猫にマッサージをする時の心得
マッサージをすることは、心も体も安らぎ、リフレッシュもできるので、日頃から取り入れてみると良いと思います。猫にとってもマッサージは効果がありますが、猫が満足してもらえるマッサージを心がけていきましょう。
1.気持ち良くなければ意味がない
マッサージをしてあげても、猫にとって「気持ち良い」と思ってもらわないと意味がありません。猫が気持ち良さそうにしてくれることが大切です。「またやってもらいたい」と思ってくれるようなマッサージを心がけましょう。
猫が喜ぶ場所はそれぞれ違うので、リラックスする所にしてあげるようにしましょう。
2.嫌がる猫に無理にしない
体を触られ慣れてない猫や、長い時間触られると嫌がる猫もいます。いつでも猫がマッサージを受け入れてくれるとは限りません。
マッサージを始めようとして逃げたり、嫌がったりしたときは無理にしないようにしましょう。猫の気分や体調も考えて行うのが大切です。
3.信頼と安心を与える
人に体を触られるのは、抵抗がある人もいるでしょう。猫も同じく、知らない人には触られたくない、好きな人にしか急所は見せないと強く思っているようです。
マッサージをする上で大切なのは、信頼と安心を与えることです。猫が安心して任せられるように、上手にマッサージをしてあげましょう。
4.優しく丁寧にする
マッサージをするときは、力よりもポイントを押さえることです。我々がするマッサージには、力を入れて行う方法もありますが、猫にはNGです。
人間と体の作りも違いますし、デリケートな部分がたくさんあります。猫のマッサージは、ゆっくり優しく、力をいれないのが大切です。
猫のマッサージ方法
1.猫が喜ぶ所から始める
猫の体のそれぞれにポイントがあり、撫でたりツボを押したり、つまんだりしてあげると効果があるそうです。猫が触られて喜ぶ場所は、顎、喉、ほほ、ひたい周辺です。
まずマッサージをし始めるときに、気持ち良い場所から始めて、少しずつ範囲を広げていくようにすると良いでしょう。間違っても、急所のお腹や足から始めるのは、受け入れてくれなくなります。
2.顔をマッサージ
猫は顔を触られると、気持ち良さそうにしてくれるので、マッサージしやすいと思います。鼻の穴の横の窪み、目の周り、頬周り、口周りを、親指で優しく円を描くようにマッサージしてあげましょう。
耳の先端も指で優しくつまんで、マッサージしてあげると気持ち良いでしょう。ヒゲ周辺を触るときは、ヒゲをきつく引っ張らずに、頬に向かって優しく撫でてあげてください。
3.首から背中にかけて
猫は猫背と言われているように、肩や首にも疲れが溜まっているようです。首を上に摘むようにしたり、少し強めに指を使って引っ掻くように撫でたりしてあげると良いでしょう。
肩は、凝りを解すように親指で押さえるか、人差し指と中指を使って解してあげてください。背中も毛並みに沿って尻尾の付け根まで、ピンポイントで押さえてあげるようにすると良いでしょう。
4.肉球をマッサージ
猫の肉球は皮膚の一部です。肉球には、ツボが結構集まる場所だそうです。手や足の肉球を親指と人差し指を使って、優しく解してあげましょう。猫の肉球の皮膚は柔らかく繊細ですので慎重に優しく触ってあげるようにしてくださいね。
肉球を触られると嫌がることがあるので、嫌がるようなそぶりをみせたら止めるようにしましょう。また、嫌がる時はどこかに傷がある可能性もありますので異変があればすぐ獣医さんに相談するようにしましょう。
5.猫が好む技を使う
マッサージをする上で力加減も大事ですが、手の動かし方も大切な技です。撫でるだけでも効果はあると思いますが、少しの手の動かし方で、猫がリラックスして眠りにつきやすくなります。
円を描く、皮膚を優しくつまむ、指圧する、など、用途によって使い分けます。猫が気に入るマッサージをするのは難しいと思うときは、喜んでくれる技を使って見るといいかもしれませんね。
まとめ
猫がリラックスできるマッサージについて紹介しました。マッサージとなると、信頼関係がないと難しいと考えてしまいます。
人間に触られるのが苦手な猫の場合は、手を動かさないで猫の体に手をあてて、体温を覚えさせます。猫が人間の手に慣れてきたら、動かしてみると良いと思います。
猫がなかなか寝付けないときに、マッサージをしてあげるとリラックス効果もあり、良いのです。猫が喜ぶ場所を念入りに触ってあげると良いでしょう。
マッサージをするときは、どの手法にしても優しくゆっくり丁寧に触ることと、気持ちを伝えるようにして触ることが大切でしょう。