテンは室内の温度も上がるので閉めておく方が安全です。
冬場は、寒くないように毛布などを用意して湯たんぽなどを毛布や布団の中にいれてあげましょう。
3 猫が移動できる範囲の確認
留守番をさせるときに、部屋の扉をどうするのか?なのですが、開けておいた方が移動できるスペースができる場合もあります。暑いと涼しい場所に移動できる、災害などで危険を感じたら避難できるなどを考えると必要なのでしょう。
しかし、猫が入ると危険な場所がある場合は、立入禁止区域に猫を入れないようにしておきましょう。また、扉を開けておくときは、猫が挟まれたりしないようにストッパーなどを使用しましょう。
4 ご飯とお水の用意はOK?
猫を留守番させる時間によりますが、ご飯の時間をどうするか?です。帰宅してからご飯をあげるのであれば、行く前に少し多めにあげておいても良いと思います。
一日空けるのであれば、給餌器を用意しておきましょう。ドライフードになりますが、タイマー設定をすれば自動で出てくるので安心です。
次にお水ですが、留守中にお水が飲めるようにたくさん用意してあげてください。器を大きくするよりも、何個かに分けて設置しておく方が、こぼしてしまっても安全です。また、長時間の留守では、給水器を用意しておくと良いでしょう。
暑い日は水が腐りやすくなるので、自動給水器を使うなどして、いつでも綺麗で、新鮮な水を飲めるようにしてあげましょう。
5 トイレの予備はあるか?
留守番で心配になるのがトイレですよね。猫は綺麗好きなので、特に心配になります。トイレが汚いと粗相する可能性もでてきます。
留守番させる前に、トイレの掃除、砂の補充をします。長時間家を空けるときは、トイレの予備を置くようにしましょう。多頭飼いの家は、特に数に注意してあげるようにしてください。
6 電化製品のスイッチをオフ
留守中に、火事や感電などの事故が起こらないように、電化製品の電源は切りましょう。猫がコンセントなどのコードで遊んだり、噛んだりするととても危険です。また寒くて可哀想ですが、暖房器具の電源もちゃんと切ってくださいね。
7 猫が触るかもしれない物は隠す
留守の間、猫が退屈になったり寂しさだったりから、家の中の物に手を出しやすくなります。口に入れると危険な物、壊れやすい物、興味を示す物などを片付けておくか、隠すなどして、手の届かないようにしておきましょう。私は家を空けるときは、リモコンを出しておかないようにしています。
8 戸締まりしましたか?
玄関の鍵はもちろんですが、窓や扉が開いていないか確認しましょう。ベランダやお風呂場の窓など、うっかり閉め忘れていると、猫が逃げたり事故になったりする可能性あるので注意しましょう。
9 猫の退屈しのぎのおもちゃ
留守番させるときは、おもちゃを用意してあげるのも良いでしょう。しかし何があるかわからない危険性も高いので、小さいもの、ゴムや紐類、壊れやすいものは避けてください。
10 留守中に地震がきたら?
突然の災害は、どんなときに起こるかわからないものです。もしも地震が来たら?と考えたときに、物が倒れて猫が挟まれたり、下敷きになったりしてしまう危険性もあります。高い棚などがある家は、倒れないよう対策しておきましょう。
11猫の体調を確認しよう
私は家を出る前に、必ず猫の顔を確認します。みんなちゃんといるか、体調に変化はないかを確認します。
留守番をさせるのは、飼い主にとっても不安なことが多いと思います。家を空ける前に、猫の体調が気になると、不安なまま出掛けられませんよね。
猫に「行ってくるね」と一言添えて、できるだけ早く帰ってあげるようにしましょう。
まとめ
猫にお留守番をさせるのは、飼い主の誰しもが経験することでしょう。飼い主がいる生活に慣れてしまった猫は、一人の時間は寂しく、また不安に思うものです。
猫も飼い主を待つ間、何事もなく時間が過ぎるのを願います。飼い主も同じ気持ちで留守番をさせると思いますが、出かける前は完璧な環境にしてから家を出るようにしましょう。